今から約三十年前の物で、当時のトリオの FMラジオ FM mini(FM-32)のカタログだが、奇しくも、未だ現物があり、しかも動作するのが奇跡?
トリオの FM mini カタログは実物大のようだ |
当時は、これより一回り大きいサイズのラジオが一般的だったが、これは、いわゆる、名刺サイズで単4電池二本を内蔵させても100g未満、ワイシャツの胸ポケットでも苦にならなかった。
更に、小型を象徴する意味では、イヤホンが、現在は当たり前になっているインナー型を使用していて、オーバーヘッド型が定番だった当時としては小ささをと扱いやすさをコンセプトにしていた。もしかすると、この種のイヤホンとしては、初めて製品化されたモノかもしれない?
ブランド ロゴが変わり i の dot が逆三角であるのが特徴的 |
それまでに、色々な小型ラジオを使ったが、FMだけを聴くコンセプトが気に入り買ったが、都内で聴くぶんには雑音も無く音質も申し分なかった。
ただし、FMの特質上あまり東京タワーから離れたところでは届く電波も弱くなり雑音も増えたが、AM放送の番組に飽き飽きしていた自分には正にピッタリのラジオだった。
画像では、分かり難いが、ブランド・ロゴが従来のタイムズ・フォントに似た "TRIO" とは異なる。1980年前半から数年間だけ使用された希少のモノで、1986年に社名が(株)ケンウッドに変わった時点で "KENWOOD" に置き換えられ消滅した。
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