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2006年7月12日水曜日

「SM-5」ではない、別の無線通信機の組み立て途中の現物が出て来て、ビックリしつつ

段ボール箱は下の部分が粘着テープで補強してあり、上面は平らでなく少し盛り上がっている様に見えました。側面に印刷された「SM-5 PRE-SELECTOR CONVERTER」が入っている様には思えない雰囲気でした。少々戸惑いつつ、綴じ糸を解き、内装段ボールの上を開いてみて予感が的中しました。

「SM-5」と表示の段ボール箱
「SM-5」のケースは見えず、亜鉛メッキの金属シャーシーに組み立てられた裸のセットが見えました。

内装段ボールを一気に引き出すと、正に製作中とでも言った方がいい様な工作物です。大きさがほぼ「SM-5」のサイズに近く、この段ボール箱に上手い具合に収まっていたようです。

それが、私には何であるか直ぐに分かりました。しかし、何故にケースが無いのか?記憶を辿ってみましたが、三十数年前にここに収めた時の情景は思い出せません。

「SM-5」ではない半完成品のセット
それはともかく、此処に収まるべきモノが何処へ行ってしまったのか?私自身が処分する訳もなく、どこかにあるはず・・・探してみることにしました。

「SM-5」プリセレクタ/コンバータは、七メガ以下はプリセレクタとして機能し、十四メガ以上はコンバータとして機能する様になっていました。私の場合は主として十四メガと二十一メガにQRVしていたので、そのバンドだけがベストで働くようにチューナップしていました。

これは、コリンズタイプの周波数コンバータで、主として十四メガ、二十一メガ、二十八メガのアマチュア無線バンドを短波帯のある周波数(3.5Mc〜)に置き換える機能があり、短波受信機との併用が必要でした。

当時、短波帯も聴ける全波受信機(All Wave Radioの和訳)は、どれも十メガまでは何とか使えても、それ以上の周波数帯では感度はもちろん。イメージレシオや安定度の点で、海外からの短波放送を聴くような場合には何とか使えても、アマチュア無線の様な弱い電波を聴くには適していませんでした。

それにしても、現物がないままこれ以上の言及は控えて、取りあえず探すことにします。

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