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2015年4月24日金曜日

巣鴨の地に馴染んだCQ出版社が移転

CQ出版社が移転することになった。
CQ ham radioと言うアマチュア無線に関わる月刊誌の発行では、一目置かれる存在だ。
長年、日本アマチュア無線連盟と隣り合わせるように巣鴨の地にあり、JAIAやTSSなど関連の団体にも近く、アマチュア無線家にはメッカ的な存在だった。
しかし、日本アマチュア無線連盟が数年前に、大塚に移転したが、続くようにCQ出版社も此処を去ることが決まった。

仕事面や、私事で、何十年も足繁く通ったところであり残念だ。お相手頂いた方々も、自分とほぼ似たような時期に定年退職、それに続く方々も次々と社を去られて、今となっては疎遠の会社になった。

移転の話しに、お世話になった建物だけでも、今一度見ておこうと巣鴨へ出掛けた。
JR巣鴨駅から徒歩五分程のところ、見上げる視線の先には、狭い屋上に、これでもかっと言うほどのアマチュア無線用のアンテナが林立?していた。

ドアを押して入ると狭いながら主な出版物がガラス張りの書架に整然と並んでいる。奥に進むとオフィスフロアに行くエレベータがあるが、流石に遠慮してUターン。

振り返り改めて見上げるアンテナも見納めかと思うと、何とも感慨無量だった。今度来る時は、駅前の大通りの向こう側、文京区千石、駅から徒歩十分位の大きなビルに移転して居ることだろう。
新居での業務開始は、連休明けの5月7日からだと聞いている。

2015年4月13日月曜日

TS-590 シリーズ用アプリケーションのダウンロード情報が発表された、

ケンウッドから、2015年4月13日付けで、TS-590 シリーズ用アプリケーションのダウンロード情報が発表された。詳細は、このURLをクリックすると読める。


KENWOOD Radio Control Program ARCP-590 Version 2.01

●TS-590S/D/Vをコントロールする専用のアプリケーションである。
●このソフトウェアはPC上でTS-590S/D/Vを操作することができる。
●このソフトウェアからTS-590S/D/Vのメモリー、メニュー、オート・モード周波数などの情報をPCで編集、保存したり、さらにTS-590S/D/Vに書き込んだりすることができる。
●このソフトウェアはKENWOOD NETWORK COMMAND SYSTEMを利用してTS-590S/D/Vを遠隔操作することができる。
●ARCP-590は、TS-590S/D/V専用である。

2015年4月5日日曜日

1200メガFMトランシーバー TH-59をゲット

ひょんなことで、二十年も前のアマチュア無線用のトランシーバーを二台も譲って貰った。
いずれも、ケンウッド製のUVHF帶のトランシーバーだ。

自分もそうだが、前オーナーも、アマチュア無線の免許を所持し、この歳まで、趣味としてのアマチュア無線を楽しんで来た。

彼が言うには、思うところがあり、自分の部屋の整理を始めた、敢えて言えば、身辺整理だと吐露している。我が身にも覚えがあるが、減る物がある一方で新たに増える物があり、なかなか踏ん切りが付かない。

今回も、「要るか?」のメールに、よく考えもせず、反射的に「要る」と即答してしまった。

上が 1200メガFMトランシーバー TH-59、下が 144/430メガFMトランシーバー TH-79

これらのトランシーバーが製品化された頃は、日本のアマチュア無線が一番アクティブだった、九十年代半ばである。無線機を製造する企業も、ドンドン新製品を発表するし、それを購入してアマチュア無線を楽しむ人々も相当数に及んだ。

製品化技術も円熟の時で、素晴らしい製品が多く誕生している。

今回譲り受けた二台だが、ケンウッドのシステムコンポでは有名になったアローラのデザイン・コンセプトを踏襲していて、他社のそれとは一線を画す格好良さがあった。

144/430メガFMトランシーバー TH-79は、
既にマーケットが確立していて、それなりに売れたはずだ。
一方、1200メガFMトランシーバー TH-59は、
直進性の顕著な極超短波の波長を用いるので、高層ビルの林立する都市部では、電波が乱反射して相手に届き難い状況にあり、ハッキリ言って、使い難いと言うか?人気が無かった。

この頃、自分はケンウッドの1200メガFMトランシーバー TR-50を持っていたが、一生懸命努力しても、なかなか相手をしてくれるアマチュア局と巡り会えず、ただただ虚しく時間が過ぎていくことが多かった。

しかし、アマチュア無線は、自分の発射した電波が相手に届いても届かなくても、やって居ること自体が楽しいと言う、趣味としての醍醐味もあり、必ずしも悲観的では無かった。

だが、明けても暮れても、相手無しでは、流石に気落ちして止めてしまうことになる。
前オーナーも、未使用と言ってはいたが、恐らく一度も交信に至らず、早めに諦めた結果が、いま目の前にある実機だと思われる。

では、それから二十年を経た今はどうなのか?

自分は、これとは別に、ケンウッド製の HFから1200メガまでカバーするオールバンドのトランシーバー TS-2000SXを使用中なので1200メガの現状を知っている。

結論から言えば、
二十年前と変わり無いか?あるいはそれ以下とも言うべきか? コンテスト以外でシンプレックスの交信には巡り会えない、正に、閑古鳥が鳴く状況だ。
それ故、このバンドで、アマチュア無線は、二次業務に格下げになってしまう状況に甘んじなければならない。

それでも、今回入手の TH-59で、何とかシンプレックスでの交信を実現すべく、無線設備の追加申請の準備を始めた。

ただし、2007年施行のスプリアス規制の対象機種なので、2017年までしか申請が受理されず、私の現行の無線局免許状では、2019年までしか使えないことが予め分かっている。

期限付きだが、片手にこれを持ち、150km先との交信達成を目指して頑張る。

その達成には、都心の高層ビルの上階からとか、行ければ、郊外の山から電波を出してみる積もりだが、己の体が、それに付いて行けるのか?こちらの方が心配だ。