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2011年7月5日火曜日

"3.11" 以降、秋葉原では「ラジオ」が品薄で・・・


あの "3.11" 以降、秋葉原の大型家電店では、ラジオ売場は多くのモデルが在庫切れで展示品のみ、三ヶ月も経った現在でも、「入荷未定」のポップが、繰り返し貼られます。
ソニー ICR-P15
そんな事態に、今まで見掛けなかった東南アジア製の安モノが出回っていますが、日本製に拘る人が多いのか?店員の話では売れ行きは芳しく無いとか・・・とにかく、「ラジオ」は、品薄状態が長引いています。
既に情報過多と言われるほど、日々いろいろなメディアからの恩恵を受けていて、古典的?なメディアである「ラジオ」が、これほど存在感を顕著にした事は、少々驚きでもあります。
普段は、ごく当たり前の様に、その恩恵を享受しているデジタルネットワークですが、いったん壊滅状態になれば、人は為す術のない事を改めて実感したのだと思います。
そんな時に情報を得る手段として、一番簡便でコストの負担も少ないのが「ラジオ」です。非常時に電池さえ確保出来れば、ネットに頼らず、いつでも何処でも誰でもラジオ放送の聴取が出来て、多くの人々が客観的な情報を共有し、それぞれの日々の生活の一助に出来ます。
いま「ラジオ」のラインナップを揃えているのは、"Panasonic"と"SONY" だけで、多くの家電メーカーはこのジャンルから撤退しています。
売れ筋の多くが、名刺大のポケットにスッポリ入るモノで、アナログチューニングであれば一千円から三千円、多くはPLLシンセサイザー方式のデジタルチューニングで五千円から一万円ほどで入手できます。
テレビではアナログ放送が間もなく終了しますが、「ラジオ」は、まだまだ大衆が頼りにするメディアとして存在し続けると思われます。

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