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2008年8月17日日曜日

"ICF-SW7600GR" の取扱説明書は五カ国語が一冊にまとまって

ソニーの短波放送も聴けるFM/AM/SWラジオ "ICF-SW7600GR" の取扱説明書は、このラジオのコンセプトにピッタリのマルチランゲージ仕様です。国内で売られている "ICF-SW7600GR" に同梱されている取扱説明書は五カ国語で構成されています。最近、お問い合わせが多いので少々ご紹介しておきます。
和文を含め五カ国語で一冊になっている
サイズは変形版で、縦が234mm幅が120mm、8mm厚の細長い手帳風?で、何でこんなサイズなのか?その意図は分かりません。

本文は最初に和文による説明が40ページほどあり、それに続いて、English, Korean, Chinese, Arabicの四カ国語に翻訳されたページで構成されています。
英文は、何とか拾い読みが出来ますが、韓文は○と—を組み合わせた様なハングル文字で読めません。
中文は漢字の国ですから何となく分かる気がしますが、アラビア語は何ともユニークな右から左への一筆書きみたいで、これが文字との認識もなく何とも形容のしようがありません。

おそらく、このほか、仕向により、German, Frenchなど色々な言語での取扱説明書も存在するようです。
一番重要なページは、複数ある選局のやり方です。

ICF-SW7600GR
■ 周波数を直接入力して聞く ダイレクト選局
■ 手動で周波数を選んで聞く マニュアル選局
■ 自動的に局を探して聞く オートスキャン選局
■ いつも聞く局を登録して聞く プリセット選局
■ 登録した局から受信可能な局を探して聞く メモリースキャン選局
■ SSB、CWを受信する
■ AM放送を良い受信状態で聞く 同期検波

どの説明も、フロントパネルのイラストに、操作順の数字が付いていて、その数字の順に個々の操作内容が簡潔に記述されていて分かりやすくなっています。
画像左端に一部分が見えるのが取扱説明書と同じサイズの "Wave Handbook" です。BCLをやっているソニーファンなら誰でも知っているガイドブックで、海外の短波放送局のタイムテーブルが克明に記されています。この両方を活用することで、各国から送信されている短波放送を比較的容易に受信することが期待できます。


気になる目次ですが、
はじめに
 各部の名称と働き
電源について
 乾電池で使う
 外部電源で使う
時計を合わせる
 現在時刻に合わせる
 他の国、地域の時刻を知る
ラジオを聞く
 海外で使う
 周波数を直接入力して聞く
  ダイレクト選局
 手動で周波数を選んで聞く
  マニュアル選局
 自動的に局を探して聞く
  オートスキャン選局
 いつも聞く局を登録して聞く
  プリセット選局
 登録した局から受信可能な局を探して聞く
  メモリースキャン選局
 SSB、CWを受信する
 AM放送を良い受信状態で聞く
  同期検波
タイマーを使う
 ラジオまたはアラームで目覚める
  スタンバイ機能
 ラジオを聞きながら眠る
  スリープタイマー機能
便利な使い方
 誤操作を防ぐ・・・ホールド機能
 放送を録音する
 付属のSW(短波)用外部アンテナを使う
 別売りの外部アンテナを使う
その他
 使用上のご注意とお手入れ
 故障かな?と思ったら
 保証書とアフターサービス
 主な仕様
 ミニ知識


ICF-SW7600GR 取扱説明書

2008年8月11日月曜日

ソニーのBCL用アンテナ "AN-12" の取付例ですが、

ICF-SW7600GR
ソニーの短波放送も聴けるFM/AM/SWラジオ "ICF-SW7600GR" を使っています。住まいは東京タワーに近く、FM放送は文句なしのHiFi音ですが、AM(中波放送)は鉄筋構造の集合住宅のため室内では指向性が顕著に現れ感度も思わしくありません。しかも、SW(短波放送)に至っては、雑音ばかりで何も聴こえません。

AN-12
室外にアンテナを設置すれば改善されるはずですが、都市部の住宅密集地区ではご近所の手前もあり実現が難しいようです。
それで、BCL(Broadcasting Listening)用として、カタログに載っていたソニー純正のアンテナを購入し使っています。
LW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" です。
最近、この "AN-12" の取り付け方のお問い合わせも多くあり、私の場合を画像でご覧ください。
取り付け場所ですが、アマチュア無線用のUHF(超短波)アンテナが取り付けてある32mm径のアルミパイプの途中にこの "AN-12" を取り付けました。二枚の取付金具を長いビスで貫通し蝶ネジで固定します。画像では垂直に立ったパイプに固定していますが、水平に延びるパイプにも取り付けられるように金具に十文字に凹みが付いています。
斜め後方から
ですから、ビスとビスの間隔より狭ければ、ベランダの手摺りの上側にも外側にも取付は可能です。また、金具を一枚取り外しアンテナが取り付けられている残りの一枚の金具を木ネジで外壁(木造)に取付ることも考慮されています。この "AN-12" は、色々な条件に合わせて取付が出来るように考えられているように思いました。
画像でもお分かりと思いますが、AN-12" の近くに見えているUボルトやクランプはアマチュア無線用品のショップから購入したモノで既に二十年ほどこの状態で風雨に晒されていますが、錆も無く今でもガッチリとしています。
斜め前方から
"AN-12" の方は鉄製でメッキが施されているようですが、架設から一年で赤サビが出てきました。全体的にみてあまり耐久性は無いと思われ消耗品扱いでしょう。恐らくサービスパーツとして別途入手出来るとは思いますが・・・
アンテナ付属のケーブルは12mで、アンテナは三段階に伸縮出来る全長1.5mのロッドアンテナです。このアンテナで拾った電波は基部に有る広帯域アンプでおそらく10倍程度に増幅し、ラジオの方へその電波を導いています。長波から中波、短波までの感度を簡単にアップできますが、FM放送には非対応です。
AM(中波放送)は、夜になると全国の大電力局の殆どが大なり小なり聴こえます。また、今まではノイズしか聴こえなかったSW(短波放送)も、Radio Japanをはじめ韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパからの賑やかな音楽やニュースが受信出来る様になりました。

2008年8月9日土曜日

"電波利用料" って携帯を持っている人も納付するの?


総務省から今年二回目の「電波利用料納付のお願い」が郵送されてきました。
これは私がアマチュア無線局の免許を二つ持っているためで、今年六月にも来ました。

"電波利用料" って聞き慣れない人が多いはずですが、これは "電波" と言う国民共通の財産?を使わせて頂くための利用料なんです。

昔は "電波利用料" なんて無かったんですが、法改正により1993年以降、免許を受けた "無線局" から国が徴収しているもので、放送局やアマチュア無線局といった "無線局" の区分により年額料金が定められています。

例えば、アマチュア無線局は500円、テレビジョン放送局は二百万円超えです。それで、私は毎回、五年分を前払い(前納)で2,500円を振り込んでいます。

ところで、"電波利用料" なんて関係ないと思っている方が多いと思いますが、携帯電話も極超短波を使用した立派な無線機ですから、移動する無線局に相当します。ですから、"電波利用料"って明示は無いにしても、何らかの形で負担しているようです。

2007年度の "電波利用料" は653億円と公表されていますが、そのうちアマチュア無線局が2.6億円、放送局が30.6億円、携帯電話とPHSの通信事業者が八割以上の537億円とあります。
これとは別のニュースリリースに、2007年初めには、携帯とPHSの契約台数が1億台を超え更に増加中とありました。ですから、単純計算でも1台に付き500円強の "電波利用料" が課せられていることになります。

仮に、携帯電話とPHSの通信事業者が、これをそっくり加入者全員に振り替えていれば、携帯とPHSの所有者は、知らず知らず、その相当分が毎月の通話通信料金に含まれる形で天引き?されていることになります。

2008年8月4日月曜日

ハムフェア2008 特別記念局 "8J1A/1" がQRV

今年も8月23日(土)、24日(日)、東京都江東区有明の東京ビッグサイト西2ホールで、アマチュア無線フェスティバル"ハムフェア2008" が開催されます。

ハムフェア2008 特別記念局 "8J1A/1"
それに合わせて、ハムフェア2008 特別記念局 "8J1A/1" が事前運用を開始しました。たぶん、今年も8月1日から運用を開始したと思いますが、私は8月3日16時01分に432.980MHzで交信しました。

今回は東京都文京区巣鴨にある日本アマチュア無線連盟(JARL)本部からの運用でしたが、日曜日にもかかわらず、コールする局も少なく難なく交信出来ました。

例年ですが、"ハムフェア"の会期の数日前まで、短波帯から超短波帯まで幅広く運用されると思います。東京都文京区巣鴨の連盟本部のほか、都内数地区での移動運用もありそうですが・・・

交信してもQSL(交信証)はこちらから送る必要はありません、一方的にJARLからビュロー経由で送られてきます。
右の画像は昨年交信した時のQSL(交信証)ですが、今年は既に発表になっているアマチュア無線フェスティバル"ハムフェア2008" の絵柄と同じモノが使われると思います。

2008年7月4日金曜日

コールサインを言うと、不法無線局が減るのか?

日本アマチュア無線連盟(JARL)から「JARL NEWS 2008年夏号」が届きました。相継ぐ会員の減少により財政が逼迫した連盟が発行する "機関誌"、いや、年に四回しか発行出来ない正に "季刊誌" です。

トップ記事は、
「電波で遊ぼう アマチュア無線」今年の夏も東京・有明でお待ちしてします」と、夏号らしく毎年八月の下旬に開催のアマチュア無線フェスティバル「ハムフェア2008」の告知が掲載されています。

特集記事は、
JARL NEWS 2008年夏号
サイクル24到来!アマチュア無線の醍醐味を満喫しよう
HF帯にチャレンジしよう!後編
前編は三ヶ月前の春号に掲載されていた?ようですが、月刊誌でもなく時間が経ちすぎて何だったんだか?スッカリ忘れています。たいした分量でも無し、一挙掲載でも良いと思いますが・・・
これ以外で、最近、JARLの目立ったキャッチフレーズとして、「みんなで不法局を追い出そう!!」が掲載されています。

具体的にその一部を引用すると、
交信の際はきとんとコールサインを言いましょう!あきらかに業務通信用と思われる通信をはじめ、音楽を流してレピータを妨害したり、バンドプランを無視した運用など、アマチュアバンドに不法局が出没しています。

これらの不法局を追い出すための、とても良い方法があります。それはみんなで「コールサインを言う」という、とても簡単なことです。コールサインの送出は、無線局運用規則で義務づけられています・・・(中略)・・・みんなで、交信のときはコールサインを必ず言うことによって、不法局を追い出そうではありませんか。
と、こんな内容です。

しかし、交信のときはコールサインを必ず言うと何で不法局を追い出せるのか?その論理が私には理解出来ません。

東京都内で430メガバンドを例に取れば、月曜から金曜日の昼間に受信出来る殆どの局はコールサインを言わない移動局、つまり、運送業務車両?の一部や深夜は旅客運送業の車両?の一部が、ここで言う、不法局に該当する行為をしていると思われます。

コールサインを言う(敢えて言えば)合法局は、数が少なく且つそれらの不法局を避ける様にして交信していて肩身の狭い思いいます。
彼らは、元々コールサインを持っていない無免許局か、持っていても言わない違法局で、自ら無線局の不法運用である事を敢えて認めた上での交信をしていて、それが普通であり苦にもしていない?ようです。
そんな現状で、コールサインを言う事だけで不法局を追い出すことは、まず不可能でしょう。
見えない相手だけに毎度毎度、歯痒い思いをしていますが、積極的にもっと実効性のある施策を打ち出せないのか?日本アマチュア無線連盟は・・・

補足
しかし、コールサインを言わない不法局がある一方、コールサインさえ言えば、何をしても全て合法と勘違い?しているアマチュア無線局もあります。

都内では、430メガのアマチュア無線バンドでも恒常的に違法な交信が行われています。昼間はトラック?やダンプカー?などの車両に多く、夜間は一部のタクシーと推測されます。前者は殆どの場合コールサインの明示は無し(多くが違法ではなく無免許いわゆる不法局)、後者の場合は免許を所持している様です。

特に夜間(深夜)ですが、法人および個人タクシーの乗務員によるアマチュア無線バンドに於ける業務的?な通信が聴けます。
その交信内容ですが、タクシー乗り場の混雑情報、自分が客待ち列の何番目かとか、道路の渋滞情報、客扱中の仲間への道案内、仲間の行先の確認、料金メータのカウントは? などなど、自らの旅客運送に関わる内容の交信がなされています。正に、コールサインを明示すれば、何を話してもOK(合法)とでも勝手に解釈しているようにも思えます。

都内でしか傍受できそうにありませんが、一例として、日比谷、有楽町界隈で客待ちをしている法人および個人タクシーの事例を以下に示しておきます。

毎晩、午後11時頃から午前2時頃まで、アマチュア無線バンドの 432.96MHz (Busyの場合は、20kHzあるいは40kHz下へQSY)で、殆ど途切れることなく、入れ替わり立ち替わり、法人および個人タクシーの乗務員による旅客運送に関わる内容の交信が延々とワッチ出来ます。

これが合法か違法かですが、私個人としては、正にこれは無線局免許状の指定事項「無線局の目的」として明示されている「アマチュア業務」とはかけ離れた「目的外通信」、つまり違法運用と解釈しています。


コメント(アーカイブ)


減るという根拠はありません。不法局より妨害局の取り締まりを厳重にやるべき。
 電波管理局の職員は公務員じゃないでしょうね。
電波使用料を払って、妨害されながらアマチュア無線を楽しむ。
 この妨害局を特定し、取締りができない管理局は即刻解散すべし。
Posted by  山口達夫 at 2009.3.14 19:09:01
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無免許の移動局を追い出したいのですがいい方法はありますか?電波管理局に通報して効果ありますか?宜しくお願いいたします
Posted by  なお at 2009.5.21 18:44:18
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電波行政を司る総務省へ相談しても、それはJARL(日本アマチュア無線連盟)へ相談してっと、突き返されるそうです。それで、JARLへ同じことの相談を持ちかけると、それは総務省のお役目と、これまた、素気ない返事が来る様に聞いています。要は、押しつけ合って、両方とも何もしないと言うことの様です。
プロの無線局と同様に、電波利用料もシッカリと納付していても、アマチュア無線局は一番軽視されている無線局なんです。
Posted by  BlueMac at 2009.5.28 23:14:26
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2008年7月1日火曜日

CQ出版社が創業五十五年を迎えたとかで・・・

突然のピン♪ポン♪に何事かとドアを開けると「お届け物です」っと宅配便の人が立っていました。七月一日と言う事で、早手回しのお中元かと思いましたが、包装がどうもそれらしくありません。

WORLD ATLAS

改めて発送人の欄を見ると何と "CQ出版社" と読み取れ、今頃に何かと更に首を傾げました。CQ出版社ってアマチュア無線の専門誌 "CQ ham radio" を発行している出版社。そそくさと開封してみると中身は "WORLD ATLAS"(世界地図帳)でした。それもA4サイズで厚さ2cmほどの化粧箱入りの立派なモノ。

この時期に何で地図帳なのだと?いぶかりつつ添えられた書状を読むと、同社が創業五十五年を迎えた事で各方面へご挨拶をした際に同封しているモノのようです。

私にも送られてきた事で、我ながら顧みるに、同社発行の月刊誌への寄稿や著作の発行をして頂いていて、何らかの名簿に名があるからではないかと推測しました。

アマチュア無線家は交信した国や都市がどの辺にあるのか?など知りたくて、地図で調べることが多く、地図帳は的を射たモノと思われます。最近は地図もネット検索に頼る時代ですが、地図帳ならではの使い道もありそうで座右の書にしたいと思っています。

2008年6月23日月曜日

"人生2度目の「マニア」デビュー" とは、思わせぶりなタイトル? ラジオライフDX

昨日、外出した折りに、近所の書店へ立ち寄ったところ、一見して三才ブックス発行と思われる表紙の本が目に止まりました。すぐさま、その書棚の前へ行き手に取ってみると、表紙には以下の様なヘッドライン。

人生2度目の「マニア」デビュー
2ndRL
ラジオライフDX vol.01

月刊誌ラジオライフよりもひと回り大きいB5サイズで、"海外衛星テレビ再入門" とデカデカとしたメインテーマがいやに目に付きました。

更に "バイクツーリングのためのFTM-10S完全ガイド"、"真空管アンプ × iPod"、"おもしろ無線パソコン活用受信ガイド" の四大特集およびエーオーアール "AR-ALPHA" なども興味深いコンテンツです。

その他に、最速レビュー、JARL高知総会リポート、アナログ時代の警察無線、アナログBCLラジオの研究など結構たくさんのコンテンツで読み応えも十分そうですが・・・

メインテーマの "海外衛星テレビ再入門" は、オールカラーで40ページ以上もあり、衛星テレビもアナログからデジタルへとすっかり様変わり。大きなディッシュをたくさん揃えている衛星テレビマニアの方の紹介があり、上には上があると感心しました。

また、"おもしろ無線パソコン活用受信ガイド" では、パソコンモニターを航空管制室に早変わり?させる "KG-ACARS" や地球の裏側の航空機の位置情報も取得できる "HF-ACARS" 、船舶の位置情報がリアルタイム?でわかる "SIPPLOTTER" が解説されていて、エアーやマリンのマニアならずとも興味深いモノがあります。

今までのラジオライフの別冊は、一年前の同じ特集記事の使い回しみたいなモノが結構あったり?して、新鮮味が今イチのコンテンツも散見されます。しかし、今回の "2ndRL" は、"vol.01" でもあり、それなりに楽しめる内容になっているようです。


なお、目次は以下の様なものです。

速報!エーオーアール「AR-ALPAHA」間もなく登場
特集「海外衛星テレビ再入門!」
 今こそ海外衛星テレビが面白い4つの理由
 達人の受信設備を拝見!
 これから始めるための一問一答集
 衛星テレビ受信機の徹底活用法
 PAL対応テレビで究極の画質を堪能する
 50cmのアンテナでKuバンド受信
 120cmのアンテナでCバンド受信
 パソコン活用でハイビジョン放送受信
 海外衛星テレビの画像キャプチャ術
 ハイビジョン放送の究極バックアップ
 海外衛星テレビを楽しむためのキーワード
特集「FTM-10S完全ガイド」
 FTM-10Sでバイクツーリングが楽しくなる
 バイク用モービル機FTM-10Sの細部に迫る!
 ツーリングで使いたいFTM-10Sの便利機能
 スタイル別設置ノウハウ
 FTM-10Sのためのヘッドセット選び
 音声入力端子増設&ケテルのBluetooth化
 FTM-10Sメーカーインタビュー
 アマチュア無線の免許を取ろう
 ライダーのための交信ノウハウ
特集「おもしろ無線パソコン活用受信ガイド」
 パソコンモニターが航空管制室に早変わり!?「KG-ACARS」
 地球の裏側の航空機の位置情報も取得できる「HF-ACARS」
 船舶の位置情報を準リアルタイムでゲット「SIPPLOTTER」
 「WXtolmg」「NAVTEX」「KG-FAX」
 無線局免許情報検索
 アイコム「IC-PCR2500」/各種メモリー管理ソフト
特集「真空管アンプでiPodを聴こう!」
 iPodサウンドを真空管アンプで楽しもう
 ROCKRIDGESOUND「VTS-384」
 Lars&Ivan「PA40Ti」
 エレキット「TU-879S」
アナログBCLラジオの研究
 スカイセンサー5900/クーガ2200他
JARL高知総会リポート
 僕たちはアマチュア無線を続けられるのか?
アナログ時代の警察無線
昭和、旧車、カーラジオの研究
マンガのり子ちゃん 横山公一
RLDX TOPIX
 HF-ACARS/航空無線用八木アンテナ/無線機用革ケース

2008年5月31日土曜日

久々に "オシロスコープ" の本を見付けました、

久しぶりに行った神田神保町の古書店で、前々から探していた技術書のヒトツ「テスタとオシロスコープ」が棚にあるのを見付け、思わず声にはならない声で "ラッキー" と言ってしまった。
この本は鈴木 昇 著/理工学社/1973/09発行の改訂版、初版は1961/10発行ですが、残念ながらこれは未入手です。
テスタとオシロスコープ
この私は、オシロスコープに大変興味を持っていて、"オシロスコープ" とタイトルが付いた和書を片っ端から蒐集しています。
オシロスコープは、エレクトロニクスに関わるエンジニアには必携の電子測定器で、簡単に言えば電圧の時間的変化をブラウン管を用いて、リアルタイムで目視出来る測定器です。

もっとも、最近はブラウン管ではなく液晶画面ですが・・・また、リアルタイムでなくても、デジタル変換して何度でも再現できるようになり益々便利になっています。

まぁ〜ここではそんな難しい話は別として、モノがモノだけに、この "オシロスコープ" とタイトルした書籍は数が少なく、現在、巷の書店にはありません。

東京でも大型書店の専門書コーナーで見掛けることがあったら、超ラッキーと思われるほどです。恐らく、いま書店扱いで入手可能なモノはたった二冊だと思います。

  
オシロスコープ
私は、このオシロスコープの歴史と製品としての改良改善の過程などに興味があり、昭和初期まで遡って出版された書籍の収集に掛かっています。
また、ネットを介してご連絡頂き、そんな書籍をわざわざお譲り頂いたことも何度かありました。
私の推定では、オシロスコープが日本に登場したのは昭和初期の頃で、その多くがアメリカやヨーロッパからの輸入品だったようです。

国産化が始まったのは昭和十年(1935)頃のことで、現在の(株)東芝の前身になる会社が国産第一号を商品化したようです。

当時NHKは、昭和十五年(1940)の(幻に終わった)東京オリンピックで、テレビジョンの本放送を実現させることで研究開発に邁進していました。その技術開発にオシロスコープは必須の波形測定器で、輸入品はもちろん、国内でもオシロスコープを製品化しようとする企業が多く現れたようです。

1940年、NHK技研が試作した直径30cmのブラウン管
余談ですが、
先週あったNHK放送技術研究所の一般公開の時に、当時のNHKが昭和十五年に試作したブラウン管が展示されていて、後日の参考の為に撮っておきました。
直径が30cmということで、テレビジョンに使われたら、画像が映る面を真上に向け配置し、その上に45度の角度で鏡を置いて、正面からその鏡を介してテレビ画像を視る構造になるようです。

残念ながら東京オリンピックは中止、世の中は戦時下へ突入し、テレビジョンどころではなく、電探(レーダー)開発のための測定器として、その多くが転用されたと聞いています。

それ故、オシロスコープに関する書籍も、この時期あたりから出版され始めたことが分かりました。なにぶん半世紀以上も前のことで、戦前戦後の混乱時期を挟んでいて、いま躍起となって古書を探しても、なかなか見つかるモノではありません。

それでも収集を始めてから八年くらいになりますが、現在、日本で出版が確認されている書籍の八割以上を集めた様に思っています。残りの冊数は少ないですが、現存しても数が少ないだけに、早々出会うチャンスは少なそうです。お他人様に良く言われてもせいぜい「資源ゴミ」程度ですが、私にはどれもこれも「お宝」以上のモノです。

以下に現時点で出版が確認されている書籍名を列記しておきます。
なお、☆は未入手
なお、現在では「オシロスコープ」と呼び名が定着していますが、時代により、シンクロスコープ、オッシロスコープ、オシログラフなどと呼称された時代もあります。



オシロスコープ入門(第10版)  CQ出版社 2007/08
☆オシロスコープ入門講座 小澤 智、佐藤健治 共著 電波新聞社 2005/04
オシロスコープのすべて 日本テクトロニクス著 非売品 2003/07
☆新オシロ・ロジアナ入門講座 電子計測技術教育研究会 編 電波新聞社 1996/08
新・オシロスコープ測定技術のすべて 高橋 徹 著 CQ出版社 1991/05
オシロ・ロジアナ入門講座  長谷川英一 著 電波新聞社 1990/04
はじめてのオシロスコープ 吉田 武 著 日本放送出版協会 1988/11
オシロスコープ活用法 トリオ 著 CQ出版社 1983/06
オシロスコープのすべて 岡田清隆 著 共立出版 1983/04
シンクロスコープ技術(第2版) 長谷川英一 著 オーム社 1982/10
オシロスコープ・マニュアル`81 ラジオ技術臨時増刊号 ラジオ技術社 1981/06
オシロスコープ利用技術 古市善教 著 オーム社  1980/11
オシロスコープ入門 ソニー・テクトロニクス 著  非売品 1980/11
シンクロスコープ技術百科 山川正光 著 オーム社  1979/07
☆オシロスコープとアナコンの使い方  エレクトロニクス教育研究会  日刊工業新聞社 1978/06
テスタとオシロスコープ(改訂版) 鈴木 昇 著 理工学社 1973/09
オシロスコープの回路技術  ラジオ技術選別縮刷版  ラジオ技術社  1973/05
波形観測(オシロスコープ・テクニック・ガイド)  ソニーテクトロニクス 編 ラジオ技術社 1975/06
シンクロスコープ技術 長谷川英一 著 オーム社 1974/11
シンクロスコ−プの取扱い方 宮本義博 著 啓学出版 1974/12
オシロによるカラーテレビ修理 松瀬 清 著 日本放送出版協会 1970/12
シンクロスコープ (新訂版) 関 英男 監修 日刊工業新聞社 1969/07?
シンクロスコープの使い方 塩路俊夫 著 東京電機大学出版局 1967/08
オシログラフの理論と取扱(改訂新版) 木谷芳一 著 電気書院 1967/09
新版 オシロスコープの設計と取り扱い 藤巻安次 著 誠文堂新光社 1966/04
シンクロスコープ(改訂版) 関 英男 監修 日刊工業新聞社 1965/12
わかりやすいシンクロスコープ測定法 塩沢政美 著 産報 1965/11
新版 アマチュアのオシロスコープ技術 榎並利三郎 著 オーム社 1965/02
☆シンクロスコープ入門 藤巻安次 著 誠文堂新光社 1964/12
シンクロスコープ (新版) 関 英男 監修 日刊工業新聞社 1964/02
実用シンクロスコープ測定 山口意颯男 著 CQ出版社 1964/??
☆高速度ブラウン管オシログラフ 藤高周平、有働竜夫 共著 オーム社 1963/??
テスターとオシロスコープ 鈴木 昇 著 理工学社 1961/??
シンクロスコープ 岩井喜典 著 オーム社 1960/09
シンクロスコープ (初版) 関 英男 監修 日刊工業新聞社 1959/10
オシロスコープの設計と取り扱い 藤巻安次 著 誠文堂新光社 1958/06
超高周波オシログラフ 大脇健一、中村 正、前田晴雄 共著 日刊工業新聞社 1958/03
アマチュアのオシロスコープ技術 榎並利三郎 著 オーム社 1954/09
オシログラフの理論と取扱 木谷芳一 著 電気書院 1954/07
ブラウン管及陰極線オシログラフ 泉川 清、岡 修一郎 共著 共立出版 1944/03
陰極線オツシログラフと測定 加藤利治 著 ラジオ科学社 1940/09
☆陰極線オッシログラフ高速撮影法 久保 進 著 工業図書 1940/??
陰極線管に依る諸測定(B) 木下隆博 著 共立社 1938/03
陰極線管に依る諸測定(A) 木下隆博 著 共立社 1937/07
陰極線オシログラフ 笠井 完 著 共立 1937/06



2008年5月10日土曜日

NECの「Bit-INN東京」があった秋葉原の「ラジオ会館」の変わり様は

1970年代から90年頃まで、いわゆるバブル期に成熟商品になったFMチューナーやアンプ、カセットデッキ、CDプレーヤーなど、かっての中古システムコンポをチューンナップして販売している店が秋葉原にあります。
数年前に施行された電気用品安全法(PSE法)に抵触すると、中古AV機器などの販売が問題視され、一時的に経営危機に陥った、ここのお店がマスコミに紹介されもしました。その後、紆余曲折を経て、結果的には、ビンテージ商品の再販に道筋が付き今も営業を続けています。

ラジオ会館は日本のパソコン発祥の地

久しぶりにその店を秋葉原駅前のラジオ会館に訪れたところ、四階から五階に移転していました。しかし、残念な事に火曜と金曜日が定休日でガッカリ。
余談ですが、アキバの電気街は昔々から木曜日が定休日でしたが、時が移り今は、昔からの営業形態を踏襲する一部の電子電機パーツ店だけになり、多くは年中無休になりました。

アキバ系ご御用達の店へ変貌?
それにしても、久々、このラジオ会館(通称ラジカン)に行ってビックリしたのはテナントの様変わりでした。
昔から営業していて店名をよく覚えていたのは、プロユースのマイク、コネクタ、PA機器のトモカ、中古オーディオの清進商会、真空管オーディオ、アクセサリのキムラ無線くらい。日本電気の「BIT-INN東京」は既に撤退、日本電気の大手代理店FIRST POINTも移転していました。

入れ替わってテナントになったのは、俗にアキバ系と呼ばれる方々が、ご御用達とするカラフルで派手派手しいお店です。
この現状を見れば「ラジオ会館」とは名ばかりの存在になっていると思わざるにはいられません。

昔を思い起こせば、「ラジオ会館」は日本のパソコン発祥の地です。日本電気(NEC)のコミュニケーションサロンとしての "BIT-INN東京" は (日本のマイコンブームの火付け役となった "TK-80" が登場した) 1976年に開設され、その後、NEC初代のパソコン PC-8001が発売された頃から店舗が拡張され七階の半分くらいのスペースを占有していました。

TK-80→TK-80BS→PC-8001という "マイコン" から "パソコン" に移り変わる時期に "BIT-INN東京" は貴重な情報の発信基地であり、アキバでのNECファンにとっての聖地ともいえる特別な場所で、私も足繁く通いました。

その後、日本電気に続いて、日立製作所、東芝、三菱電機、富士通などが、相次いでパソコンの販売拠点、ショールームを開設し、日本に於けるパソコン普及の原点になりました。

それから四半世紀にわたりパソコンの啓蒙活動を展開してきた 日本電気は、その使命を果たした?として、この地を離れました。それに呼応してか?多くのパソコンメーカーや電器商が撤退し、変わって、アニメやコミックブック店、模型店などが相次いでオープンし客層が変化しています。

もはや、ここは、パソコンオタクや元ラジオ少年が足を踏み入れづらい場所になり、歴史も由緒もある「ラジオ会館」は "庇を貸して母屋を取られる" の例えの如く、名ばかりのビルになる日もそう遠くないと思われます。

2008年3月23日日曜日

三十年以上前の "日本アマチュア無線局名録" を神田神保町で

久しぶりに行った神田神保町の古書店街。神保町の交差点からさほど遠くない店の前の路上に並べられた古本のなかに "日本アマチュア無線局名録(通称: Callbook)" があり、一冊引っ張り出してひとコマ撮っておきました。


それも三十年以上前に発行されたモノで、1974年版と1978年版の二冊です。
この当時は、JARL(日本アマチュア無線連盟)の会員、非会員に限らず、免許された日本のアマチュア無線局のほとんど全てが収録されていました。
それが、いつの間にか "JARL会員局名録" と名を変え会員のみの掲載になり、私的にはその利用価値も半減どころでは無くなりました。
それが更に、個人情報保護法の施行により、書店などでの販売も取り止められ、今年から、JARLから会員だけの頒布になりました。
そんな事もあって、古い局名録ですが使いようによってはマダマダ重宝することもあって希少本になりつつあります。二月の初めにも、1972年版と1974年版、1976年版、1978年版が一冊ずつあり、どれも三千円の値札が付いていました。今回のモノはソフトカバーが失われていてどちらも千円でした。まぁ〜内容には変わりありませんから、見てくれに拘らなければこれで十分でしょう。。
ちょっとだけ、自分の掲載ページや近所でアマチュア無線をやっていた仲間のページなど探し、暫し往時を懐かしく思い出しました。



コメント(アーカイブ)

はじめまして。
私は1974年の開局ですが、自分の開局時期よりも前の(=自分が掲載されていない)局名録を入手したいと常々思っていました。
BlueMacさんのBlogを拝見し、件の神保町の古書店にて1974年版と1972年版の局名録を購入してまいりました。
1972年版は、沖縄の各局はまだ「JR6」ではなく「KR8」という欄に掲載されているのですね。
開局当時お世話になり、すでに故人となられたローカルのOMさん達のお名前を見つけたりで、局名録を開きながら、しばし34年前に思いを馳せてしまいました。
Posted by  hamlife at 2008.3.25 18:21:09
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お役に立ったようで他人事ながら嬉しく思っています。
私のプロフィールとハム歴の一部はこのブログにもありますので既にご承知かもしれません。現在は開局以来四十五年目ですが、既に再免許申請も受理され、はやばや次の五年間の無線局免許状も届いています。
今回は局名録の繋がりでのご縁ですが、私も局名録はいくつか持っていまして、CQ出版社発行の初版本もあります。昔は無線設備や趣味に至るまで掲載されていて、お一人お一人のプロフィールが伝わってくるような印象があります。
アマチュア無線のネタでは、私のホームページのコンテンツのヒトツとして、以前は、トリオのコイルに付属していた説明書の実寸大の画像やキットの実体配線図、カタログ、トリオラジオクラブなども掲載していましたが、勝手に商用利用された事が分かり、当該ページについては、当分の間は非公開としました。いずれの時にか形を変えて公開できればと思っています。
MNI TNX HANA OM ES GL.
Posted by  BlueMac at 2008.3.25 22:34:40
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2008年3月7日金曜日

再免許申請をしてから二週間、やっと 無線局免許状 が郵送されて来た

「無線局免許状」が郵送されてきました。今回は、免許の日付が数ヶ月異なる、固定局と移動局の両方を同時に申請しましたが、同時に再免許されました。
九段第三合同庁舎にある関東総合通信局の無線通信部陸上第三課へ申請書類を持参してから二週間足らず、ひと昔も前なら「お、お、早いなっ・・・」と思ったかもしれません。
無線機に貼付するシールが同封された移動局(左)と
固定局(右)の免許状
アマチュア無線局の免許有効期間は五年間で、期間満了一ヶ月前までに、従前と全く同一内容の申請に限り、再度、五年間有効の「無線局免許状」が発給されます。

現在の免許状と新規に発給された免許状と、どこが異なるかと言えば、「免許の年月日」と「免許の有効期間」が五年先になること、つまり、日付の書き換えだけ、他の記載事項は同一なので審査は不要なんです。

この「無線局免許状」の記載事項自体は全てデータべース化されているので、その場で、新しい「無線局免許状」が貰えても不思議の無いことだと思います。しかし、何でこれだけの事に二週間も要するのか?典型的な「お役所仕事」と言っても言い過ぎでは無いと私は思います。

地元の区役所あるいは市役所で、住民票や戸籍謄本だって、十分も待てばその場で入手出来るのに、何故、そんなに時間を要するのでしょうか?私企業がこんなノンビリしたやり方をしていたら、競争に負け倒産でしょうね?

数日前にテレビで視た番組で、構築に150億円を要した、住基ネットを利用している人は全国民の数%、もっと利用できる範囲を広げる為には更に何億円も掛かるとか? 逆に、多くの国民が、この住基ネットを必要に感じていないし、利用しない事で不利益になるとも思っていないようでした。

同様に、この再免許申請もインターネット経由による申請(電子申請)が出来るのですが、利用する人はほんの僅か。システム構築にどれほどの税金が使われたのか? ただただ、業者に儲けさせただけの事になってしまっているように思われます。

2008年2月20日水曜日

北の丸公園に近い、関東総合通信局へ九回目の再免許申請に行ってきました

東京メトロの大手町下車、地上に出ると三井物産と三井生命ビルの間でした。そこから皇居の内濠に沿って九段下の方へ歩くと、右手に気象庁、東京消防庁と続き、やがて丸紅から毎日新聞社の前を過ぎると目指す九段第三合同庁舎が見えてきました。

九段第二合同庁舎関東総合通信局 無線通信部 陸上第三課は22F
手前は清水門
数年前まで、その手前の九段第二合同庁舎に月一回の割で用事があり通っていて土地勘はありました。その頃は、この九段第三合同庁舎は工事中で、大きなビルの出来ることは承知していましたが、ここに関東総合通信局が大手町から移転してくるとは思っていませんでした。

九段第三合同庁舎ですが、下層の三分の一ほどが千代田区役所本庁舎として使われていて、関東総合通信局は二十二階、二十三階にありました。無線通信部陸上第三課は二十二階にあり、高速エレベータで一気に到着。
完成から未だ一年も経っていないので中はピカピカ、たまたま通路を歩く人も居なくて恐る恐る一番奥のドアから室内へ入りました。ロッカーの間から大勢の人が黙々とデスクに向かっているサマが垣間見え、正面のコールボタンを押すと直ぐに係官が出てきました。

黙って、申請書の入ったJARL(日本アマチュア無線連盟)のロゴ入り封筒を見せると、すかさず「こちらへ」と奥のテーブルへ導かれました。
挨拶もそこそこに申請書一式を渡すと、いったん奥へ消えました。おそらく、関東総合通信局の元データとの照合に行ったのだと思います。

ややあって再び現れ「結構です」っと、私が持参した受理のお知らせ用の返信用ハガキに「受理」の押印をしてくれました。この間、待機時間も含め五分ほどで、呆気なく九回目の無線局再免許申請は終了しました。
多少緊張していたのか?喉も渇き、下りのエレベータも食堂と売店のある十階で降り、ドリンクとスナックなどを買い暫し休憩しました。

この九段第三合同庁舎の真ん前には内濠に架かる清水橋があり、その向こう岸は北の丸公園です。左手には科学技術館、右手には日本武道館が間近に見える場所で、春には大きな枝振りの満開の桜が楽しめる景勝地にもなります。

2008年2月16日土曜日

関 英男さんの著書「シンクロスコープ"」の 増訂版 を見つけた

オシロスコープの解説書では草分けの関 英男さんの著書「シンクロスコープ」は、昭和34年(1959年)から昭和54年(1979)頃まで増補改訂を繰り返してのロングランを記録しました。
この種のジャンルでは、異例のベストセラーとして四半世紀にわたり、理系の学生を始め産業界の電子電気の技術者にも読者は多かったと思われます。

関 英男さんの著書「シンクロスコープ」各版
内容的には、某オシロスコープメーカの全面的なサポートで仕上がっていたこともあり、初心者にはかなり敷居の高い解説もありました。しかし、その反面、これ一冊あればオシロスコープの事は何でも分かるような記述で、技術者の座右の書にもなっていたようです。

ただ、今から思えば、真空管式オシロスコープとして執筆されていて、世の中が半導体時代に移行していく段階で、それに追従することなく絶版になりました。

私は、このオシロスコープに大変興味を持っていて昭和初期から今日に至るまでに日本で出版された「オシロスコープ」とタイトルが付いた書籍を収集しています。

昔々は「陰極線管オッシログラフ」とか「ブラウン管オッシログラフ」「オッシログラフ」、戦後では「オシロスコープ」「シンクロスコープ」など各社各様、色々な名称が付いていました。
しかし今は「オシロスコープ」に統一されました。

そんなバラバラなタイトルの書籍ですが、私自身は、日本で出版された「オシロスコープ」とタイトルする書籍のうち、九割くらいは収集したのではっと?と思っています。
今日、たまたま神田神保町の古書店で、関 英男さんの著書「シンクロスコープ」の初版本に似た装丁のモノを見つけ、躊躇いも無く買ってしまいました。

帰宅後、私の所有する昭和34年発行の初版本と見比べたところ、これは翌年に出た増訂版であることが分かりました。私自身、初版本の次は新版と称する昭和39年版までは増補改訂版は無いと思っていただけに、これは貴重な一冊になりました。

画像では、三冊の赤本の右端が初版本、真ん中が今回ゲットした増訂版、左端が新版です。青本は昭和40年発行、黄緑本は昭和53年発行の新訂版で、何年かの間をおいて増補改訂があり、初版本は286ページでしたが、新訂版では381ページと厚くなり、価格も初版本は500円でしたが、最後には2600円にまでなっていました。

それにしても二十年余の永きにわたり、内容を常にその時々の最新のモノに書き替えようとしていた関 英男さんのご努力にはただただ頭の下がる思いです。

2008年2月15日金曜日

アマチュア無線局用再免許申請書類の作成は、とても簡単になった

先日買ってきた無線局再免許申請用の用紙一式の入った封筒を開封してみました。
因みに価格は360円。

その中身は、
●アマチュア無線局用再免許申請書類の書き方
●無線局再免許申請書
●電波利用料の前納について/前納申出書
●再免許申請書類受理のお知らせのハガキ
●送付用封筒
●返信用封筒
無線局再免許申請用の用紙一式

私は直接、千代田区九段南にある関東総合通信局へ持参する予定ですが、以下のように書類を整えます。まず、"無線局再免許申請書" ですが、住所、氏名の他、現在の無線局免許状から以下の事項を写し取ります。

免許の番号
識別信号
免許の年月日
免許の有効期間満了の期日

以前は必要だった "無線局事項書" と "工事設計書" は、添付する必要が無くなっています。その他は、従前通りのモノで、

電波利用料前納申出書
再免許申請書類受理のお知らせのハガキ
新しい無線局免許状の返信用封筒

以上です。
忘れてはいけないのが、無線局再免許申請手数料としての収入印紙 3,050円分を無線局再免許申請書の所定の部分へ貼付する必要があります。ただし、それへ割り印をしてはいけません。それと返信用封筒に80円切手を貼付します。

これだけの準備が出来たら、これら一式を持って関東総合通信局の無線通信部陸上第三課へ行きます。担当の係官に直接書類一式を手渡し、その場でチェックして貰い、誤りがあればその場で訂正、無ければその場で受理の印をハガキに押印して貰います。これだけ済めば、後は免許満了日前までに新しい無線局免許状が送られて来るのを待つだけです。



コメント(アーカイブ)

コメントと言うより質問なのですが申請書に添付する収入印紙とは郵便局に売ってる収入印紙の事でしょうか?
Posted by  田中 at 2010.2.8 19:20:46
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国庫収入となる租税・手数料などの収納金の徴収のために財務省が発行する証票がいわゆる収入印紙で、郵便局や法務局(登記所)などで購入出来ます。
Posted by  BlueMac at 2010.2.8 21:01:30
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2008年2月13日水曜日

中波も短波も、BCLには、やはりアンテナに負うところが大きい

中波や短波による遠距離受信、いわゆる、遠くからの中波放送や海外からの国際放送を聴く、BCLブームがあったのは今から三十年ほど前になります。

そのブームは五年間くらい続いたでしょうか?市販のBCLラジオも家電大手の各社が競作し、ドンドン性能もアップ、ブーム当初では想像も出来なかったほど高性能のモノが次々と出揃いました。
ICF-SW7600GR
しかし、ブームが頂点に達したか?と思われた1980年代初め頃、線香花火が最後の一瞬に大きく輝き消えるサマに似て、このブームは収束してしまいました。

それから四半世紀が経ち、リバイバルの兆候は定かではありませんが、根強いファンは居るようです。

今では市販されているラジオも、松下電器とソニーが多くのシェアーを占めていますが、長波、中波、短波放送を聴ける "BCLラジオ" と呼べるモノは、ソニーの "ICF-SW7600GR" だけと言っても過言ではありません。
それも、BCLブーム時代のラインナップと比べれば中程度のランクで、欲を言えば、もう一つ上のクラスが欲しいところです。
無い物ネダリは無意味ですが、今はこの "ICF-SW7600GR" で聴いています。

在京のFM放送は東京タワーから近いところなので文句なし、中波放送も東京の局は良好に受信できます。ただし、鉄筋構造の集合住宅のためか?短波放送は雑音だけでNSBも含め全く駄目。
BCLを志す者としては、中波での国内遠距離受信や海外から送信されている短波放送を必至の思いで聴く為の努力しています。


電波を良好に受信する為には、一にも二にもアンテナの性能が物を言います。室内にビニール線を引き回しても、ある程度は受信の感度が上げられると思います。しかし、アンテナは本来、周囲に広い空間の存在が不可欠です。とは言っても、住宅密集地区では、大きなアンテナの架設は隣近所の手前からも難しかったりします。


それで、今はソニーのBCL用のアンテナ "LW/MW/
SWワイドレンジアンテナ AN-12" を試用しています。隣近所と接近している家とかマンション住まいで、大きなアンテナを上げたくても上げる場所が無いとか、そんな時にコレを窓際に設置してみたり、ベランダの手すりに付けられれば、感度はグ〜ンとアップします。

AN-12
私は、家族の目もあまり届かない、エアコンの室外機の支柱に取り付けました。付属のケーブルは12mなので、室内での引き回しも考慮しての場所決めになります。
付属のアンテナは三段階に伸縮出来るロッドアンテナですが、もちろん全部引っ張り出して全長1.5mの状態で使用します。

このアンテナで拾った電波は基部に有る広帯域アンプでおそらく約20dB(約10倍)程度に増幅し、ラジオの方へその電波を導いている様に思われます。
ですから、長波、中波、短波の感度を簡単にアップしたいと思っておられる方にはお奨めかもしれません。ただし、FM放送には非対応です。
国内の中波放送でも東京から北海道や九州までの大電力局の殆どが大なり小なり聴こえます。

また、今まではノイズしか聴こえなかった短波放送も、NSBやRadio Japanをはじめ海外からの賑やかな音楽やニュースが受信出来る様になりました。


"ICF-SW7600GR" は、このアンテナをダイレクトに接続できますが、他のアンテナを繋ぐことは禁止らしいです。この "EXT ANT" には、ソニー純正の外部アンテナ用に直流電圧が掛かっている為のようです。

他のラジオ用には、同梱されているアンテナカップラーを使うことで、同様の効果が期待できます。アンテナカップラーをラジオに近づけて、その向きや位置を変えると良好に受信できます。

窓から遠い部屋の中では指向性が顕著になることがあり、私は過去に何度も修理して今日まで延命している "ICF-7600" で、NHKのラジオ深夜便を聴く時に使っています。これを近づけるだけなので、ラジオ、ステレオコンポ、ラジカセなど、機種を選ぶことなく使えてある意味、便利です。

AC-E90M
中波や短波放送を聴きたい人、AMのノイズで困っている人には救いになるかもしれません。中波の感度アップにミズホ通信から発売されている大型ループアンテナ(UZ-8DXS)もそれなりに効果はあると思いますが、回転させたりするので、物理的に設置場所や大きな空間を必要とします。狭い部屋では、その取り扱いは厄介かもしれません。

それに比べて、こちらは長波から中波、短波までカバーしていて使い勝手は良いと思います。
単三乾電池四本を使用しますが、BCLを始めると長時間になり、私の場合は一週間は持ちません。

それで、秋葉原へ行ったついでに9VのACパワーアダプターを買ってきました。ACパワーアダプターって、多くの場合は付属品として製品に同梱され、単体で購入することが無かっただけに、値札の数字を見直したほどでした。それでも、AC使用になって聴いても聴かなくてもスイッチオンの時が多くなり、昼間はFM、夜は、MWとSWを聴く時間が長くなりつつあります。

2008年2月9日土曜日

巣鴨駅近くでは、ひときわ目を引くアマチュア無線用のアンテナです

巣鴨へ行った帰り道、ワタシ的には「スガモ」と言えば、CQ出版社と日本アマチュア無線連盟(JARL)、それと、とげ抜き地蔵で有名な高岩寺です。

日本アマチュア無線連盟のアンテナ
それで、当初の用事を済ませてから、山手線の線路を挟んで向こう側にある地蔵通りへ向かいました。

下世話には、お婆ちゃんの原宿と言われる、この地蔵通り商店街。何時になく賑やかでジイちゃんバアちゃんが大勢行き来していて、なるほどと感心しましたが、そお言う自分もその仲間内かと?思うと少々ウンザリ・・・紫煙の絶えない境内を一周してそそくさと表通りは戻ってきました。

昼時を少し過ぎていましたが、マグドナルドで小休止と思い入りました。
店内にも多くのジイちゃんバアちゃんいて、なかには、ホットドリンク(お茶)を片手に、自宅から持ってきた?煎餅やクッキーなど食べていて、バーガーなど二の次の様にも見えました。これも、巣鴨と言う土地柄だけに、店の方も黙認状態?とか聞いたことがありますが・・・

巣鴨駅まで戻ってきて、ビルの間に見えるアンテナが気になり、ひとつ写真にでも撮っておこうかと、見上げる様な場所まで行ってみました。

CQ出版社のアンテナ
駅に近い方が、日本アマチュア無線連盟のアンテナ(上の画像)で、小さなビルの屋上にギッシリと列んでいます、その向こうが、CQ出版社のアンテナ(下の画像)です。
今日は青空に恵まれアンテナ自体もクッキリと見えていて、遠目ながらどんなアンテナなのか?識別出来そうなお空の様子でした。

2008年2月8日金曜日

"TSS" は文京区千石の閑静な住宅地にヒッソリと

私のアマチュア無線局の無線局免許状の有効期間が年央に満了しますが、その前に記載事項の一部について変更する積もりでいて、その処理の仕方についてTSS(株)へ相談に行ってきました。
"TSS" は、アマチュア無線局の開局申請や変更申請の保証業務を総務大臣から公示された会社です。
最寄駅はJR山手線巣鴨駅で、日本アマチュア無線連盟(JARL)やCQ出版社からも近く、駅から歩いて十分も掛からない文京区千石の閑静な住宅地にあります。
一見すると、小さなマンション風の建物の一階部分で、"TSS" の看板が無いとウッカリ通り過ぎてしまいそう。ここを訪れたのは三度目、数名の社員で全国から送られてくる申請書類を処理しているようです。
今回も質問事項をあらかじめ整理して行ったので、思ったより早く用事が済んでホッとしました。帰り際に、「忙しいですか?」っと聞くと「誤記や書類の不備など、問い合わせに時間を取られて・・」と、苦笑いしていました。
その後、巣鴨駅の方へ戻りながら、CQ出版社の出版物の直売所へ立ち寄り「再免許申請書」と「トランジスタ技術 SPECIAL No.99」を買いましたが、直売所も巷の書店と同じ定価?でした。

2008年2月5日火曜日

アマチュア無線局の免許(再免許)の電子申請の手数料が値下げになる

再免許申請書
平成20年1月25日付けの官報に、電波法関係手数料令の一部を改正する政令が公布され、平成20年4月1日より施行されます。今回の改正でアマチュア無線に関するものとしては、電子申請による免許申請および再免許申請の手数料の変更があります。

アマチュア局の免許(再免許)の電子申請については、これまでも申請書類によるものより、いくぶん手数料が割安でしたが、今回の改正では以下のように電子申請の場合の手数料が更に値下げとなります。
なお、申請書類(書面)による免許申請および再免許申請の手数料については従来通りで変更ありません。

●免許申請 (50W以下)
申請書類によるもの: 現行4,300円→ (変更無し)
電子申請によるもの: 現行4,200円→ 2,900円
●免許申請 (50Wを超える)
申請書類によるもの: 現行8,100円→ (変更無し)
電子申請によるもの: 現行7,900円→ 5,500円
●再免許申請
申請書類によるもの: 現行3,050円→ (変更無し)
電子申請によるもの: 現行2,950円→ 1,950円

アマチュア無線局の「無線局免許状」の有効期間は五年となっていて、私も今年は「固定局」と「移動局」、二つのアマチュア無線局の免許の有効期間が満了します。

その後、引き続きアマチュア局を開設しようとする場合は、免許の有効期限が切れる一ヵ月前までに、免許を受けている総合通信局へ再免許の申請をする必要があります。

そろそろ、準備に掛かろうかな?っと思っていますが、電子申請によるログインの手続きは、たいていWinで機能する様になっていて、Macでは、システムやブラウザの種類とバージョンが限定され、多くの場合において、アクセスすら出来ません。それで今回はパスします。

それと、これまでの九回の再免許申請は、千代田区大手町の関東総合通信局の私設課へ出向き、係官にその場で受理してもらっていますので、今回も直接申請する積もりでいます。

ところが、昨年八月一日より再免許申請書の様式が変更され、旧様式の申請書については、経過措置として今月一日まで有効でした。それで、今は新様式の申請書が既に巷の書店に置いてあれば良いのですが、万一の場合は面倒でも巣鴨のJARL(日本アマチュア無線連盟)まで行かなければ?っと思っています。

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電子申請をするには何が必要か?調べてみました。

電子証明書の取得
電子署名を行うには、政府認証基盤(GPKI)と相互認証された認証機関から発行された電子証明書を取得する必要があります。申請者が個人であれば「公的個人認証サービス」に基づく電子証明書を地元の市町村役場で取得する。

パソコンのセットアップ
自分のパソコンの利用環境の確認および電子申請に必要な「ソフトウェア」をインストールする必要があります。また、電子証明書を利用するために「ICカードリーダライタ」が必要になります。

ユーザ登録(ID・パスワードの取得
ユーザの登録が必要になります。その際、申請手続きに関する連絡を行うためにメールアドレスも登録する必要があります。

こんな面倒なことまでして、電子申請を利用する人はいるのでしょうか?再免許申請に限れば、五年にたった一回ですよ、例え手数料を値下げしたからって、電子申請の利用者が増えるとは思えません。
再免許申請書(上の画像)は昔より格段に簡略化されていて、自筆でも、たいした手間も掛からずに出来てしまうはずです。

2008年2月3日日曜日

三十年以上前の "日本アマチュア無線局局名録" が神田神保町の古書店に

フラリと行った神田神保町の古書店に "日本アマチュア無線局局名録" がありました。
それも三十年以上前に発行されたモノばかりで、1972年版と1974年版、1976年版、1978年版の四冊です。現在のモノと大きく違うのは、JARL(日本アマチュア無線連盟)の会員、非会員に限らず、免許された日本のアマチュア無線局のほとんど全てが収録されていました。

それが、いつの間にか会員のみの掲載になり、私的にはその利用価値も半減どころでは無くなりました。それがどのような理由に依ったのか?今となっては思い起こすことも出来ないでいます。

日本アマチュア無線局局名録
2008-2009年版
それが更に、個人情報保護法の施行により、書店などでの販売も取り止められ、今年から、JARLから会員だけの頒布になりました。

昔は交信しながら、この局名録から相手の名前や住所、年齢、趣味なども読みとり、相手のプロフィールを思い描くことも出来たり、交信証を郵送すること出来ました。

そんな意味では、まだまだ、内容的には古くなっている "日本アマチュア無線局局名録" ですが、最新版と共に利用すると思わぬ情報が得られたりしてラッキーと思うこともあります。

強いて必要なモノではありませんが、あれば便利でしょう。
この1972年版と1974年版、1976年版、1978年版には、どれも三千円の値札が付いていました。

最新版のモノより五割増し位の厚さで、手に取ると結構な重量、四冊同時には持ち帰れません。
手元に何冊かあるので、空白を埋められる年度のモノを次に行った時に入手してこようかな?っと思っています。なお、店内では現物の撮影も憚れ、ここではご紹介できません。



コメント(アーカイブ)

はじめまして、アマチュア無線の記事がありましたので 懐かしく思いました。3年前までは、JARL会員で、まあまあアクティブに無線をやっていました。ちなみにコールサインは〝JJ3G..〟です。短波(7、21MHz)にも出ていましたので、ひょっとすればつながっているかも・・・。今後とも宜しくお願いします。
Posted by  ミミリン at 2008.2.3 19:26:56
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遂に九回目の再免許申請の年になりました。
アクティブな時期には14と21のCW Onlyで
生意気にも力任せで "CQ DX" に続けて
"TE TTT ETTT ET" とキーを叩き、連日連夜EUとやっていました。
しかし、最近は、とても力不足で出番も無くなりました。
430にも出ていますが、
「ゴトキューデス。カードハ、バイザビューロー・・・」
なんて紋切り型にも飽き飽きしています。
アマチュア無線通信士の時代になっているようです。
Posted by  BlueMac at 2008.2.4 12:56:59
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2008年1月18日金曜日

二十九年前に買ったラジオの修理でソニー本社へ その2

持ち込みで修理を依頼していたラジオについて "完了した" と電話があり、JR品川駅近くのソニー本社ビルへ引き取りに行ってきました。
ICF-SW7600GR
本社内にある「ソニー・サービスステーション品川」に預けたのは、BCLレシーバ "ICF-SW7600GR" と
FM/AMラジオ "ICF-M10" の二台です。

"ICF-M10" については、全く受信不能でしたが、持ち込み時の予備的な診断と点検でFM受信の機能は回復し、AM受信はスキャンするものの受信不能で、そのまま修理受付となっていました。

しかし、数日後に電話があり、バーアンテナと一部のパーツに不良があり代替えパーツも無く修理不可と告げられ、やむなく引き取ることになっていました。
それでも、FM受信の機能が回復したことは、不幸中の幸いとも言えラッキーでした。

ICF-M10
この "ICF-M10" は、二十九年前に買った正に時代物で、まず、修理を受け付けてくれるのか?心配でしたが、門前払いになることなく、修理のためソニーの修理現場を往復してきたこと自体、その対応に好感を持ちました。
BCLレシーバ "ICF-SW7600GR" については、不覚にも物を落下させ、スピーカの部分のパネルが凹んでいました。外観的な損傷は、機能的な不具合ではないので、保証期間内でも有償修理、この事例では購入価格の三割ほどの修理費用が掛かると言われていました。

サービスの方から手渡された "ICF-SW7600GR"は、綺麗な元の状態に復帰していました。そして「スピーカも交換しました」と予期せぬ説明がありました。パネルが凹んだ時でも受信音は明瞭だったと思いますが、ソニーの粋なはからいに、製品と共に保証書を有り難く受け取りました。結果として、今回は二台とも修理費用は発生しませんでした。


追記
誤解があるといけないので、追記しておきます。
不具合のある製品を、ソニー本社へ持ち込めば、なんでも何とかなる話しではありません。
通常は、こんな年月の経った製品は門前払いです。

今回は、数日前まで、働いていた製品に不具合が発生し、ついでがあり、ダメ元で持参しました。

電池の液漏れが、その場の点検で確認され、簡単な処置で一部の機能が回復しました。その他の不具合も軽微?で、バックステージで何とかなるかもとの判断があったようで、修理受付になりました。その時は、立て込んでいたため、お預けでしたが、補修パーツも無く、当然ながら修理不能で後日引き取りに行きました。

取扱説明書に明記されていますが、ソニーでは、製造打ち切り後、約6年間は補修パーツを管理し、それを過ぎれば修理不能です。また、製品の取得価格に比べて修理代(基本料+技術料+補修パーツ代)が、かさむ様であれば、(例えば、一万円もしない製品などは)新品をお買いくださいとアドバイスされることもあります。

2008年1月8日火曜日

二十九年前に買ったラジオの修理でソニー本社へ その1

具合の悪いソニー製のラジオ二台を持って自転車でノンビリと二十分ほど、JR品川駅近くのソニー本社ビルへ行ってきました。JR山手線品川駅東口(新幹線口)からだと徒歩で十分は掛からないところです。
実を言って、ここへ行くのは初めてです。
JR品川駅港南口から近いソニー本社

ICF-SW7600GR
ソニーは、これまで、事実上の創業の地となった品川区御殿山に永らく本社がありましたが、昨年の春、この地に本社を新築し移転しました。
地下二階、地上二十階建て、高さは約100mもあるそうで、総ガラス張り、まるで巨大なスケルトンのキューブを連想させる様な建築です。
一階は広々とした空間だけがあり、まるでイベントホールの様な雰囲気です。その中央にポツンとインフォメーションカウンタがあり、オフィスそのモノは二階以上にあるようです。
しかし例外的に?「ソニー・サービスステーション品川」だけは、一番奥の隅に透明なガラスのパーティションで仕切って営業していました。
サービスカウンターは三つあり、たまたま、私が行った時は空いていたのか?私一人だけでした。

ICF-M10
ここへ持参したBCLレシーバ "ICF-SW7600GR" と FM/AMラジオ "ICF-M10"(右の画像)をバッグから取り出しテーブルにソッと置きました。
買ってから一年も経たない "ICF-SW7600GR" は、不覚にも物を落下させスピーカの部分のパネルが凹んでいて、これまで綺麗に丁寧に扱ってきたのに我ながら情けない次第です。

外観的なダメージであって、機能的な不具合ではないので、保証期間内でも有償修理となり、購入価格の三割ほどの修理費用が掛かるらしく、これにはビックリ。それでも、市販されているBCLレシーバーとしては、これに変わるモノが無く、これからも末永く大事に使っていきたいのでお願いしました。

"ICF-M10" は、二十九年前に買った正に時代物で、まず、修理を受け付けてくれるのか?心配でした。つい先日まではシッカリと受信出来ていて、突然ですが電源が入らなくなりました。その場でサービスの方がチェックしてくれて、液漏れによる金具の腐食らしく、それ拭って取りあえずFMは機能を回復しました。AMはスキャンすれど受信出来ず、結局はお預けし、実用レベルまで復帰できるのか?診てくれることになりました。

この "ICF-M10" は、今でも語り草になっている、テンキーによるデジタル・ダイレクト・チューニング方式を採用したジャンボBCLレシーバ "ICF-2001" より一年前の発売で、恐らく、チューニングにPLLシンセサイザー方式を採用した小型ラジオとして初代になるモノと思います。それぞれに思いのこもったモノだけに、結果に期待しています。


追記
誤解があるといけないので、追記しておきます。
不具合のある製品を、ソニー本社へ持ち込めば、なんでも何とかなる話しではありません。
通常は、こんな年月の経った製品は門前払いです。

今回は、数日前まで、働いていた製品に不具合が発生し、ついでがあり、ダメ元で持参しました。

電池の液漏れが、その場の点検で確認され、簡単な処置で一部の機能が回復しました。その他の不具合も軽微?で、バックステージで何とかなるかもとの判断があったようで、修理受付になりました。その時は、立て込んでいたため、お預けでしたが、補修パーツも無く、当然ながら修理不能で後日引き取りに行きました。

取扱説明書に明記されていますが、ソニーでは、製造打ち切り後、約6年間は補修パーツを管理し、それを過ぎれば修理不能です。また、製品の取得価格に比べて修理代(基本料+技術料+補修パーツ代)が、かさむ様であれば、(例えば、一万円もしない製品などは)新品をお買いくださいとアドバイスされることもあります。