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2007年6月22日金曜日

フルカラーの写真集?で、どのページも格好いいラジオが・・・

用事があり出かけたついでに駅前の書店へ立ち寄ってみました。
パソコン誌を一通り眺めてから、趣味の棚へ移動すると、ラジオ技術や無線と実験に混じって「BCLラジオカタログ」って、月刊誌ラジオライフも発行している、三才ブックスの本が目に入りました。


早速手に取ってみるとBCLブームの全盛時代に出た短波受信機の写真集?でした。
表紙は、当時だれもが憧れだった「ソニーのスカイセンサー5900」と「ナショナルのクーガー2200」、三十年は経った今でもそのデザインに古さを感じないカッコ良さ。

A4版で130ページほどのフルカラーのムック、三月頃には書店に出たようです。これは読むと言うよりフルカラーの見開きに、モノによっては実物より大きなサイズで見られ迫力があります。

俗っぽいコトバを借りれば、正に「永久保存版」ってとこでしょか? 私の個人的な感想を言えば、カタログ集でなく写真集であるところがミソなんだと思います。

目次を見てみると、

ソニーvs松下(ナショナル)
 開発合戦にみるBCLラジオの歴史

ベストセラー機の中身拝見
 BCLラジオの基板はどうなってるの?

SONY 
 ICF-5900、ICF-5400、ICF-5450、ICF-5500、ICF-5500A、ICF-5600、ICF-5800、
CF-5950、ICF-6000、ICF-6800(A)、ICF-110、ICF-1100、ICF-2001、ICF-2001D、ICF-SW1、
ICF-SW11、ICF-SW55、ICF-SW77、ICF-7600、ICF-EX5

松下(ナショナル)
 RF-2200、RF-888、RF-877、RF-1010、RF-1130、RF-1150、RF-1188、RF-858、
RF-868(D)、RF-848、RF-2800、RF-2600,、RF-4800D、RF-B30、RQ-585、R-288/R-299、
RF-B11/RF-B50、RF-788

OTHER
 RF-775F(東芝)、RP-1500F(東芝)、RP-1600F(東芝)、RP-1700F(東芝)、RP-2000F(東芝)、
RP7600(三洋)、RP7700(三洋)、
FIC-304(三菱)、FIC-404(三菱)、JP-505(三菱)、
KH-2100(日立)、KH-2200(日立)、
TPR-255(アイワ)、
R-300(トリオ)

再びBCLの趣味に走りたい人へ
 サブ機としての1台 ANDO ER4-330SA
 素人でも簡単に直せる! BCLラジオにありがちな故障と修理方法
 まだまだ流通しているぞ! 目当てのBCLラジオを入手するために
 世界の電波をキャッチせよ 海外ラジオ放送周波数データ

特別付録
 スカイセンサー5900&クーガ2200 取扱説明書 ダイジェスト版

定価は1,995円、迷わず買ってしまいました。
未だ、パラパラとページを繰った程度、今でも大事に持っているソニーのブック型BCLラジオのICF-7600や松下のワールドボーイGXのRF-858も載っていました。さすがに、ICF-SW7600GRは載っていませんでしたが、この続きはジックリ読んでから・・・

2007年6月5日火曜日

アマチュア無線もインターネットに頼る時代になってしまったのか?

ケンウッドから、アマチュア無線の新たな楽しみ方として現在注目されている、VoIP無線システムの中でも全世界で圧倒的なユーザー数を誇る「EchoLink」に標準対応したトランシーバー、144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダー「TM-V71シリーズ」が六月下旬から発売になるそうです。

144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダー
送信出力50W、1000メモリーチャンネル  TM-V71S 62,790円 
送信出力20W、1000メモリーチャンネル  TM-V71 57,540円

「EchoLink」とは、パソコンでの音声チャットと同じように、無線機の音声をインターネットに中継して、無線局側からDTMFコードを通じ特定の相手局を呼び出したり、プログラムそのものをコントロールすることによって、海外のアマチュア無線家とも交信できるVoIP無線のシステムのことです。

考えてみれば、双方が見通し距離内でないと交信できない超短波の無線通信ですが、このシステムでは、その通信経路の大部分をインターネット経由で中継されるため、誰でも容易に遠くのアマチュア無線局と交信が出来てしまう便利なシステムです。

しかし、アマチュア無線は専ら電波を通信媒体として相互に交信するのが決まりであったはず、それが、いつのまにか、技術の進歩と言うか?時代の流れか?規制緩和のおかげか?通信経路の大部分をインターネット網に任せてしまう、これは、もはや無線通信と言うより情報通信の範疇ではないのでしょうか?

マルコニー以来、電波と言う気まぐれな通信媒体を試行錯誤しながら操り、次々と新しい発見をしてきたアマチュア無線も、今では情報通信と言う流れに取り込まれ、その本質が見失われつつあるような気がします。


製品の主な特長をWebサイトから引用し以下に付けておきます。


送信出力50Wでゆとりのハイパワー「TM-V71S」
送信出力はHI/MID/LOWの3段階から選ぶことができ、VHF/UHFともに最大50Wのハイパワー運用が可能になります。(TM-V71はVHF/UHFともに20W)

同一バンド内2波同時受信(V×V、U×U)機能を搭載
144MHz帯と430MHz帯の2波同時受信機能に加えて、同一バンド内の2波同時受信機能を搭載しました。例えば、コールチャンネルとローカルチャンネル、レピータとローカルチャンネルのように、144MHz帯および430MHz帯で同一バンド内の2波同時待ち受けが可能です。

余裕の1000のメモリーチャンネルを装備
通常のメモリーチャンネルは1000チャンネルに対応(全チャンネルがスプリットメモリー対応)。さらにプログラムスキャンは10種類までメモリー可能です。すべてのメモリーチャンネルに最大6文字(英数字)までのメモリーネームを、周波数とともに登録することができます。

メモリーコントロールプログラム「MCP-2A*」に対応
メモリーコントロールプログラム「MCP-2A」を使えば、PC上でメモリーチャンネルや各種機能の設定などのデータ作成・編集・管理をすることができます。(PCとの接続にはオプションのプログラミングケーブル「PG-5G」またはPCインターフェースケーブルキット「PG-5H」が必要です)
「MCP-2A」はケンウッドのWebサイトよりダウンロード可能なフリーソフトです。
URL:http://www.kenwood.co.jp/j/products/radio_index.html
(MCP-2Aは発売時期に合わせ掲載予定。また、URL は変更になる場合があります)

ノード局(アクセスポイント)に簡単アクセス、EchoLinkメモリー
最大10個のEchoLink専用DTMFメモリーに、コールサインとノード番号、制御コマンドなどを登録することができます。また、コールサイン・DTMF自動変換機能により、EchoLinkで使用される "Connect by call" や "Query by call"も簡単な操作ができます。さらに、メモリーコントロールプログラム「MCP-2A」を用いてEchoLinkメモリーの管理も可能です。なお、無線機からEchoLink のノード局にアクセスするだけの場合は、専用ソフトウェアやコールサインの登録などは必要ありません。(PCとの接続にはオプションのプログラミングケーブル「PG-5G」またはPCインターフェースケーブルキット「PG-5H」が必要です)

EchoLink Sysopモード機能で、ノード局運用が可能
「TM-V71シリーズ」と、EchoLinkソフトウェアをインストールしたPCとを接続してEchoLinkのノード局を簡単にセットアップできます。(PCとの接続にはオプションのPCインターフェースケーブルキット「PG-5H」が必要です)

多彩なスキャン機能
スキャン機能は、VFOスキャン、プログラムスキャン、MHzスキャン、メモリースキャン、CALLスキャン、更にメモリーバンクスキャンに対応しました。メモリーバンクスキャンは、1000チャンネルのメモリーを10個のバンクに分割し、任意のバンクを組み合わせてスキャンすることができる機能です。また、スキャン再開条件の設定で、タイムオペレート、キャリアオペレート、シークから選択可能。さらには、メモリーチャンネルロックアウト機能への対応や、トーンスキャンとCTCSSスキャン、そしてDCS(デジタルコードスケルチ)スキャンを搭載しています。

表示パネルの上下反転装着が可能
本体の上部にスピーカーがあるため、本体の取り付け場所によっては、スピーカーを塞いでしまう場合があります。しかし、脱着可能なクイックリリースパネルなら、本体の上下を反転して装着することができるため、取り付けを選びません。

大きく見やすい表示。アンバー/グリーンの2色から選べるLCDバックライト
あらゆる状況下で、優れた視認性を発揮する大型のディスプレイを採用しました。バックライトもアンバーとグリーンからセレクトすることができます。

オプション「VGS-1」によるボイスガイド/ボイスストレージ対応
オプションのボイスガイド&ストレージユニット「VGS-1」を装着すると、キー操作を音声アナウンスにより確認できます(5段階の読み上げ速度の調整が可能)。またボイスメッセージや30秒まで常時録音も可能なため、交信時の内容を後で確認したいときに便利です。

空線キャンセラー 機能
鉄道無線の空線信号(2280Hz)を受信すると、スピーカーをミュートすることにより、快適な鉄道無線の受信ができます。

その他の機能
・ワイドバンド受信機能装備:118-524MHz, 800-1300MHz(一部周波数を除く)・バックライト付きキーパッドマイクMC-59を標準装備  ・A/Bバンドで独立したVOL/SQLつまみを装備  ・外部TNC用6-pin mini DIN端子を装備  ・PC接続用8-pin mini DIN端子を装備(PC接続にはオプションのプログラミングケーブルPG-5G必要)  ・良く使う機能を割り当てられるパネルPFキー(PF1, PF2)  ・使わない周波数帯を表示させないバンドマスク機能  ・コールチャンネル機能  ・Sメータスケルチ&スケルチハングアップタイム機能  ・モニター機能  ・ミュート機能  ・オートパワーオフ機能  ・MHzモード  ・周波数ステップ切り替え  ・シフトファンクション  ・プログラミングオフセット切り替え  ・リバース  ・オートレピーターオフセット(ON/OFF,UHFのみ)  ・オートマチックシンプレックスチェッカー  ・DTMFメモリー(10チャンネル,16デジット)  ・タイムアウトタイマー機能  ・キーロック/オールロック  ・パスワードプロテクション  ・メモリーシフト  ・プログラマブルVFO  ・キー操作音ON/OFFボリュームコントロール  ・マイクプログラム機能  ・メモリーチャンネルロックアウト  ・バックリットキー  ・デ?タ通信スピード1200/9600bps切り替え  ・チャンネルディスプレイモード  ・パワーオンメッセージ  ・LCDブライトネス  ・オートブライトネス  ・A/B Band外部スピーカー切替2端子装備  ・リセット(VFO, PART, PM, FULL)

2007年6月4日月曜日

EchoLinkに標準対応した144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダーが発売になる

ケンウッドから、アマチュア無線の新たな楽しみ方として現在注目されている、VoIP無線システムの中でも全世界で圧倒的なユーザー数を誇る「EchoLink」に標準対応したトランシーバー、144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダー「TM-V71シリーズ」が六月下旬から発売になるそうです。
144メガ/430メガ帯FMデュアルバンダー
送信出力50W、1000メモリーチャンネル TM-V71S 62,790円
送信出力20W、1000メモリーチャンネル     TM-V71 57,540円

 「EchoLink」とは、パソコンでの音声チャットと同じように、無線機の音声をインターネットに中継して、無線局側からDTMFコードを通じ特定の相手局を呼び出したり、プログラムそのものをコントロールすることによって、海外のアマチュア無線家とも交信できるVoIP無線のシステムのことです。

考えてみれば、双方が見通し距離内でないと交信できない超短波の無線通信ですが、このシステムでは、その通信経路の大部分をインターネット経由で中継されるため、誰でも容易に遠くのアマチュア無線局と交信が出来てしまう便利なシステムです。

 しかし、アマチュア無線は専ら電波を通信媒体として相互に交信するのが決まりであったはず、それが、いつのまにか、技術の進歩と言うか?時代の流れか?規制緩和のおかげか?通信経路の大部分をインターネット網に任せてしまう、これは、もはや無線通信と言うより情報通信の範疇ではないのでしょうか?

マルコニー以来、電波と言う気まぐれな通信媒体を試行錯誤しながら操り、次々と新しい発見をしてきたアマチュア無線家も今では情報通信と言う流れに取り込まれつつ有るように思われます。