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2014年9月24日水曜日

カセットテープが要らないレコーダー?

まず、見た目が、超グッドだ。
誰が見たって、カセットテープレコーダーと見紛う ICレコーダーだ。
窓の部分の液晶ディスプレイに時間表示と二つの小円にスター型の影、つまりリールハブの積もりだ。ただそれだけで、誰でも?往時のウォークマンを連想してしまう。
出所が、ソニーでは無く、パナソニックって言うのが唯一笑えるところだ。

パナソニック RR-SR30


正真正銘の ICレコーダー。パナソニックの "RR-SR30" だ。
操作ボタンの配置も往時のモノにソックリだが、音量調節が丸型ツマミで無いのが惜しい。また、録再時には、リールハブが回転する様に見えて面白い。大きめのパネル文字も漢字カナ、現世のカセットテープ世代を意識しているのかもしれない?

音声録音だけでなく、テレビやラジオなどから、ケーブル接続で録音も出来るようだ。これを「ダビング」と説明しているが、ワタシ的には「エアーチェック」って言って欲しいなぁ〜。

内蔵メモリは 8GB、早聞きや遅聞きの他に繰り返し聞きもあり、 ICレコーダー本来の機能をキッチリ備えている。ただし、MP3の様なデジタル入力は出来ないようだ。

また、この手のレコーダーは、録音したデータのファイル名が、「日付・時刻」の並びで自動的に付けられる。しかも、内蔵メモリだから、取り出してリネームも出来ず、後日、目的のファイルを探すのにひと苦労するのが泣き所かも?

まぁ〜しょせんは ICレコーダーだが、カセットテープレコーダーぽい、遊び心が感じられるフォルムに、花丸を上げたい気分だ。



蛇足として付け足すが、
ここまで往時のスタイルに拘るなら、注文もありだ。
AFフィルターで高域をON/OFFし、「Normal」と 「Fe-Cr」を演出したり、録音時は、「録音」と「再生」ボタンの同時押しと「ガチャ音」。更に、早送りの「キュルキュル音」、ワカメテープの「ワオワオ音」、時たま混入するノイズの「ガリガリ音」などなど、いわゆる、ギミックなエンハンス・モードも追加されたら、エアーチェックに明け暮れた輩には大受けだな。

2014年9月4日木曜日

CQ ham radio 九月号の付録「アマチュア無線名機100選」は興味深い、

今年もハムフェアへ参加して、同時代を懐かしく語り合える仲間と楽しい一時を過ごした。
二日間の講習会で四アマの免許を貰うと、直ぐに50Wとか100Wのトランシーバーを買って、「こちらのコール・・・」なんて方々とは、まず、意気投合は出来そうに無い。
CQ ham radioの九月号の出版日は、毎年、ハムフェアの前日以前と内規?があるらしいが、今年も余裕で発売された。

CQ ham radio九月号と付録「アマチュア無線名機100選


ハムフェアの準備で忙しく積んであった九月号にやっと手が出た。本誌より先に、付録の「アマチュア無線名機100選」をパラパラと拾い読みした。

半世紀前から今日に至る、各メーカの思い出深いアマチュア無線機が掲載されている。
誰しも、開局した頃の無線機を探すだろう。私が開局当時に使った無線機が辛うじて数台掲載されていた。これより先になると専ら自作するしか手が無く、希にメーカー製もあるにはあったが、非常に高額で手が出なかった。

メージャーな各社と言うことで、
アイコム・アルインコ・JVCケンウッド・八重洲無線は、それぞれページがあるが、アルインコは、トリプルAではないのか? その他、Uniden, National, JRC, Star, Standard, NEC, Nissin, Beltek, Fukuyama, など一時期に華々しく登場し、ヒッソリと消えていったが、今でも記憶に鮮烈なモデルもある。

こうして約五十年の各社の変遷を見ると、 技術の進歩には目を見張るモノがあり、無線機の性能向上は驚くばかりだ。使い勝手も良くなるとは思ったが、この春に買ったケンウッドの TS-990Sは、正直言って、この歳の我が身には手に余るほどで、猫に小判と揶揄されても致し方無さそうだ。

最後に、編集部の面々は、CQ誌の読者の年齢層をどのあたりと推定しているのか?ハムフェアの来場者を思い返せば歴然だが? 文字は小さく、下地にマス目の罫線を引いたり網掛けしたりで、眼鏡があっても読み難いこと甚だしい。
記事内容が素晴らしくても、読み難くては何にもならないゾっ・・・