どちらも、ケンウッド製で、1200メガFMトランシーバー TH-59、と144/430メガFMトランシーバー TH-79だ。
ふた昔と言えば、日本のアマチュア無線が一番盛んだった九十年代半ばである。免許を取得する人も増加の一途、それに呼応するかのように無線機を製造する企業も、意欲的な新製品を数多く発表した。
キング オブ ホビーなどと自画自賛しても、恥ずかしくないくらい活気に満ちていた頃で、今から思えばよき時代であった。
左が 144/430メガFMトランシーバー TH-79、右が 1200メガFMトランシーバー TH-59、 |
今回譲り受けた二台だが、ケンウッドのオーディオ製品のデザイン・コンセプトを踏襲していて、他社のそれとは一線を画す格好良さがあった。
長年、押し入れで寝ていたらしいが、動作を確認してみると、1200メガFMトランシーバー TH-59は送信受信とも、まともに働いて居るようだが、144/430メガFMトランシーバー TH-79は、液晶ディスプレーがブラックアウトで致命的だった。しかし、BUSYが点灯するので受信はOKかも知れないが、PTTを押すのは躊躇った。
それで、ケンウッドへ二十年前の物を承知で、週初めに修理依頼に出したが、何と、その週のうちに修理完了で戻って来て、チョッピリだが感動した。
TH-59は、再調整だけでオールOK。TH-79はコネクタが接触不良で新品に交換し、全点検で動作OKとコメントが付いていた。
二台併せて、一万五千円ほどの請求であった。修理工賃が高いか安いかの議論は別として、二十年も前の物が今日使えることを、大いに評価したい。
両方とも、2007年のスプリアス規制に抵触するが、申請期限の2017年までは未だ間がある。それでも、急いで無線設備の増設申請をしたが、二週間ほどで新たな無線局免許状が郵送されてきた。
これで大手を振って電波が出せる。
特に、1200メガFMトランシーバー TH-59は貴重だ。
それ故、1200メガFMの移動運用は珍しいので、密かに?総通のHPで、免許の有無をチェックされたりしかねない?
来月には、総通のHPも修正されるから、相手の居そうな日曜日の真っ昼間に移動運用でもしようかと、今は場所選びの最中だ。
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