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2006年12月29日金曜日

今年最後のジャールニュースが届きましたが・・・

日本アマチュア無線連盟の会報とも位置づけられる「JARL NEWS VOL.992 2007年冬号」が郵送されてきました。年四回発行、昔は月刊誌だったのに、財政逼迫の連盟としては苦肉の策でしょうか?

 JARL NEWS VOL.992 2007年冬号

会員の減少に歯止めが掛からず、唯一の収入源の会費の減少で思うような会員サービスも出来ないまま、今や名ばかりの社団法人になり果てている?ように思います。

インターネットやEメール、ケータイなど気軽に利用出来る通信手段も普及し、会員数も最盛時の半分以下にまで落ち込み、民間企業なら既に倒産寸前とも言えるような状態でしょう。
出る経費は極力抑える手段のヒトツとして、この「JARL NEWS」も季刊誌になって、ニュースとしての速報性もなく、単に発行することに意義のあるような?モノになるつつある・・・ちょっと言い過ぎでしょうか?

ネット社会が当たり前になったご時世に、何時までも紙のメディアに固執せず一気にホームページでの閲覧に移行すれば・・・っと誰でも考えますが? また、CD-ROMでの配布でも良いかも・・・しかし、アマチュア無線をやっていて、オレはパソコン持ってないなんて人が今どき居ますかね?居ないとも言い切れませんが・・・

倒産寸前の会社なら社長以下取締役は総取り替えで業績回復に取り組むのが当たり前ですが、この連盟の会長を始め理事さん達は久しく同じ顔ぶれみたいで、何をやっている事やら? 体質強化の結果も見えず、危機感を持ち合わせているか?すら私には分かりません。まぁ〜会報に限らず大英断は必要に思います。

せっかく、届いた「JARL NEWS VOL.992 2007年冬号」ですから、どんな内容なのか目次だけでも紹介しておきます。

特集 (カラー)
QSLカード転送業務誌上紹介
電波物知り百科
アマチュア無線と時の科学

祝!南極観測50周年
南極のQSLカードコレクション

新年ごあいさつ/トピックス
第49回JARL通常総会「晴れの国・おかやま総会」のご案内
2006全日本ARDF競技大会レポート
ハムフェア2007の概要
アワード
コンテストカレンダー&ルール
第49回ALL JAコンテスト規約
インフォメーション
JARDインフォメーション
地方便り
クラブニューズ/QSP
南極観測50周年記念式典開催される
公益法人制度改革について
QSLカードの転送 その仕組みと、ご利用に当たってのお願い
会員データの変更に連絡カードをお使いください
第36回6M AND DOWNコンテスト入賞局発表
第49回フィールドデーコンテスト入賞局発表
お知らせ

2006年12月28日木曜日

たかだかイヤホンのことで、こんなケチが付くとは・・・

アマチュア無線に使っている430メガFMハンディトランシーバー、ケンウッドのTH-F7の具合が悪くなってしまいました。本来ならイヤホンプラグを差し込むとスピーカからの音がシャットアウトされイヤホンから聴こえなければならないのに、スピーカの音はオフになってもイヤホンから聴こえてこないわけ・・・何度イヤホンのプラグを抜き差ししてもダメ。

この本体は今年の一月から使い続けていて、つい最近までノートラブルだった。
実を言ってこのトランシーバーは二台目、最初のモノは五年ほど使い重宝していましたが、昨年の暮れに不覚にも水没してしまい、修理に出したケンウッドから修理不能と宣告され、同じモノを手配した経緯があります。しかし、一台目でも同じイヤホンを使っていて、つまり五年間もノートラブルでした。

430メガFMトランシーバー TH-F7

それで、やむなくケンウッドに修理に出しました。
数日して、「依頼された不具合については再現しない・・・」っとケンウッドから電話があり、イヤホンの相性かもしれないので、念のためイヤホンジャックを交換しておくとも伝えて来ました。

そう言われてみれば否定も出来ずその通りにお願いしました。
実は私のイヤホンですが、ソニーの小型ラジオ用のモノを使用していました。これって2.5mm径の2Pなんですが、今回の件で改めて取扱説明書を読み返してみると、何と2.5mm径の3Pプラグを使用することになっていました。つまり「受信出力」の他に、パケット通信をする時の「スケルチ出力」が接続されているようです。

因みにソニー製は300円くらいで、純正品は1500円くらいしています。
理由が分かればソニー製を使うことも出来ず純正品を手配する羽目になりました。たかだかイヤホンのことで、こんなケチが付くとは・・・知ったかぶりも善し悪しです。
反省しきり・・・ケンウッドさん、ゴメンナサイ。

CQ出版社から電子工作推進マガジン「エレキジャック」が創刊

出版社から電子工作推進マガジン「エレキジャック」が創刊されるそうです。創刊号は来年1月25日に発売の予定で、往年の「初歩のラジオ」や「ラジオの製作」のような電子工作入門雑誌になるようです。

電子工作推進マガジン「エレキジャック」

そのタイトル「エレキジャック」は「電子工作仲間」という意味の造語だそうです。また、ジャックにはプラグの差し込み口という意味もあり「電子工作への入り口」という意味も込め、これから電子工作を始めてみようという人達のための雑誌と言う位置づけのようです。

創刊号の特集として、マイコンを使ったロボットや電子楽器の製作、小型カメラを応用した画像の無線転送やインターネット配信などを掲載する予定とか・・・他にも電子工作の基礎的な知識や身近な家電製品の修理テクニックについても含めていくようです。

しかし、考えてみるに、真空管からトランジスタへ移行する時期に「初ラ」とか「ラ製」で育ったラジオ少年、いわゆる団塊の世代向けではないかと思われますが、果たして、夢をもう一度となりますか?

■タイトル 電子工作推進マガジン「エレキジャック」
■発行形態 季刊誌 (1、4、7、10月) 月末発売
■判型 B5判
■予価 1470円
■ページ数 160ページ

2006年12月18日月曜日

CQ ham radio12月号が珍しくも各地で売り切れ?実は・・・

CQ ham radio 12月号
「CQ ham radio」というアマチュア無線の月刊誌ですが、12月号の付録が話題を呼び、各地で売り切れ?のウワサがWebで飛び交っています。

私も毎号購読している訳でなく、時たま立ち読みして気に入ると買って帰るため、この号は見過ごしていました。そんなウワサに慌てて近所の書店に行ってみましたが既に次号の1月号が出る時期で売り切れでした。それではっと、次々と近所の書店をハシゴしつつ、五軒目の書店でやっと一冊に巡り会い、迷いもなく直ぐに手にしました。しかし、気が付いてみると自宅から随分遠くまで来ていました。

ウワサの元は、表紙にもなっている第1付録の「ソフトウェア・ラジオ実験基板」です。6cm角のプリント基板が付録として付き、その解説記事が掲載されています。
実験基板(6cm角のプリント基板)
なお、第2付録は「図解やさしいアンテナ入門」で、別冊になっていて、イラスト付きの解説がなかなか良いと思います。
今回、特に注目され人気が集まった?のが、この「ソフトウェア・ラジオ実験基板」です。

最近の電子工作で作るラジオと言えば、周波数同調にポリバリコンを用いラジオ用ICを使ったシンプルなラジオでした。しかし、このソフトウェア・ラジオでは、復調やフィルタをパソコンで処理するため、周波数同調や受信帯域、復調方式の変更、フィルタの切替、感度の調節をソフトウェアで処理しています。

受信した高周波をパソコンのサウンドカードで取り込めるように周波数を変換し、復調はパソコン上のソフトウエアで行うため、インターネット・ラジオとは異なり、アンテナから電波を取り込んで聴く正真正銘のラジオであることに間違いありません。

使用するパソコンにはWindows XPか2000が必須、Mac OSは今のところ非対応だそうで、マックユーザはまたお預けのようです。取りあえず、今晩はこの記事をジックリと読んでみたいと思います。なお、通常月は870円ですが、この号に限って980円でした。

2006年12月15日金曜日

テクトロニクスは自己中心主義なのか?

今回買ったテクトロニクスの「デジタルオシロ」は、想像していたより軽く小さな段ボールケースに入っていました。カタログによると本体はたった2kg、並のノートパソコンより遙かに軽いです。

外観はとてもシンプルなパッケージデザインで「Tektronix」のロゴだけが目を引きます。それと「Made in China」の表示に、こういったモノも中国に生産委託出来る時代なんだとツクヅク考えさせられました。

カッターで封を切りソーッと上蓋を引き起こしてみました。
何ともシンプルな内装で、デジタルオシロ本体とプローブや電源コード、マニュアル、コーションなどのアクセサリが二分されて納められているのが見えました。

取りあえず、本体の両側に手を入れて一気に引き出しました。想像していた以上に軽くて、これまでのオシロスコープではブラウン管が如何にスペースを占めていたのかが分かります。

それにしても、ブラウン管を必要としなくなって、従来450mmはあったと思われる奥行きが150mm以下にまでなり、しかも、パネル面でもブラウン管に関わる輝度や焦点それにスケールイルミなどのツマミも無くなり、その分だけパネルの高さも低めになりました。ですから、従来のオシロスコープを知っている人から見れば、「これがオシロスコープなの?」っと異口同音の感想でしょう。
 Tektronix TDS1001B
同梱品をリストアップしてみると、

■TDS1000B/TDS2000Bシリーズ ユーザマニュアル (和文、191ページ)
■TDS1000B/TDS2000B Read this First Supplement (英文和文を含む11言語の小冊子)
■TDS1000B/TDS2000B Read This First (英文和文を含む11言語の小冊子)
■P2220 200MHz 1x/10X Passive Probe (英文小冊子)
■Certificate Traceable Calibration (英文)
■専用プローブ 2本
■電源コード 1本
■CD-ROM
■日本語パネル

同梱品のチェックを終えて、「参ったなぁ〜」と思ったのは、電源コードのプラグが3P仕様で、我が家の壁コンセントが旧来の2P仕様の為に差し込めない・・・昔々、使っていたマッキントッシュも同じ3P仕様で閉口した苦い思い出があります。

それにしても米国のメーカって、日本向け自動車の左ハンドルといい、こんなこと平気でやってきて、何時まで経っても「ジコチュウ」なんでしょか?

2Pと3Pを変換するアダプタが未だ何処かにあるはずですが、探すのも面倒なので取りあえず、最近のデスクトップのマックに付いている電源コードを転用しようかと思っています。しかし、最初の電源ONは、新品購入のマックの時より緊張するかも???

2006年12月10日日曜日

念願だった「デジタルオシロ」をようやく買いました

テクトロニクスの「デジタルオシロ」を買うことに決め、後は発注するだけの段階になって、「アジレントは如何か?」っと別のメーカのモデルのお奨めがあり、しばし躊躇いもありましたが、やはり当初から決めていたテクトロニクスにしました。

テクトロニクスでは「デジタル・ストレージ・オシロスコープ」とネーミングしていますが、読みが長いので、日本では「DSO」または「デジタルオシロ」と略して呼ばれることが多いようです。

このテクトロニクスの「デジタルオシロ」もピンからキリまであり、素人の個人に手が出せるのは予算的にもTDS1000Bシリーズだけ、今回は「TDS1001B」を買いました。モノクロタイプの液晶ディスプレイのモノで価格は109,200円(税込)です。

TDS1001B

当日は別に用事があり出遅れ気味でしたが、地下鉄銀座線神田駅から地上に出ると既に日は落ちていました。それで、閉店時刻を気にしつつ小走りに万世橋を渡り秋葉原の電気街へ向かいました。

閉店間際でしたが、顔見知りの店員の方が待っていて、挨拶もソコソコに、お願いしておいた商品が奥から運ばれて来ました。早速、支払いを済ませるうちに、紐掛けされ何とも呆気ない買い物でした。

因みに、今回買った「TDS1001B」の主定格は、

■チャンネル数が2チャンネル
■周波数帯域が40MHz
■サンプルレートが500MS/s
■ディスプレーがモノクロ
このシリーズの共通仕様として、、
■USBデバイス・ポートにより、パソコンやPictBridge互換のプリンタ接続が可能
■USBホスト・ポートにより、スクリーンショットや波形データをUSBメモリに保存可能

なども、私にとっては魅力的な機能です。
その他、「ライフタイム・ワランティ」が付加されていて、製品は10年以上保証され、ライフタイム中は交換部品代と修理手数料は無料となっています。

手に持った感じでは従来のオシロスコープの半分以下の重量で、ラクラク自宅へ持ち帰りました。まだ未開封ですが、段ボールケースの隅に「Made in China」とあり、このジャンルのモノでも「海外生産か」っと、改めて考えさせられました。