Translate

2007年9月14日金曜日

プリント基板が剥き出しの "AMラジオキット" を買って

先月、東京ビッグサイトで開催されたハムフェア2007 でAMラジオの組み立てキットを買いました。しかし、他のことに時間をとられ今日になってやっと開封してみました。

ハムフェアは年々その規模が小さくなってきていますが、それでもアマチュア無線機器工業会(JAIA)のブースや物販ブースを始め、一般クラブのブースまで一つ一つ見て回るにはそれ相当の時間を要しました。

一般クラブのブースは、それぞれに個性があり、また、展示しているモノにも一貫性が無く、近くに寄ってみないと何ともわからない展示もありました。また、そんな混然としたところがアキバのジャンク漁りに似て思わぬモノを見つけニッコリなんてこともあります。

今回は格別探しているモノも無くて右に左に巡っていたところ、剥き出しのプリント基板のスピーカからラジオ放送が聴こえ近寄ってみました。

組立キット一式

普通は小さな基盤にギッシリと部品を並べコンパクトに作るのが定石ですが、これは違っていました。
大きめのプリント基盤に回路図そのものを写し取ったような感じで、組み立ても簡単、しかも、回路図にパーツが載せてあるようにも見えて回路構成が一目でわかります。

持ち歩くラジオの製作ではなく、作りながらラジオの仕組みを勉強しようとする教材用ではないかと推測しています。完成した後、この基盤を立てて置けるスタンドも用意されていて、スピーカがこちらを向き、また、自分で作った成果をいつも眺められるようになっています。

完成品

思うことがあり、すぐに価格交渉をして、3,000円で買ってしまいました。"AM RADIO KIT" は、アメリカ・イリノイ州にある "Elenco Electronics, Inc." の製品で、もちろん英文の取扱説明書が付いていました。
  
初心者用の記述で、図解が多く、パーツの紹介、抵抗やコンデンサの値の読み方、半田付けのやり方、回路の説明・動作原理など、親切丁寧な説明に相当のページを割いています。

組み立てが終わった後、RF信号発生器やオシロスコープが使っての調整方法がありますが、テスターだけで調整し、ラジオが聴けるまでを解説していて、なかなか考えられているとの印象です。
私としては、いまさらAMラジオでもないのですが、別の用途に利用したいと考え中で、機会があれば改めて公開したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿