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2020年5月4日月曜日

ケンウッド、歴代の トランシーバーTS-シリーズ

ケンウッド   HFトランシーバー TS-500シリーズ
TS-500 1966年発売
TS-510 1968年発売
TS-520 1973年発売
TS-530 1981年発売 TS-530S ¥156,000、TS-530V ¥142,000
TS-570 1997年発売
TS-570G 2000年 発売 TS-570SG¥194,000, TS-570MG ¥194,000 TS-570VG ¥190,000
TS-590 2010年発売
TS-590G 2014年発売
ケンウッド   HFトランシーバー TS-800シリーズ
TS-820 1976年発売
TS-830 1980年発売 TS-830 ¥180,00、TS-830V ¥166,000
TS-850 1995年発売
TS-870S          ¥328,000
TS-890 2018年発売 new
ケンウッド   HFトランシーバー TS-900 シリーズ
TS-900 1973年発売
TS-930 1983年発売 TS-930S ¥299,800 TS-940V ¥279,800  
TS-940 1985年発売 TS-940S ¥349,8800、TS-940V ¥324,800
TS-950SD 1989年発売
TS-950SDX1992年発売¥ 558,000
TS-990 2013年発売

ケンウッド   HFトランシーバー TS-400 シリーズ
TS-430S¥169,800、TS-430V ¥149,800
TS-440S ¥209,000、TS-44V ¥189,000
ケンウッド   HFトランシーバー TS-100 シリーズ
TS-130S ¥139,000、TS-130V ¥115,000
ケンウッド   50/HFトランシーバー TS-600 シリーズ
TS-670 ¥134,800
ケンウッド   VUHFトランシーバー TS-700 シリーズ
TS-790S ¥279,000、TS-790V ¥269,000
TS-780¥189,800



2020年4月23日木曜日

トリオレコードって懐かしい

ジュークボックスを見下ろしつつ、お気に入りの曲名と歌手名に頷いて、やおらコインをスロットイン、やや間があつてそのレコード盤がロボットアーム?に摑まれた様な仕草が終わると静かに針が下りミュージック再生が始まる。
1970年代は何処でも見掛けたが、今は「ジュークボックス」の言葉自体が既に死語だ。

いつもは先ずトリオレコードの木の実ナナ、連れが居る時は五木ひろしとの居酒屋を選んでデュエット。時間が過ぎた頃に、スクッと立ち上がり、竜鉄也の奥飛騨慕情を熱唱?した。
奥飛騨慕情は、1980年トリオから発売され、有線放送から徐々に注目されるようになり、発売から六ヶ月経ってオリコンのトップ10に初登場した。鳴かず飛ばずのレコード事業としては起死回生なことだった。

木の実ナナのレコードはPLAYBOYレーベル、奥飛騨慕情はTRIOレーベルだった。
レコード繋がりで思い出すのは、1964年頃にトリオ(後のケンウッド)がフランスから直輸入販売したシャルラン・レコード(Charlin DIisques)だ。
どんな楽曲か?記憶に無いが音の良さには定評があった。

今は「レコード」も死語だったなっ




春日無線工業時代(トリオ)の製品型番

チューナー、アンプ、ラジオ    

HF-1 可変帯域HiFiラジオチューナー
HF-2 HiFiラジオチューナー付プリアンプ
HF-3 13W 6V6pp メインアンプ
HF-5 HiFiアンプ
HF-6P プリアンプチューナー
HF-7  HiFiアンプ
HF-8PM トライアンプ
5M-2 MW/SW2バンドホームラジオ
AF-10 FM付きHIFIトライアンプ(10W)
AF-20 HIFIトライIアンプ(8W)
AF-30 HIFIトライIアンプ
FM-102 FMチューナー
FM-110 チューナージュニア
FM-100 リアルリステックFMチューナー
AF-200 AM-FMチューナーチューナー
AF-220 AM-FMステレオチューナー
S-45 ステレオステレプタ
W-45 ステレオアンプ

電子計測器(オシロスコープ、ジェネレター、バルボル)    

WO-1 FM/TV用スイープジェネレーター
SG-1 6バンドテストオシレーター
SG-2 6バンドテストオシレーター
SG-3 FM/TV用マーカージェネレーター
RS-1 スイープジェネレーター
RS-3 スイープジェネレーター
RS-4 スイープジェネレーター
RS-6 オシロスコープ内蔵スイープジェネレーター
AG-8 CR型オーディオジェネレーター
AG-10 CR型オーディオジェネレーター
CO-50 50mmブラウン管オシロスコープ
CO-75 75mmブラウン管オシロスコープ
CO130 130mmブラウン管オシロスコープ
CO-504 130mmブラウン管オシロスコープ
CO-130X 130mmブラウン管X-Yオシロスコープ
CO-301S 75mmブラウン管シンクロスコープ
CO-505S 130mmブラウン管シンクロスコープ
VT-100 真空管電圧計(バルボル)

アマチュア無線機(送信機、受信機、その他)    

TX-1 アマチュア無線用送信機
SM-1 プリセレクター(シグナマックス)
TX-88 アマチュア無線用送信機
6R-4S 通信型受信機
9R-4 通信型受信機
9R-42 通信型受信機
9R-4J 通信型受信機
9R-42J 通信型受信機


出典:春日無線工業カタログ



2020年4月22日水曜日

トリオトーンを具現化したTS-520


TRIO SSB Transceiver TS-500 Series 
1966年 トリオ初のSSBトランシーバーTS-500を発売。

1968年 TS-500の経験が生かされた第2世代のSSBトランシーバーTS-510を発売。

1972年 ケンクラフトから50メガ帯SSBトランシーバー・キットのQS-500を発売。
1973年 ライバル101をターゲットに満を持してTS-520を発売した。
TS-900の技術をベースに開発された、このTS-520だが先代のTS-510から継承されたトリオトーンと称されるトリオ独自の送信音質に拘り、根強いファンから支持された。
今ではこのトリオトーン一はレジェンドになった。

1974年 SSBトランシーバーTS-520Dタイプ(160W)129,800円と Xタイプ(20W)114,000円で発売。
1977年 SSBトランシーバーTS-520 Sタイプ(160W)とVタイプ(20W)にモデルチェンジした。

TS-510発売から十年、ここまでのサクセスロードの道程は長かったが、TS-520以後は、一気呵成にハイグレードモデル900シリーズをラインナップ。

3.5-29.7MHz SSB/CW/AM 100W送信機 T-599S  135,000円
1.8-29.7MHz SSB/CW/AM/FM 受信機 R-599S  145,000円
3.5-29.7MHz SSB/CW/RTTY100WトランシーバーTS-900D 240,000円

2020年4月16日木曜日

ケンクラフト、あったね

1971年、トリオはキット専門ブランド「kencrft」を発表した。

本業と競合する様なハイスペックなアンプやチューナー、レシーバーなどのオーディオコンポ、さらに測定マニアが飛びついた周波数カウンターやプリスケラー、五色のカラバリが選べる三角形したテスターも人気だった。
4CH時代を先取りしたCD-4も懐かしい。
極め付けはレア物のアマチュア無線用の50メガSSBトランシーバーとBCLの楽しさ知るオールバンド短波受信機などを一挙にリリースした。

北欧から輸入したプラスチック製の組立ランプシェードCRAFTLIGTは色も型も豊富で誰にもインテリアコーディネーターの気分を味わせた。

創る楽しさを満喫出来るキットビジネスだったが、1975年、ケンクラフトは気付かぬ間に忘れ去られた。

FMチューナーGT-810 44,200円
パワーアンプ  45W+45W GM-820X 42,000円
パワーアンプ 15W+15W  GM-620 27,500円
AM/FMステレオレシーバー GR-330 42,000円
4hデコーダーアンプ SQ/CD-4 GF-802 33,000円
プリアンプ GP-830  27,500円
プレヤーGX-670 22,000円
エンクロージャー(GU-30用) GS-850 14,500円
エンクロージャー(GU-25用) GS-650 10,000円
スピーカユニット GU-30 30cm 3Way/3SP 13,500円
スピーカユニットGU-25 25cm/2WAY/2SP 9,800円
周波数カウンター 2Hz-35MHz TC-1500 49,800円
プリスケラー 1MHz-150MHz TF-1515 31,00円
50MHzSSBトランシーバー 50-54MHz Input 40W QS-500 66,300円
オールバンドレシーバー 170kHz-30MHz(6Band)AM/SSB/CW  QR-666 42,800円
パワーメーター1.9MHz-150MHz/150W QP-220 14,500円
テスター TD-101 6,700円

発売後に価格改定があったらしい。
出典: ケンクラフトカタログ (1973年版)


2020年4月15日水曜日

シャルラン・レコードって?

昔に集めたステレオのカタログの間にシャルラン・レコードのカタログが一緒に出て来た。
シャルラン・レコード(Charlin DIisques)は、1964年頃、トリオ(後のケンウッド)がレコード事業を手掛けていた頃の直輸入盤だ。
このレコードは、フランスの著名な録音技師アンド・レシャルダンにより企画・演出され、録音されたものである。ディスク大賞、ナショナル・アカデミー大賞など幾多の賞を獲得していて、クリヤーとシャープの音作りには支持者も多いらしい。

当時、日本ではコロムビアやビクターなどの大手があるにも、わざわざフランスからレコードを輸入して如何なものと思った。
しかもクラッシック、毎日、FM放送の音楽番組をエアーチェックしていた頃の自分には全く興味が無かった。先日、気になって「シャルラン」をネットで検索してみたところ未だに根っからのファンがいる様で驚いた。
カタログによると三十タイトル余の30cmLPレコードが掲載されている。
クラシックは演奏時間が長いから二枚組、三枚組もあり、一枚物では2,600円とあった。






AM全盛期のトリオのアマチュア無線機

AM全盛期のトリオのアマチュア無線機(1960年代)
この時代の無線機の多くは完成品と球付きオールキットの併売だった。


9R-59/TX-88Aライン←アマチュア無線局定番のラインナップ
型番_名称_価格
9R-59 通信型受信機 33,000円、球無しオールキット18,500円
SP-5 専用スピーカ 1,950円
CC-6 50Mcクリスタルコンバーター 球無しオールキット  7,900円
TX-88A オールバンド送信機 球無しオールキット21,000円
TX-88 オールバンド送信機 球無しオールキット12,000円←TX-88Aとは全く別機種

オールバンド通信型受信機
型番_名称_価格
JR-60 オールバンド受信機 球無しオールキット  29,900円
JR-200 オールバンド受信機 球無しオールキット 14,500円

受信機用周辺機器
型番_名称_価格
SM-5 プリセレクター・コンバーター 球無しオールキット
CC-2 144Mcクリスタルコンバーター 球無しオールキット 7,900円
VFO-1 オールバンドVFO 球無しオールキット 11,000円

2m&6mバンド送信機
型番_名称_価格
TX-26 2m&6mバンド送信機 球無しオールキット12,000円
VFO-2 2m&6mバンド専用VFO 球無しオールキット 4,990円
2mバンドトランシーバー
TR-2 2mバンドトランシーバー 49,500円
6mバンドトランシーバー
TR-1000 6mトランシーバー27,500円← 50Mc携帯型では一番人気
TR-5000 AM/FMトランシーバー 39,800円← トリオ初の車載機

ディップメーター
型番_名称_価格
DM-6 グリッド・ディップメーター 7,990円

3.5&7Mcトランシーバー
型番_名称_価格
TRH-1 Sky Dream 球無しオールキット 23,300円← トリオ初のHFトランシーバー

SSBライン ← トリオ初のSSB機
型番_名称_価格
TX-388 SSB送信機 59,500円
SP-16 専用スピーカ 3,500円
JR-300S ダブルコンバージョン通信型受信機 64,000円

2020年4月14日火曜日

春日無線工業(TRIO)製の電子計測器リスト

春日無線工業時代のTRIOの電子計測器に関しては、参考する資料が殆ど現存せず発売日を始め具体的な定格や価格などの多くは不明だ。
以下は、春日無線工業(トリオ)発行のカタログ(複数)から引用した。
1950年から1970年頃までに発売されていた製品で、それ以後今日までの製品は含まれない。

以下は、春日無線工業時代から発売、1950年頃?〜
型番_名称_価格
SG-1 6バンドテストオシレーター ST管(6C6-76-12F) 4,800円1954?
CO-301S 1.5MHz/50mV オシロスコープ (トリガー方式)75mmCRT 75,000円
CO-502S 2MHz/30mV オスロスコープ(トリガー方式)130mmCRT 114,700円
CO-505S 5MHz/10mV オスロスコープ(トリガー方式)130mmCRT 152,000円
CO-504 4MHz/25mVオシロスコープ130mmCRT 79,000円
CO-130X 70kHz/10mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 50,700円
CO-130 4.2MHz オシロスコープ130mmCRT 79,000円 1965?
CO-50 100kHz/1V オシロスコープ 50mmCRT 24,500円1955?
CO-75 1.2MHz オシロスコープ 75mmCRT  38,500円 1960?
RS-1 スイープジェネレーター   42,000円 1954?
SG-2 6バンドテストオシレーター MT管(6BA6-6AV6-6X4) 9,500円 SG-1のモデルチェンジ
RS-3 スイープジェネレーター 55,000円
RS-4 3点ピックマーカー付きスイープジェネレータ
WO-1 FM/TV用スイープジェネレーター  29,500円
SG-3 FM/TV用マーカージェネレーター  33,500円
AG-8 CR型オーディオジェネレーター20Hz〜1600kHz 17,800円
AG-10 CR型オーディオジェネレーター10Hz〜200kHz 19,000円
VT-100 オーディオ用真空管電圧計 21,000円
VT-105 オーディオ用真空管電圧計 73,000円
SA-51 サービスシリーズ オーディオオシレーター 13,200円

以下は、トリオ株式会社時代から発売、1960年頃?〜
型番_名称_価格
CO-3K 1.2MHz オシロスコープ 75mmCRT 42,000円 1963?
CO-3KC 1.2MHz オシロスコープ 75mmCRT 21,000円 球無しCRT無しキット
SG-101 VHF-FM信号発生器  202,000円
SG-104 VHF-FM信号発生器   285,000円
SM-102 FMマルチステレオ信号発生器   153,000円
CM-103 高精度微少容量計  491,000円
SA-51 サービスシリーズ オーディオオシレーター 15,000円
SV-50 サービスシリーズ 真空管電圧抵抗計 17,500円
SG-2 6バンドテストオシレータ 13,600円
VT-100A 真空管電圧計(バルボル) 21,000円
VT-101 真空管電圧計(バルボル)  27,500円
RS-6 オシロスコープ内蔵スイープジェネレーター 58,800円
CS-1552 2MHz/30mV 2現象オシロスコープ(トリガー方式) 130mmCRT 111,000円
C0-1530 100kHz/10mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 56,300円

SM-109 FMマルチステレオ信号発生器 53,000円
CS-1553 10MHz/10mV オシロスコープ(トリガー方式) 130mmCRT 85,000円
CS-1554 10MHz/10mV 2現象オシロスコープトリガー方式) 130mmCRT 160,000円
CO-1502 1.5MHz/30mV オシロスコープ 150mm角形CRT 49,900円
CO-1504 10MHz/10mV オシロスコープ 130mmCRT 65,000円
C0-1530A 100kHz/10mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 55,000円
CO-1302 1.5MHz/30mV オシロスコープ  75mmCRT 42,000円1969?
CO-1301 1MHz/50mV オシロスコープ 75mmCRT 27,000円 1970
CO-1301K オシロスコープ  75mmCRT 球付きCRT付きオールキット 22,000円 1970
AG-200 CR型オーディオジェネレーター 20Hz〜200kHz 23,900円
AG-201 CR型オーディオジェネレーター 5Hz〜500kHz 27,800円
AG-250 CR型オーディオジェネレーター 20Hz〜200kHz 57,000円
SG-400 VHF- FM 標準信号発生器117,000円
RS-500 スイープジェネレーター 54,000円
SM-350 FMマルチステレオ信号発生器 199,000円

以下は、トリオ株式会社時代から発売、1970年頃?〜
型番_名称_価格
VT-106/VT-106F 電子電圧計 (バルボル)27,900円
VT-104/VT-104F 電子電圧計(バルボル) 21,000円
AG-202A CR型オーディオジェネレータ 18,500円 1973
VT-108 電子電圧抵抗計 21,500円 1973
SG-402 6バンドテストオシレーター16,000円1973
CO-1303 1MHz/20mVオシロスコープ 75mmCRT 1971?
CO-1303A 1.5MHz/20mVオシロスコープ 75mmCRT 29,500円 1973
PR-601直流安定化電源 25V/1A 23,500円1973
PR-602直流安定化電源 25V/3A 29,500円1973
DM-6 グリッドディップメータ 7,990円1964
DM-800 ディップメータ16,500円 1977
DM-801ディップメータ18,500円
CO-1303D 5MHz/10mVオシロスコープ 75mmCRT 32,000円 1977
C0-1303G  5MHz/10mVオシロスコープ 75mmCRT 38,500円 1978
PR-601A直流安定化電源 25V/1A 33,500円 1977
PR-602A直流安定化電源 25V/3A 39,000円 1977

PR-651 直流安定化電源 18V/1.5A 39,000円
PR-652 安定化電源 18V/3A 49,000円
PR-653  安定化電源 35V/1.5A 45,000円
PR-657 直流安定化電源 35V/3A  90,000円
PR-630 直流安定化電源 ±30V/7A 95,000円

CS-1557 10MHz/10mVオシロスコープ (トリガー方式)130mmCRT 77,000円? 1974?
CS-1351 10MHz/10mVオシロスコープ (トリガー方式) 75mmCRT AC/DC駆動1974?
CO-1505  1.5MHz/20mVオシロスコープ130mmCRT 48,000円
CO-1506  1.5MHz/20mVオシロスコープ 130mmCRT 48,000円
CO-1530A 5MHz/20mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 55,000円
CS-1352 2現象15MHz/2mVオシロスコープ (トリガー方式) 75mmCRT 150,000円 1978
AG-203 CR型オーディオジェネレータ 32,000円 1985

DL-703 デジタルマルチメーター 39,800円 1977

 出典:春日無線工業(トリオ)発行のカタログ(複数)




ケンウッドの計測事業は、1996年、分社化によりその子会社になったが、2002年に他社へ事業譲渡された。その後に設立された新会社により計測事業を継続していたが、十年前の2012年に倒産した。
この時点で、春日無線に繫がる六十余年の計測事業の沿革や歴史も途絶えた。





春日無線(トリオ)の通信型受信機 9R-4Jと9R-42Jの価格?

春日無線工業(後のトリオ)が発売した通信型受信機 9R-4Jと9R-42Jの価格は幾らかだったか?、手元の当時の資料にはこれについて記述が無い、ネット検索でもヒット無し。

発売は1958年(昭和33年)頃、今から六十年前では古稀の方でも当時は小学生で記憶が定かで無いかも知れない。
因みに前のモデル9R-4と9R-42は、この四年前の1954年(29年)に球無オールキット(21,700円)と完成品(32,000円)の両方で発売されている。

外観は似ているが、BFOのツマミが追加されているし、内部では電源回路も変わっている。
一番の変更点は真空管の殆どがMT管に置き換えられたことだ。
どう見ても価格の据置は考え難いが、それにしても、今となっては、何とも決めかねぬ。
なお、後継の9R-59は、1961年に完成品33,000円で発売されている。

追記
9R-4J/42Jは、1958年(昭和33年)中頃に同時発売で、当時のCQ Hamradio誌の製品広告では、球無しオールキッは17,000円であった。前のモデルより安くなっていた。

2020年4月13日月曜日

春日無線工業(トリオ)製のアンプ、ラジオチューナー

ラジオ用の高周波コイルの製造販売で起業した春日無線工業(後のトリオ)は、当時のアマチュア無線家の間では良く知られた通信型受信機 6R-4Sや9R-4/9R-42を立て続けに製品化したたが、時を同じくして、将来の経営の礎になる HiFiラジオチューナーやアンプ、MW/SW2バンドホームラジオなど、いわゆるオーディオ事業に参入した。
それは創業から十年ほど経った頃だが、どの様な製品だったのか?
当時の資料によると型番からして、若く、正しくケンウッドのオーディオの原点になった製品のようだ。

型番_名称_価格
HF-1 可変帯域 HiFiラジオチューナー 完成品 8,330円、球無しキット 5,460円
HF-2 HiFi ラジオチューナー付プリアンプ 完成品 14,700円、球無しキット 8,600円
HF-3 13W 6V6pp メインアンプ 完成品 17,500円、球無し完成品 14,420円
HF-5PM HiFiトライアンプアンプ ジュニヤ(8W) 17,700円 (キットも併売)
HF-6P プリアンプチューナー 完成品 15,400円 (キットも併売)
HF-7 HiFi アンプ 17,700円
HF-8PM トライアンプ 完成品 29,800円(キットも併売)

「トライアンプ」とは、HiFiラジオチューナーとプリアンプとメインアンプを同一ケースに組み込まれた新しい形式のアンプを指す、トリオ独自のネーミングだ。

型番_名称_価格
5M-2 MW/SW2バンドホームラジオ 6,500円 短波放送(NSB)対応
AF-10 FM付きHIFIトライアンプ(10W) 22,900円
AF-20 HIFIトライIアンプ(8W)18,000円
AF-30 HIFIトライIアンプ 29,900円
型番_名称_価格
FM-102 FMチューナー 10,500円
FM-110 チューナージュニア 9,700円 (キットも併売)
FM-100 リアルリステックFMチューナー13,100円
AF-200 AM-FM チューナーチューナー 17,500円
AF-220 AM-FM ステレオチューナー 18,200円
型番_名称_価格
S-45 ステレオステレプタ14,200円
W-45 ステレオアンプ 34,500円

なお、「球」とは、真空管のことだが、立て続けに商品化を進めていたことが分かる。
これまでのアマチュア無線用の通信型受信機の開発スピードに比べ、一気に、これだけのオーディオ製品を発売していることは、今にして思えば驚きだ。

推測だが、型番のプリフィックス「HF」は、 High Fidelity(高忠実度、高再現性)を意味してのことかも知れない。

ヤフオクの検索で、HF-1を見つけた。
ツマミがオリジナルとは異なるが、完成品とは別にキットでの発売もあり、最初のオーナーが付けたかも知れないが本来の姿をイメージ出来る。
これが、春日無線工業(トリオ→ケンウッド)が世に出した最初のオーディオ製品なのだろう。

TRIO AM Tuner  Model HF-1 

出典:春日無線工業(トリオ)のカタログ

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以下はネットでの検索(未検証)の結果だが、いわゆる孫引きになるので引用不可。
AF-250 昭和36年(1961年) 完成品7,950円 
AF-252 FM/SW/AM 3バンド 昭和38年(1963年) 9,950円
5M-2 中波/短波2バンドラジオ 昭和31年(1956年)
5M-22 昭和32年(1957年) 完成品6,800円
5M-24 昭和33年(1958年) 完成品 6,800円、キット 4,900円
AF-220 AM/FMステレオチューナー 1959年18,200円
AF-30 ステレオトライアンプ 1959-1960年 29,900円
FM-100 FMチューナ 昭和32年(1957年)
REALISTIC T3B(40LX90)  FMチューナー昭和37年(1962年)
FM-110 FM チューナー ジュニア 昭和33年(1958年)
HF-11 HiFiトライアンプアンプ 昭和35年(1960年3月)14,300円
W-45A プリメインアンプ 35,300円
AF-10トライアンプ 1958年 22,900円 1958年
AF-22 トライアンプ 3バンド対応 18,000円?
5M-2 中波/短波2バンドラジオ 6,500円、キット5,770円
W-24 プリメインアンプ