「SM-5」と表示の段ボール箱 |
内装段ボールを一気に引き出すと、正に製作中とでも言った方がいい様な工作物です。大きさがほぼ「SM-5」のサイズに近く、この段ボール箱に上手い具合に収まっていたようです。
それが、私には何であるか直ぐに分かりました。しかし、何故にケースが無いのか?記憶を辿ってみましたが、三十数年前にここに収めた時の情景は思い出せません。
「SM-5」ではない半完成品のセット |
「SM-5」プリセレクタ/コンバータは、七メガ以下はプリセレクタとして機能し、十四メガ以上はコンバータとして機能する様になっていました。私の場合は主として十四メガと二十一メガにQRVしていたので、そのバンドだけがベストで働くようにチューナップしていました。
これは、コリンズタイプの周波数コンバータで、主として十四メガ、二十一メガ、二十八メガのアマチュア無線バンドを短波帯のある周波数(3.5Mc〜)に置き換える機能があり、短波受信機との併用が必要でした。
当時、短波帯も聴ける全波受信機(All Wave Radioの和訳)は、どれも十メガまでは何とか使えても、それ以上の周波数帯では感度はもちろん。イメージレシオや安定度の点で、海外からの短波放送を聴くような場合には何とか使えても、アマチュア無線の様な弱い電波を聴くには適していませんでした。
それにしても、現物がないままこれ以上の言及は控えて、取りあえず探すことにします。
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