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2014年10月26日日曜日

ケンウッド、TS-590 を生産完了商品として告知

2010年10月に発売された TS-590 シリーズだが、今月二日に後継機となる HF/50MHz帯のトランシーバー TS-590 Gシリーズが発表になり生産終了となる。

丸四年の時の経過の途中で、ユーザーから寄せられた要望や苦言などの多くが、次モデルに生かされたようだ。

間も無く、TS-590 Gシリーズが発売されることになり、遂に「生産完了商品」として、HPで告知された。

ケンウッドのサービスサポート情報によると、以下の様なアップデートも用意されるようで、マダマダ引退など考えようも無いだろう。

TS-590SG/DG/VG で追加・改善された機能の一部は、現在TS-590S/D/Vをお持ちのお客様にも「TS-590S/D/V Ver.2アップデート」として、フリーダウンロードにて提供させていただきます。これまでのアップデートと同様に、当社Webサイトからファームウェア アップデートプログラムをダウンロードし、お客様ご自身でアップデートしていただくことが可能です。
また、TS-590S/D/V本体のアップデートに同期してARCP-590、ARHP-590もアップデートされます。これらのアプリケーションをご利用の方は合わせてアップデートをお願いします。
TS-590S/D/V ファームウェア、およびARCP-590、ARHP-590のVer.2アップデートは、当社Webサイトにて2015年1月末に公開予定です。

余談だが、
オールモード・トランシーバーの生産完了品を四半世紀ほど遡ってリストアップしてみた。
買って使ったモデル、買えなかったモデルなど、それぞれに往時が思い起こされ、長い時間の経過を改めて実感した。

2010年モデル
HF/50MHzオールモードトランシーバー TS-590S/TS-590D/TS-590V

2006年モデル
HF/50/144/430MHz帯オールモード・マルチバンダー TS-2000S (60周年モデル)

1998年モデル
1.9~50MHz帯オールモードマルチバンダー TS-570SG/TS-570MG/TS-570VG

1995年モデル
高級HFトランシーバー TS-870S

1992年モデル
最高級HFトランシーバー TS-950SDX

1988年モデル
144/430/1200MHz帯オールモード・トライバンダー TS-790S/TS-790V

2014年10月24日金曜日

ケンウッド、TS-480 シリーズ用アプリケーションのアップデート

ケンウッドから、2014年10月24日付けで、TS-480 シリーズ用アプリケーションのダウンロード情報が発表された。
詳細は、このURLをクリックすると読める。


ケンウッド、TS-590 シリーズ用アプリケーションのアップデート

ケンウッドから、2014年10月24日付けで、TS-590 シリーズ用アプリケーションのダウンロード情報が発表された。
詳細は、このURLをクリックすると読める。


ケンウッド、TS-590 Gシリーズ用アプリケーションが発表された、

ケンウッドから、2014年10月24日付けで、TS-590 Gシリーズ用アプリケーションのダウンロード情報が発表された。詳細は、このURLをクリックすると読める。


2014年10月19日日曜日

ワールドボーイ RF-858 と、久しぶりにご対面、

ワールドボーイ RF-858は、BCL(Broadcasting Listening)がブームになる前の時代にナショナルから発売された FM/AMとSW(短波)が聴けるラジオだった。
ヒマに任せて書棚を整理していて、偶然にも、それの取扱説明書が出て来て往時を懐かしく思い出した。後日、実物も押し入れの奥から探し出した。
このワールドボーイ RF-858だが、ネットでお他人様がどの様な評価とか、思い入れを持って居られるのか?斜め読みさせて頂いた。それぞれに、このラジオに託した思いが綴られていて、共感する部分もあり、思いを新たにした。

ナショナル ワールドボーイ RF-858 (私物)

当時は未知の世界だった?短波放送を聴きたくて、いわゆるオールウェーブ・ラジオに憧れていた。秋葉原で貰って来たナショナルとソニーのカタログを眺めつつ思案していたが、その結論として、ナショナルのワールドボーイ RF-858 を買うことにした。

FM/AM/SWの三バンドが聴けるラジオとしては、他社とほぼ横並びだったが、当時のナショナルのラジオのなかではマニア向け?でデザイン的に、かなり凝った作りが決めてだったのかもしれない?
夏のある日、秋葉原の家電量販店で、このワールドボーイ RF-858 を買ったが、積年の思いが結実し正に至福の時だった。

今回、見つかった取扱説明書に保証書が挟まっていた。それによると、1970年(昭和45年)8月29日と店の日付印が押印してあり、新発売の告知から数ヶ月後であった。

余談だが、
ホームページやブログに於いて、RF-858 の発売年を「1968年」としたものが散見され、思わず苦笑した。ネットで良くある「孫引き」である。
つまり、参考にした記述の真偽を確かめず、そのまま引用したため、間違いが、そのまま次々と引用され、「1968年」に発売が定説化されたが、それは間違いだ。正しくは「1970年」夏前の発売である。

RF-858本体と取扱説明書、保証書、POPタグ
ナショナルのワールドボーイ RF-858 のカタログでは、「GX」なんてネーミングで大々的な宣伝もしていて人気の機種だった。今から思えばかなり大きめサイズだが、当時としては、ごくごく普通だった。

デザインは、選局のメインダイヤルが大きめのツマミである以外は、スライド式の音量調節のVOLUME や TONE調節と BAND切替、それに四連のトグルSWによる POWERをはじめ INDICATOR、LOUDNESS、AM/FM切替が列び、それら全てが上部に配置されたスタイルは、当時としては斬新だった。

小型のメータがフロントにあり、このメータはスイッチにより VUと TUNEそして BATTERYチエック に切り替えができて、何となくマニアックな仕上がり。

回路的には、ICが一個、FETが一個、トランジスターが八個使われ、AC100Vと単2電池三個で動作したが、ICとか FETなどと敢えて明示するところに時代を感じさせる。

受信周波数は
中波:525kc〜1,605kc
短波:3.9Mc〜12Mc
FM:76Mc〜90Mc

買ってまもなく、ヨーロッパの小国で暫く暮らすことになり、このラジオを携えて渡欧した。
逗留したマンションの窓辺から毎晩必死になって NHK の国際放送 Radio Japan の受信を試みた。しかし、現地のラジオ放送の混信もあったが、東西冷戦の真っ只中で、当時のソ連邦から強力なパワーで発せられる Radio Moscow や東欧諸国からのジャミング(妨害電波)に邪魔され一度も聴けなかった。

それで Radio Japan は諦め、隣国ルクセンブルグから中波で放送していた Radio Luxembourg を毎晩聴いた。
今で言うところのユーロビートのヒット曲を延々と深夜まで放送していて、MCの語り口調がとてもユニークで面白く、フランス語?の分からない自分にも雰囲気だけは楽しめ退屈凌ぎにはなった。
ニュースは専らイギリスのBBCにチューニングしていたが、早口の英語にはお手上げ状態で、何のニュースか位しか分からなかった。

しかし、今の様に携帯やネットなどが無い時代、日本から届く新聞やエアメールなどは、早くても一週間は掛かっていたことを思えば、唯一の情報源だった。
今にして思えば、電気通信の時代は遠い昔のことになり、情報通信の時代の真っ只中、知りたい情報が何時でも何処でも手に入り、ラジオの使命は限定的になりつつあるようだ。

2014年10月6日月曜日

ケンウッドの TS-590 Gシリーズのカタログだが、

ケンウッドの新製品 HF/50MHz帯トランシーバー TS-590 Gシリーズだが、現行の TS-590 の後継機として、基本性能と機能をブラッシュアップしている。
TS-590 Gシリーズのカタログ
さらに、フラッグシップ・モデルの TS-990 で開発された技術の採用で、送受信の基本性能を大幅に向上させ、より快適に使えることを目指したニューアルモデルとして登場するようだ。

TS-590 Gシリーズの主な特長だが、

● 高いパフォーマンスを誇る受信性能と、優れた近接ダイナミックレンジ特性の実現
● 独自のDSPアルゴリズムによるIF AGC技術を採用
● 受信したモールス符号を表示できるモールス符号デコーダー機能
● クイック設定ができる新スプリットファンクション機能
● その他の基本性能と機能

外観には全く手を付けること無く、内部的なハードウェアやファームウェアをブラッシュアップしていることに、ただただ驚きを感じ得ない。今は一刻も早く実機を触ってみたい期待感で一杯だが、一ヶ月は待たされるようだ。
その前に、ケンウッドのHPにカタログ(pdf版)があるのでダウンロードして熟読しておこう。

2014年10月5日日曜日

双子みたいな TS-590 と TS-590 G シリーズの見分け方

ケンウッドから発売予定のアマチュア無線用の HF/50MHzトランシーバー TS-590 Gシリーズのフロントパネルを、現行の TS-590 と見比べてみた。

現行の TS-590 の基本性能・機能をブラッシュアップしたリニューアルモデルと言うことだが、私の見落としが無ければ、ソックリだ。

画像をクリックすると
ほぼ実物大で見られる

新製品の発表時にリニューアルの情報が提供されているが、フロントパネル、つまり外観的なハードウエアは、何ら変わることが無いようだ。
モデルナンバーは継承しつつ、サフィックスに "G" を付加し Gシリーズとしている。

新旧の違いは、フロントパネルの液晶画面の右上に、これまでは "DSP" と有ったが、新製品では "TS-590" とモデルナンバーを、従来より大きく表示したことで、唯一それで区別できる。
これを見過ごすと、新旧の違いを知る手掛かりが無くなってしまう。

従来のモノをベースに、内部的なハードウェアの変更やファームウェアの書き直しなどを行い、基本性能・機能をブラッシュアップした結果がニューアルモデルとなった。
しかし、現行モデルにもアップデートの提供があり、一定の範囲ながら、ニューモデルと同じ新機能が実現できるようで有難い話しだ。

期待が高まる TS-590 Gシリーズだが、価格は何と据え置きの 218,000円(税別)とは、食指の動く人には嬉しいニュースだ。発売は来月上旬とか・・・

2014年10月2日木曜日

ケンウッド、TS-590 GシリーズをHPで公開した、

HF/50MHzトランシーバー TS-590 Gシリーズ
ケンウッドから、高性能HF機 TS-590 の基本性能・機能をブラッシュアップしたリニューアルモデルとして、
HF/50MHzトランシーバー TS-590 Gシリーズを来月から新発売すると発表した。

10W/ 50W/ 100Wの3モデルだが、いずれも税抜き価格で、218,000円だ。
広報と同時にケンウッドのホームページもリニューアルされ新製品の内容が知ることができる。

ケンウッド、TS-590S/D/V Ver.2アップデート、

ケンウッドは、
来月、新発売予定の TS-590SG/DG/VG に関連して、現行製品である TS-590S/D/V Ver.2アップデートを行う予定と発表した。

HF/50MHzトランシーバー TS-590

ケンウッドのサービスサポート情報によると、

TS-590SG/DG/VG で追加・改善された機能の一部は、現在TS-590S/D/Vをお持ちのお客様にも「TS-590S/D/V Ver.2アップデート」として、フリーダウンロードにて提供させていただきます。これまでのアップデートと同様に、当社Webサイトからファームウェア アップデートプログラムをダウンロードし、お客様ご自身でアップデートしていただくことが可能です。
また、TS-590S/D/V本体のアップデートに同期してARCP-590、ARHP-590もアップデートされます。これらのアプリケーションをご利用の方は合わせてアップデートをお願いします。
TS-590S/D/V ファームウェア、およびARCP-590、ARHP-590のVer.2アップデートは、当社Webサイトにて2015年1月末に公開予定です。

詳細はここをクリックすると読める。

ケンウッドから、HF/50MHzトランシーバー TS-590 Gシリーズを新発売

ケンウッドから、アマチュア無線機(トランシーバー)の新製品発表があった。

高性能HF機 TS-590 の基本性能・機能をブラッシュアップしたリニューアルモデル、
HF/50MHzトランシーバー TS-590 Gシリーズを新発売。
なお、価格は税別で、218,000円。11月上旬発売予定とか・・・

HF/50MHzトランシーバー TS-590 Gシリーズ

詳細は、10月2日発表のニュースリリースにあり。