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2011年7月16日土曜日

"ラジオ深夜便"、真っ昼間に聴けるとは、

いやはや便利な時代になりました。
エアーチェックする時に、カセットテープが要らない何て・・・

最近買った、いわゆる ICレコーダー内蔵のラジオ(ICZ-R50)は、予約録音する放送局の周波数と開始時刻・終了時刻をセットするだけ。セットした時刻になると小さな赤いLEDだけが点灯してエアーチェックが始まり、所定の時間が過ぎるとLEDが消えて終了になります。しかも、録音中は無音で、液晶ディスプレーは非表示、録音している事すら忘れてしまうほどです。

ソニー ICレコーダー内蔵FM/AMラジオ ICZ-R50

もちろん、エアーチェック中に電源スイッチをONすればライブで番組を聴くことも出来ます。

往時は、60分とか90分、120分とか、録音時間に見合うカセットテープが必要でしたが、今は内蔵メモリーに記録するため、録音時間を気にする必要がありません。

デフォルトでは、MP3形式で128kbps/44.1kHz でのステレオ録音になります。

私の場合、ラジオ深夜便は、午前二時から四時までの二時間録音ですが、 データサイズは約 55MB/時、毎晩二時間のエアーチェックを続けると一ヶ月間では約 3.4GB、4GBの内蔵メモリー(ユーザーエリアは約 3.6GB)が一杯になる勘定です。

このラジオでそのまま再生すると、早送りや早戻しが瞬時に出来てテープの時より当然ながら動作が速いです。しかも、これとは別にイージーサーチ・ボタンにより、ひと押しで10秒進む、3秒戻るなどもあり、これも聴き逃した時などには便利です。

また、USBケーブルでパソコンに繋ぐと、録音した音楽ファイルをドラッグ&ドロップでパソコンのハードディスクにコピー出来ます。この操作は、ウインドウズPCでもマッキントッシュでも可能で、Macしか使っていない私にはとても有り難い事です。

Macの場合は、この音楽ファイルをダブルクリックするだけで、iTunes が立ち上がり、直ぐに再生を始めます。録り貯めた音楽ファイルを iTunes の管理下に置けば、アーチスト名やアルバム名、ジャンルなどを自分の好き勝手に書き換えられます。

これらのデータだけで新たにプレイリストを作れば、日常の管理がとてもラクになります。
当然ですが、iTunes から iPod や IPhone などに転送する事も簡単なので、深夜放送を真っ昼間に、それも、歩きながら聴くことも出来ます。
カセットテープによるエアーチェックの時代から三十年余、技術革新は、ラジオを聴くスタイルまで変えてしまった様に思います。

2011年7月5日火曜日

"3.11" 以降、秋葉原では「ラジオ」が品薄で・・・


あの "3.11" 以降、秋葉原の大型家電店では、ラジオ売場は多くのモデルが在庫切れで展示品のみ、三ヶ月も経った現在でも、「入荷未定」のポップが、繰り返し貼られます。
ソニー ICR-P15
そんな事態に、今まで見掛けなかった東南アジア製の安モノが出回っていますが、日本製に拘る人が多いのか?店員の話では売れ行きは芳しく無いとか・・・とにかく、「ラジオ」は、品薄状態が長引いています。
既に情報過多と言われるほど、日々いろいろなメディアからの恩恵を受けていて、古典的?なメディアである「ラジオ」が、これほど存在感を顕著にした事は、少々驚きでもあります。
普段は、ごく当たり前の様に、その恩恵を享受しているデジタルネットワークですが、いったん壊滅状態になれば、人は為す術のない事を改めて実感したのだと思います。
そんな時に情報を得る手段として、一番簡便でコストの負担も少ないのが「ラジオ」です。非常時に電池さえ確保出来れば、ネットに頼らず、いつでも何処でも誰でもラジオ放送の聴取が出来て、多くの人々が客観的な情報を共有し、それぞれの日々の生活の一助に出来ます。
いま「ラジオ」のラインナップを揃えているのは、"Panasonic"と"SONY" だけで、多くの家電メーカーはこのジャンルから撤退しています。
売れ筋の多くが、名刺大のポケットにスッポリ入るモノで、アナログチューニングであれば一千円から三千円、多くはPLLシンセサイザー方式のデジタルチューニングで五千円から一万円ほどで入手できます。
テレビではアナログ放送が間もなく終了しますが、「ラジオ」は、まだまだ大衆が頼りにするメディアとして存在し続けると思われます。