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2016年7月24日日曜日

トリオの 9R-59と TX-88Aの取扱説明書

トリオの MW/SW通信型受信機(9R-59)と HF/50MHzマルチバンド送信機(TX-88A)の取扱説明書が手元に有る。いずれも半世紀も前の印刷物ゆえに、汚れやシミ、紙質の劣化もあり、ページを繰るのも慎重にならざるを得ない。
9R-59とTX-88Aの取扱説明書

表紙に注目すると、社名ロゴの「TRIO」の形が異なることが分かる。

「9R-59」の TRIO は T と R のフォントにそれぞれ長い横線が付いているのが特徴的だ。
このロゴは春日無線工業時代に使われていたモノだ。

「TX-88A」の TRIO は、times系のフォントに似ていて、トリオ(株)に社名変更した1960年から使われ、1986年(30年前)、(株)ケンウッドへ社名変更に伴い廃止になっている。

つまり、「9R-59」は、春日無線工業時代の最後に製品化されている。
「9R-59」と「TX-88A」は、ほぼ同時期に製品化されていて、「TX-88A」は少し後、トリオ時代初の製品として扱われたようだ。

両方ともペラペラの説明書で、記述内容が通り一遍だったにも拘わらず、よくもこれでアマチュア無線が始められたものだと驚くばかり。
たぶん、多くがスキルの有るラジオ少年達だったから、説明不足も何のその、それぞれの知識が補い合って、アマチュア無線を楽しんでいたのだと推測される。
恐るべし、ラジオ少年達!

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