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2008年1月18日金曜日

二十九年前に買ったラジオの修理でソニー本社へ その2

持ち込みで修理を依頼していたラジオについて "完了した" と電話があり、JR品川駅近くのソニー本社ビルへ引き取りに行ってきました。
ICF-SW7600GR
本社内にある「ソニー・サービスステーション品川」に預けたのは、BCLレシーバ "ICF-SW7600GR" と
FM/AMラジオ "ICF-M10" の二台です。

"ICF-M10" については、全く受信不能でしたが、持ち込み時の予備的な診断と点検でFM受信の機能は回復し、AM受信はスキャンするものの受信不能で、そのまま修理受付となっていました。

しかし、数日後に電話があり、バーアンテナと一部のパーツに不良があり代替えパーツも無く修理不可と告げられ、やむなく引き取ることになっていました。
それでも、FM受信の機能が回復したことは、不幸中の幸いとも言えラッキーでした。

ICF-M10
この "ICF-M10" は、二十九年前に買った正に時代物で、まず、修理を受け付けてくれるのか?心配でしたが、門前払いになることなく、修理のためソニーの修理現場を往復してきたこと自体、その対応に好感を持ちました。
BCLレシーバ "ICF-SW7600GR" については、不覚にも物を落下させ、スピーカの部分のパネルが凹んでいました。外観的な損傷は、機能的な不具合ではないので、保証期間内でも有償修理、この事例では購入価格の三割ほどの修理費用が掛かると言われていました。

サービスの方から手渡された "ICF-SW7600GR"は、綺麗な元の状態に復帰していました。そして「スピーカも交換しました」と予期せぬ説明がありました。パネルが凹んだ時でも受信音は明瞭だったと思いますが、ソニーの粋なはからいに、製品と共に保証書を有り難く受け取りました。結果として、今回は二台とも修理費用は発生しませんでした。


追記
誤解があるといけないので、追記しておきます。
不具合のある製品を、ソニー本社へ持ち込めば、なんでも何とかなる話しではありません。
通常は、こんな年月の経った製品は門前払いです。

今回は、数日前まで、働いていた製品に不具合が発生し、ついでがあり、ダメ元で持参しました。

電池の液漏れが、その場の点検で確認され、簡単な処置で一部の機能が回復しました。その他の不具合も軽微?で、バックステージで何とかなるかもとの判断があったようで、修理受付になりました。その時は、立て込んでいたため、お預けでしたが、補修パーツも無く、当然ながら修理不能で後日引き取りに行きました。

取扱説明書に明記されていますが、ソニーでは、製造打ち切り後、約6年間は補修パーツを管理し、それを過ぎれば修理不能です。また、製品の取得価格に比べて修理代(基本料+技術料+補修パーツ代)が、かさむ様であれば、(例えば、一万円もしない製品などは)新品をお買いくださいとアドバイスされることもあります。

2008年1月8日火曜日

二十九年前に買ったラジオの修理でソニー本社へ その1

具合の悪いソニー製のラジオ二台を持って自転車でノンビリと二十分ほど、JR品川駅近くのソニー本社ビルへ行ってきました。JR山手線品川駅東口(新幹線口)からだと徒歩で十分は掛からないところです。
実を言って、ここへ行くのは初めてです。
JR品川駅港南口から近いソニー本社

ICF-SW7600GR
ソニーは、これまで、事実上の創業の地となった品川区御殿山に永らく本社がありましたが、昨年の春、この地に本社を新築し移転しました。
地下二階、地上二十階建て、高さは約100mもあるそうで、総ガラス張り、まるで巨大なスケルトンのキューブを連想させる様な建築です。
一階は広々とした空間だけがあり、まるでイベントホールの様な雰囲気です。その中央にポツンとインフォメーションカウンタがあり、オフィスそのモノは二階以上にあるようです。
しかし例外的に?「ソニー・サービスステーション品川」だけは、一番奥の隅に透明なガラスのパーティションで仕切って営業していました。
サービスカウンターは三つあり、たまたま、私が行った時は空いていたのか?私一人だけでした。

ICF-M10
ここへ持参したBCLレシーバ "ICF-SW7600GR" と FM/AMラジオ "ICF-M10"(右の画像)をバッグから取り出しテーブルにソッと置きました。
買ってから一年も経たない "ICF-SW7600GR" は、不覚にも物を落下させスピーカの部分のパネルが凹んでいて、これまで綺麗に丁寧に扱ってきたのに我ながら情けない次第です。

外観的なダメージであって、機能的な不具合ではないので、保証期間内でも有償修理となり、購入価格の三割ほどの修理費用が掛かるらしく、これにはビックリ。それでも、市販されているBCLレシーバーとしては、これに変わるモノが無く、これからも末永く大事に使っていきたいのでお願いしました。

"ICF-M10" は、二十九年前に買った正に時代物で、まず、修理を受け付けてくれるのか?心配でした。つい先日まではシッカリと受信出来ていて、突然ですが電源が入らなくなりました。その場でサービスの方がチェックしてくれて、液漏れによる金具の腐食らしく、それ拭って取りあえずFMは機能を回復しました。AMはスキャンすれど受信出来ず、結局はお預けし、実用レベルまで復帰できるのか?診てくれることになりました。

この "ICF-M10" は、今でも語り草になっている、テンキーによるデジタル・ダイレクト・チューニング方式を採用したジャンボBCLレシーバ "ICF-2001" より一年前の発売で、恐らく、チューニングにPLLシンセサイザー方式を採用した小型ラジオとして初代になるモノと思います。それぞれに思いのこもったモノだけに、結果に期待しています。


追記
誤解があるといけないので、追記しておきます。
不具合のある製品を、ソニー本社へ持ち込めば、なんでも何とかなる話しではありません。
通常は、こんな年月の経った製品は門前払いです。

今回は、数日前まで、働いていた製品に不具合が発生し、ついでがあり、ダメ元で持参しました。

電池の液漏れが、その場の点検で確認され、簡単な処置で一部の機能が回復しました。その他の不具合も軽微?で、バックステージで何とかなるかもとの判断があったようで、修理受付になりました。その時は、立て込んでいたため、お預けでしたが、補修パーツも無く、当然ながら修理不能で後日引き取りに行きました。

取扱説明書に明記されていますが、ソニーでは、製造打ち切り後、約6年間は補修パーツを管理し、それを過ぎれば修理不能です。また、製品の取得価格に比べて修理代(基本料+技術料+補修パーツ代)が、かさむ様であれば、(例えば、一万円もしない製品などは)新品をお買いくださいとアドバイスされることもあります。

2007年12月28日金曜日

ナショナルの "RJX-601" の人気の影で存在感が希薄だった?トランシーバー"RJX-715" が

暮れの秋葉原をいつもの通りのコースで回っている途中で、中古店のショーケースにNationalの21MHz CW/SSBモービルトランシーバー "RJX-715" を見つけました。

National 21MHz CW/SSBモービルトランシーバー
RJX-715
正直言って、この様なアマチュア無線機があったこと自体、既に忘れていて、暫しパネルを端から端まで眺めていました。
たしか1979年頃の発売ですが、当時は、同じNationalの50MHz FM/AMポータブルトランシーバー "RJX-601" の方に人気があり、影の存在だった様に思い出しました。
1970年代は、この様なモノバンドのトランシーバーが各社各様のスタイルで数多く発売されました。
ソニー CF-5950
しかし、その当時は、3.5MHz、7MHzおよび50MHzで開局申請をする人が大半で、なかなか21MHzのモノバンドを購入するには勇気?が要った時代だったかも知れません。
当時は49,800円だったそうですが、ここでの中古価格は19,800円でした。ネットオークションでは一万円以下のようですが、その程度だったら買って試したみたいとは思いました。
その他に、TRIOの1200MHz FMトランシーバー "TR-50" が6,000円、BCLマニアには今も人気があるSONYの"スカイセンサー5900" とカセットレコーダを合体した様な"CF-5950" に45,800円の値札が付いていて、懐かしくそれぞれを眺め入ってしまいました。

2007年12月20日木曜日

"radio Shark2" で受信周波数とダイヤル表示が一致しませんが?

Griffin Technologyの "radio Shark2" は、マックにUSB接続するとラジオが聴ける "フカヒレ"のような形の FM/AMラジオチューナーです。

radio Shark2
私のノート型マックiBook G3(800MHz)は、OSをTigarまでアップデートしてありますが、今まで問題なく働いていました。それが最近になってUSB接続しても認識しなくなり、抜き差しを繰り返して何とか認識することもあったり安心して使えなくなりました。

その原因を特定出来る様なことは、ソフトウェアに於いてもハードウェア於いても、自分として格別思い当たりませんでした。

その後、アップデータがあることを知りました。
それはMac OSX(10.3.9)以降で発生する不具合を回避する為のモノのようでした。私は最初からMac OSX(10.4.3)において使い始めていて、今までは問題なかったので的はずれかな?と思いつつもアップデータのバージョンを調べてみました。

"v2.0.2" で、現在インストールしてあるモノより新しい事が分かり、直ぐにダウンロードしました。あちこちのフォルダに分散してインストールされていた諸々の関係ファイルを捨てて再起動し、アップデータにより再インストールしてみました。そして再度起動し、当該アプリケーションを立ち上げて、USB接続してみると、何と以前と変わらず悲惨な結末でした。

しかも、チューニングしてみると、AM受信時に正同調すると周波数表示が "1kHz" 低く表示される事が分かりました。

つまり、在京局の"TBS" の周波数は"954kHz" ですが、"953kHz" が表示されてしまいます。同調周波数のステップは "9kHz" ですから、上は "962kHz" 下は "944kHz" で "954kHz" は表示されません。アップデート前はこんな事にはなりませんでした。

また、FM受信の方は以前からと同じ症状で、"0.1MHz" 上の周波数にセットした方が正同調の様な印象を受けます。FM放送は占有帯域幅が広いので解りにくいのですが、在京NHK FM(82.5MHz)の受信では "82.5MHz" でも "82.6MHz" でも同じ様な音質で聴こえ、どちらかと言えば "82.6MHz" の時にクリアーに聴こえるような印象です。

受信風波数をデジタル表示するラジオですから、ピッタリ合っていて当然なのですが、何故か一致しません。この様なことには浅学の身ゆえに、いま現在は、為す術もなくお手上げ状態です。

2007年12月11日火曜日

皮肉にも東京タワーに背を向けた方が良好に受信出来て

たまたま見つかったテクニクスのFM専用2素子の小型アンテナ"TA-2200FM"のカタログ。
このアンテナを、FM放送のエアーチェックが全盛だった頃に使っていました。
今となっては"エアーチェック"と言う言葉自体が死語に近く、その意味を解せない世代が多くなっている様な気がします。蛇足ながら、"テクニクス(Technics)" も同じかもしれませんが・・・
音楽ソースの入手はネットからのダウンロードが当たり前、電波媒体を介する時代はとうの昔になっているようですが、当時は正に真剣勝負の様な有様で、自分のコンポやアンテナのチューナップをしていました。
東京タワーから2kmも離れていないところ、到来する電波の強さも強電界に準じる様なレベルで、しかも、伝播経路にはビルが建ち並び、直進してくる電波以外にアチコチのビルなどで反射してくる電波が沢山あって、いわゆるマルチパスに悩まされていました。
マルチバスが多いと言う事は、受信時にエコーを生じる様なもので、受信音が濁ったりガザガザと聴こえ、高忠実度の受信が出来るはずのFMに於いて、何とも情けない状態でした。
それでアンテナの工夫で何とかこれらの不具合を改善しようとして、秋葉原の石丸電気で買い求めてきたのが、この強電界地域用"TA-2200FM"でした。
小型軽量、2素子ながら位相差給電方式のアンテナです。これを10m程のマストの上に取付、一回転360度、手で回してみて一番良好に受信出来る方向を調べてみました。必ずしも東京タワーの方向が良いとは言えず、また、アンテナの高さを何通りか変えてみて、同じ様に調べました。
結果的に、一番良好な受信音が得られたのは、一番高い位置に取付て、東京タワーに対し殆ど真後ろ方向にアンテナを向けた時がスッキリと抜ける様な澄んだ受信音が得られる事が分かりました。

アンテナが軽いこともあり、32mm径の鉄パイプ二本と28mm径のアルミパイプ一本を繋ぎ合わせた自立型のアンテナマストになりました。これが幾度かの台風にも耐え1970年代後半から十年間ほど便利に使いましたが、その後、CDやMDの登場と相まってデジタル化が進み始め、何時までもカセットテープの時代でないように感じ、エアーチェックすることさえ忘れる様になってしまいました。
このアンテナは既に朽ち果て、代替わりしていますが、往時のコンポは今も健在で、昔懐かしいアナログの柔らかなサウンドを聴かせてくれています。因みにチューナーはTRIO "KT-6100"、アンプはTRIO "KA-6100"、カセットデッキはSONY 2-Head "TC-K65"、同 3-Head "TC-K71"、同 プログラムタイマー"PT-77" それに、画像にはありませんが、スピーカはTRIO 25cm 3-way "LS-101" の構成です。
しかし、当時はこれだけ頑張っても、都内で良好に受信可能なFM局は、NHK-FM(82.5MHz)とFM東京(80MHz)の二局だけ。それでも、FM fanやFMレコパル、週刊FM、FM STATIONなど、いわゆるFM情報誌を頼りに毎日毎晩、エアーチェックに追われた日々は、既に四半世紀も彼方のことになってしまいました。

2007年11月6日火曜日

バーテックススタンダードがモトローラの傘下に・・・

アマチュア無線機器メーカとしては老舗の「バーテックススタンダード」がアメリカのモトローラ社の傘下に入るようです。
近い将来的にアマチュア無線業界にどの様な変化が生じるのか未知数ですが、今時点では良い結果の出る事を願わざるにはいられません。


昨日付けで発表された同社の資料の冒頭を引用すると、

平成19年11月5日
各位
会社名 株式会社バーテックススタンダード
代表者名 代表取締役社長長谷川淳
(JASDAQ コード6821)
問合せ先
役職・氏名 取締役根岸良直
電話(03) 5725-6112

当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
当社は、平成19年11月5日開催の取締役会において、株式会社MI(以下「公開買付者」といいます。)による当社が発行する普通株式及び新株予約権に対する公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)について下記のとおり賛同意見を表明することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
当社取締役会におきましては、次のような考えに立ちましてこの意見表明を行っております。
当社は、強固な財務構造のもとに順調な業績の拡大を続けておりますが、このたびのモトローラによる当社株式に対する公開買付けにつきましては、当社が参入しております通信機市場においての市場の将来性、当社の今後の事業展開を鑑みた結果、モトローラのグローバル販売ネットワークと優れたマーケティング力、そして先端技術開発能力に、当社の強みであります商品開発能力と日本国内販売ネットワークを融合させることによって当社従業員に、より大きな活躍の場を提供するとともに、当社にとりましてもより大きな成長の機会が得られると判断いたしました。今後、当社を取り巻くすべてのステークホルダーの皆様の期待に応え、更なる飛躍を図ってまいります。
以下は省略

2007年11月2日金曜日

「2008−2009年版 JARL会員局名録」の予約をして

巣鴨のCQ出版社へ用事があり久しぶりに出掛けました。JR巣鴨駅から徒歩五分ほどのところにありアクセスはいたって便利です。

JARL(日本アマチュア無線連盟)
ただし、周辺の環境としては、夜になるとネオン街風の雰囲気もあり、昼間とはちょっと別の佇まいになります。
ここでは手短に用事を済ませて、直ぐ近所にあるJARL(日本アマチュア無線連盟)の会員事業課へ向かいました。一階は資料室で二階以上が会員事業課、運用課、技術課、業務課、広報課、庶務課、経理課、国際課、地方業務課などがあります。

真っ直ぐ会員事業課へ行き、2008年1月下旬発行予定の「2008−2009年版 JARL会員局名録」の予約をしてきました。予約価格は三千円ちょうど、来年一月後半には発送予定と言われました。

JARL(日本アマチュア無線連盟)のアンテナ
外に出て仰ぎ見ると、さすが連盟本部とあってアマチュア無線用のアンテナがたくさん付いているのが分かります。小さなビルですから、アンテナが重なり合って架設されていて、相互に干渉しあうのでは?っと他人事ながら心配になりました。

2007年10月13日土曜日

AM+FM+短波ファンなら知っておきたい情報満載「ラジオマニア2007」

ラジオマニア2007
このところ何かと忙しく買ったままになっていた三才ブックスの「ラジオマニア2007」ですが、久しぶりに手に取ってみました。

先月下旬に目黒へ出掛けた折り、帰り道に立ち寄ったJR目黒駅駅ビルの有隣堂にたった一冊ありました。
実際に書店に列んだのは発行日付からして八月末あたりだったのではないでしょうか。

「AM+FM+短波ファンなら知っておきたい情報満載!」のサブタイトルに引かれ、ついつい手が出てしまいました。コンパクトな感じのA5版で186ページ、1,260円でした。
  
春に出た同じ三才ブックスの「BCLラジオカタログ」が写真集?なら、こちらはそれをフォローするかのような読み物中心の企画編集です。
表紙は「COUGAR115」と「COUGAR2200」で共にBCLブーム全盛時代に登場した懐かしい松下のラジオです。



BCLラジオカタログ
目次は、

巻頭スペシャル特集2本!
サテライト スタジオに行こう!
宮川賢のラジオいぢり
第1章 電波を捕まえろ! 遠距離受信術
 AMラジオ遠距離受信大実験
 いまから、いまこそ!短波ラジオ
 コミュニティFM75局受信の旅
 受診報告書の書き方 
 ループアンテナの達人に聞く
第2章 知られざるラジオ局の裏側
 ワイド番組の裏舞台、すべて見せます
 音声がリスナーのもとに届くまで
 AMラジオの番組制作者研究
 番組のスタッフの好・珍プレー
 ラジオ局の根幹施設
 ラジオ業界用語集
ベリカードコレクション
松下ラジオが持つ魅力
 マニア心をくすぐるラインナップ! 受信グッズリポート
 レトロな昭和のラヂオ
 嗚呼、憧れの通信型受信機
 安く落札してみた
第3章 デジタルラジオを楽しむ!
 デジタルラジオの歴史と今後
 ネットラジオの魅力と可能性を探る
 ネットラジオを始めよう!!
ラジオ番組表 全国AMラジオ局

読み物的には「コミュニティFM75局受信の旅」が興味深かったです。カーラジオで何処まで聴けるか?東京から九州までの1100キロを走破しながらのレポートには「なるほど・・・」と関心するモノがありました。また、カラーページでこのコミュニティFM局のベリカードを五ページにわたった紹介している「ベリカードコレクション」も大変参考になりました。

それに続くカラーページでは、「松下のラジオが持つ魅力」と題する部分。
「なぜ松下に惹かれるのか」「松下マニアなシャックをつくれ!」「松下マニア垂涎の逸品」とまで言わせる内容で、往時のクーガやプロシードにフォーカスしています。
また、中波受信機の王者ソニーの「ICF-EX5」のライバル機として松下の「RF-U700」が紹介されていて、そのフォルムも、今までに例を見ないようなユニークさ、そして操作し易いレイアウトは要チェックです。

その他、東芝、早川、八欧、ナナオラなど「レトロな昭和のラジオ」や、ヤエスのFRG-7700やトリオのR-1000など「嗚呼、憧れの通信型受信機」がカラーで見られるのもなかなか良いと思います。

巻末にある「全国AMラジオ番組表」は中波遠距離受信をする時に、受信内容を確認できて、局名の決め手のヒトツにもなり便利に使えそうです。

2007年10月4日木曜日

「JARL会員局名録」は会員以外は購入出来ない・・・


つい最近送られてきたJARL NEWS秋号に「JARL会員局名録08-09年度発行のご案内」が掲載されています。

それによると、以下原文の引用ですが、
JARLでは、2008年1月下旬に「2008−2009年版 JARL会員局名録」の発行を予定しています。この局名録には、2007年11月7日現在のJARL会員局の収録に加えて、最新のアマチュア無線資料を満載して発行の予定です。なお、定価・送料等の詳細が決まり次第ご案内いたします。

局名録は、会員のみなさんが開設しているアマチュア無線局相互のコミュニケーションの円滑化をはかるため、2年に一度(偶数年ごと)発行していますが、2005年4月1日から個人情報保護法が完全実施されたことにともない「2006-2007年版」から書店での取り扱いはおこなっておりません。また、「2008−2009年版」からは、JARL会員からのお申し込みによる頒布のみとし、会員及び登録クラブからのお申し込みによる頒布方式に限ることになりました。このため、アマチュア無線機器販売店でのお取り扱いはなくなりましたので、あらかじめご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。

個人情報保護法が日常生活の色々な面で表面化してきますが、これもそのヒトツで、損得あって一概に良いとも悪いとも言えませんが、誰でも入手出来る訳ではなく支障の出る方も出てくると思われます。



コメント:(アーカイブ)

申し込んでいませんが購入はできませんでしょうか。
JA4CUP(会員)
Posted by  有田敬 at 2008.2.29 23:30:55
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発売前に予約すると、送料込み 3,000円で購入できる特典がありました。現在、JARLの会員であれば定価3,400円、送料600円の合計4,000円で購入できます。

以下にJARLのコメントの抜粋を付けておきます。
JARLでは、2008年1月中旬に「2008 - 2009年版 JARL会員局名録」を発行いたしました。この局名録には、2007年11月7日現在のJARL会員局の収録に加えて、最新のアマチュア無線資料を満載しています。
ご購入にはJARL NEWSに綴じ込みの郵便払込取扱票をご利用いただき、定価3,400円、送料600円の合計4,000円をお振込みの上ご注文願います。JARL会員のみの販売です。詳細は、以下のURLにあります。
http://www.jarl.or.jp/Japanese/9_Hanbai/hanbai/Callbook_0809.htm#kounyu
Posted by  BlueMac at 2008.3.1 00:07:18
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2007年9月22日土曜日

東京晴海にあった "東京国際見本市展示場" はいま・・・

都営地下鉄浅草線から大江戸線へ乗り継いで中央区月島の勝どき駅で下車。ユニークなフォルムのトリトンを左に見ながら黎明橋を渡り右手方向にある江間忠ビルへ向かいました。アマチュア無線の国家試験を受験した方で懐かしく思い出す人も未だ居られるかもしれません。


このビルに当時はCQ出版社のショールームもあり、また、430の晴海レピータが稼働していてハムフェアの時に大変混雑していました。このビルは今でも無線従事者の国家試験の場でもあり、それを仕切る日本無線協会があります。たまたま、その協会に知人が居て三年ぶりで訪れました。

往時の会場正門方向を遠望

ここ晴海と言えば、何と言っても東京国際見本市展示場があったところで、未だ記憶の隅に残っている方も居られると思います。幕張メッセや東京ビッグサイトが出来るまでの何十年間かは、ここで、エレクトロニクスショー、ビジネスショー、東京モーターショー、コミックマーケット、ハムフェアなど数々のビッグイベントが行われてきたところです。
 
このたくさんの思い出のある東京国際見本市展示場ですが、1996年3月末で閉鎖され、それからでも十年余が経っています。
三年前に来た時は遠くからその跡地を眺めただけで帰ってきてしまいましたが、今回は、その跡地がどの様になっているのか子細に見てきました。
ご存じのように、当時の展示場は南北方向に幅広い通路(広場?)があり、その両側(東西)に展示館が七棟くらい建っていました。一番手前左側には当時としてはとても斬新なデザインの、半球状の展示館があり晴海会場のシンボルでもあったと思います。

往時の会場正門付近、ゴミカーの行く先はゴミ焼却場

今は西側の一部に大きな煙突が併設された「中央清掃工場」いわゆるゴミ消却場になっていてゴミカーがひっきりなしに出入りしていました。

2016年オリンピックスタジアム予定地の立て看板、行き交う人影は全く無し

それ以外は更地となっていて、今回、その近くを通って初めて知りましたが、2016年東京オリンピック「オリンピックスタジアム予定地」と大きな立て看板がありました。これ程の面積があればどんなスタジアムになるかは別としても十分の広さがあるように思いました。

中央が焼却場、左が煙突の下部、後方の二棟は晴海のトリトン

今も昔もこの晴海地区は交通の便が悪く、当時はとても辛い思いをしましたが、招致が決まれば、地下鉄なりモノレールなり出来るかも?今から期待しています。
それにしても、この広大な更地を、南端にある客船ターミナルから遠望すると、正に「強者どもが夢の跡」の感を強く印象付けられました。

南端の旅客船ターミナルからの遠望、広すぎて全体は写し込めない





追記1
なお、2016年東京オリンピックは実現せず、
2012年、猪瀬直樹都知事の誕生で、2020年に開かれる夏季オリンピックの東京への
招致活動が活発化しています。




追記2
2020年東京オリンピック開催決定!
 
2020年夏季オリンピックおよび
第16回パラリンピック競技大会は、
2013年9月7日にブエノスアイレスで開かれた
第125次IOC総会で東京が開催都市に選ばれました。