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2007年12月28日金曜日

ナショナルの "RJX-601" の人気の影で存在感が希薄だった?トランシーバー"RJX-715" が

暮れの秋葉原をいつもの通りのコースで回っている途中で、中古店のショーケースにNationalの21MHz CW/SSBモービルトランシーバー "RJX-715" を見つけました。

National 21MHz CW/SSBモービルトランシーバー
RJX-715
正直言って、この様なアマチュア無線機があったこと自体、既に忘れていて、暫しパネルを端から端まで眺めていました。
たしか1979年頃の発売ですが、当時は、同じNationalの50MHz FM/AMポータブルトランシーバー "RJX-601" の方に人気があり、影の存在だった様に思い出しました。
1970年代は、この様なモノバンドのトランシーバーが各社各様のスタイルで数多く発売されました。
ソニー CF-5950
しかし、その当時は、3.5MHz、7MHzおよび50MHzで開局申請をする人が大半で、なかなか21MHzのモノバンドを購入するには勇気?が要った時代だったかも知れません。
当時は49,800円だったそうですが、ここでの中古価格は19,800円でした。ネットオークションでは一万円以下のようですが、その程度だったら買って試したみたいとは思いました。
その他に、TRIOの1200MHz FMトランシーバー "TR-50" が6,000円、BCLマニアには今も人気があるSONYの"スカイセンサー5900" とカセットレコーダを合体した様な"CF-5950" に45,800円の値札が付いていて、懐かしくそれぞれを眺め入ってしまいました。

2007年12月20日木曜日

"radio Shark2" で受信周波数とダイヤル表示が一致しませんが?

Griffin Technologyの "radio Shark2" は、マックにUSB接続するとラジオが聴ける "フカヒレ"のような形の FM/AMラジオチューナーです。

radio Shark2
私のノート型マックiBook G3(800MHz)は、OSをTigarまでアップデートしてありますが、今まで問題なく働いていました。それが最近になってUSB接続しても認識しなくなり、抜き差しを繰り返して何とか認識することもあったり安心して使えなくなりました。

その原因を特定出来る様なことは、ソフトウェアに於いてもハードウェア於いても、自分として格別思い当たりませんでした。

その後、アップデータがあることを知りました。
それはMac OSX(10.3.9)以降で発生する不具合を回避する為のモノのようでした。私は最初からMac OSX(10.4.3)において使い始めていて、今までは問題なかったので的はずれかな?と思いつつもアップデータのバージョンを調べてみました。

"v2.0.2" で、現在インストールしてあるモノより新しい事が分かり、直ぐにダウンロードしました。あちこちのフォルダに分散してインストールされていた諸々の関係ファイルを捨てて再起動し、アップデータにより再インストールしてみました。そして再度起動し、当該アプリケーションを立ち上げて、USB接続してみると、何と以前と変わらず悲惨な結末でした。

しかも、チューニングしてみると、AM受信時に正同調すると周波数表示が "1kHz" 低く表示される事が分かりました。

つまり、在京局の"TBS" の周波数は"954kHz" ですが、"953kHz" が表示されてしまいます。同調周波数のステップは "9kHz" ですから、上は "962kHz" 下は "944kHz" で "954kHz" は表示されません。アップデート前はこんな事にはなりませんでした。

また、FM受信の方は以前からと同じ症状で、"0.1MHz" 上の周波数にセットした方が正同調の様な印象を受けます。FM放送は占有帯域幅が広いので解りにくいのですが、在京NHK FM(82.5MHz)の受信では "82.5MHz" でも "82.6MHz" でも同じ様な音質で聴こえ、どちらかと言えば "82.6MHz" の時にクリアーに聴こえるような印象です。

受信風波数をデジタル表示するラジオですから、ピッタリ合っていて当然なのですが、何故か一致しません。この様なことには浅学の身ゆえに、いま現在は、為す術もなくお手上げ状態です。

2007年12月11日火曜日

皮肉にも東京タワーに背を向けた方が良好に受信出来て

たまたま見つかったテクニクスのFM専用2素子の小型アンテナ"TA-2200FM"のカタログ。
このアンテナを、FM放送のエアーチェックが全盛だった頃に使っていました。
今となっては"エアーチェック"と言う言葉自体が死語に近く、その意味を解せない世代が多くなっている様な気がします。蛇足ながら、"テクニクス(Technics)" も同じかもしれませんが・・・
音楽ソースの入手はネットからのダウンロードが当たり前、電波媒体を介する時代はとうの昔になっているようですが、当時は正に真剣勝負の様な有様で、自分のコンポやアンテナのチューナップをしていました。
東京タワーから2kmも離れていないところ、到来する電波の強さも強電界に準じる様なレベルで、しかも、伝播経路にはビルが建ち並び、直進してくる電波以外にアチコチのビルなどで反射してくる電波が沢山あって、いわゆるマルチパスに悩まされていました。
マルチバスが多いと言う事は、受信時にエコーを生じる様なもので、受信音が濁ったりガザガザと聴こえ、高忠実度の受信が出来るはずのFMに於いて、何とも情けない状態でした。
それでアンテナの工夫で何とかこれらの不具合を改善しようとして、秋葉原の石丸電気で買い求めてきたのが、この強電界地域用"TA-2200FM"でした。
小型軽量、2素子ながら位相差給電方式のアンテナです。これを10m程のマストの上に取付、一回転360度、手で回してみて一番良好に受信出来る方向を調べてみました。必ずしも東京タワーの方向が良いとは言えず、また、アンテナの高さを何通りか変えてみて、同じ様に調べました。
結果的に、一番良好な受信音が得られたのは、一番高い位置に取付て、東京タワーに対し殆ど真後ろ方向にアンテナを向けた時がスッキリと抜ける様な澄んだ受信音が得られる事が分かりました。

アンテナが軽いこともあり、32mm径の鉄パイプ二本と28mm径のアルミパイプ一本を繋ぎ合わせた自立型のアンテナマストになりました。これが幾度かの台風にも耐え1970年代後半から十年間ほど便利に使いましたが、その後、CDやMDの登場と相まってデジタル化が進み始め、何時までもカセットテープの時代でないように感じ、エアーチェックすることさえ忘れる様になってしまいました。
このアンテナは既に朽ち果て、代替わりしていますが、往時のコンポは今も健在で、昔懐かしいアナログの柔らかなサウンドを聴かせてくれています。因みにチューナーはTRIO "KT-6100"、アンプはTRIO "KA-6100"、カセットデッキはSONY 2-Head "TC-K65"、同 3-Head "TC-K71"、同 プログラムタイマー"PT-77" それに、画像にはありませんが、スピーカはTRIO 25cm 3-way "LS-101" の構成です。
しかし、当時はこれだけ頑張っても、都内で良好に受信可能なFM局は、NHK-FM(82.5MHz)とFM東京(80MHz)の二局だけ。それでも、FM fanやFMレコパル、週刊FM、FM STATIONなど、いわゆるFM情報誌を頼りに毎日毎晩、エアーチェックに追われた日々は、既に四半世紀も彼方のことになってしまいました。

2007年11月6日火曜日

バーテックススタンダードがモトローラの傘下に・・・

アマチュア無線機器メーカとしては老舗の「バーテックススタンダード」がアメリカのモトローラ社の傘下に入るようです。
近い将来的にアマチュア無線業界にどの様な変化が生じるのか未知数ですが、今時点では良い結果の出る事を願わざるにはいられません。


昨日付けで発表された同社の資料の冒頭を引用すると、

平成19年11月5日
各位
会社名 株式会社バーテックススタンダード
代表者名 代表取締役社長長谷川淳
(JASDAQ コード6821)
問合せ先
役職・氏名 取締役根岸良直
電話(03) 5725-6112

当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
当社は、平成19年11月5日開催の取締役会において、株式会社MI(以下「公開買付者」といいます。)による当社が発行する普通株式及び新株予約権に対する公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)について下記のとおり賛同意見を表明することを決議いたしましたので、お知らせいたします。
当社取締役会におきましては、次のような考えに立ちましてこの意見表明を行っております。
当社は、強固な財務構造のもとに順調な業績の拡大を続けておりますが、このたびのモトローラによる当社株式に対する公開買付けにつきましては、当社が参入しております通信機市場においての市場の将来性、当社の今後の事業展開を鑑みた結果、モトローラのグローバル販売ネットワークと優れたマーケティング力、そして先端技術開発能力に、当社の強みであります商品開発能力と日本国内販売ネットワークを融合させることによって当社従業員に、より大きな活躍の場を提供するとともに、当社にとりましてもより大きな成長の機会が得られると判断いたしました。今後、当社を取り巻くすべてのステークホルダーの皆様の期待に応え、更なる飛躍を図ってまいります。
以下は省略

2007年11月2日金曜日

「2008−2009年版 JARL会員局名録」の予約をして

巣鴨のCQ出版社へ用事があり久しぶりに出掛けました。JR巣鴨駅から徒歩五分ほどのところにありアクセスはいたって便利です。

JARL(日本アマチュア無線連盟)
ただし、周辺の環境としては、夜になるとネオン街風の雰囲気もあり、昼間とはちょっと別の佇まいになります。
ここでは手短に用事を済ませて、直ぐ近所にあるJARL(日本アマチュア無線連盟)の会員事業課へ向かいました。一階は資料室で二階以上が会員事業課、運用課、技術課、業務課、広報課、庶務課、経理課、国際課、地方業務課などがあります。

真っ直ぐ会員事業課へ行き、2008年1月下旬発行予定の「2008−2009年版 JARL会員局名録」の予約をしてきました。予約価格は三千円ちょうど、来年一月後半には発送予定と言われました。

JARL(日本アマチュア無線連盟)のアンテナ
外に出て仰ぎ見ると、さすが連盟本部とあってアマチュア無線用のアンテナがたくさん付いているのが分かります。小さなビルですから、アンテナが重なり合って架設されていて、相互に干渉しあうのでは?っと他人事ながら心配になりました。

2007年10月13日土曜日

AM+FM+短波ファンなら知っておきたい情報満載「ラジオマニア2007」

ラジオマニア2007
このところ何かと忙しく買ったままになっていた三才ブックスの「ラジオマニア2007」ですが、久しぶりに手に取ってみました。

先月下旬に目黒へ出掛けた折り、帰り道に立ち寄ったJR目黒駅駅ビルの有隣堂にたった一冊ありました。
実際に書店に列んだのは発行日付からして八月末あたりだったのではないでしょうか。

「AM+FM+短波ファンなら知っておきたい情報満載!」のサブタイトルに引かれ、ついつい手が出てしまいました。コンパクトな感じのA5版で186ページ、1,260円でした。
  
春に出た同じ三才ブックスの「BCLラジオカタログ」が写真集?なら、こちらはそれをフォローするかのような読み物中心の企画編集です。
表紙は「COUGAR115」と「COUGAR2200」で共にBCLブーム全盛時代に登場した懐かしい松下のラジオです。



BCLラジオカタログ
目次は、

巻頭スペシャル特集2本!
サテライト スタジオに行こう!
宮川賢のラジオいぢり
第1章 電波を捕まえろ! 遠距離受信術
 AMラジオ遠距離受信大実験
 いまから、いまこそ!短波ラジオ
 コミュニティFM75局受信の旅
 受診報告書の書き方 
 ループアンテナの達人に聞く
第2章 知られざるラジオ局の裏側
 ワイド番組の裏舞台、すべて見せます
 音声がリスナーのもとに届くまで
 AMラジオの番組制作者研究
 番組のスタッフの好・珍プレー
 ラジオ局の根幹施設
 ラジオ業界用語集
ベリカードコレクション
松下ラジオが持つ魅力
 マニア心をくすぐるラインナップ! 受信グッズリポート
 レトロな昭和のラヂオ
 嗚呼、憧れの通信型受信機
 安く落札してみた
第3章 デジタルラジオを楽しむ!
 デジタルラジオの歴史と今後
 ネットラジオの魅力と可能性を探る
 ネットラジオを始めよう!!
ラジオ番組表 全国AMラジオ局

読み物的には「コミュニティFM75局受信の旅」が興味深かったです。カーラジオで何処まで聴けるか?東京から九州までの1100キロを走破しながらのレポートには「なるほど・・・」と関心するモノがありました。また、カラーページでこのコミュニティFM局のベリカードを五ページにわたった紹介している「ベリカードコレクション」も大変参考になりました。

それに続くカラーページでは、「松下のラジオが持つ魅力」と題する部分。
「なぜ松下に惹かれるのか」「松下マニアなシャックをつくれ!」「松下マニア垂涎の逸品」とまで言わせる内容で、往時のクーガやプロシードにフォーカスしています。
また、中波受信機の王者ソニーの「ICF-EX5」のライバル機として松下の「RF-U700」が紹介されていて、そのフォルムも、今までに例を見ないようなユニークさ、そして操作し易いレイアウトは要チェックです。

その他、東芝、早川、八欧、ナナオラなど「レトロな昭和のラジオ」や、ヤエスのFRG-7700やトリオのR-1000など「嗚呼、憧れの通信型受信機」がカラーで見られるのもなかなか良いと思います。

巻末にある「全国AMラジオ番組表」は中波遠距離受信をする時に、受信内容を確認できて、局名の決め手のヒトツにもなり便利に使えそうです。

2007年10月4日木曜日

「JARL会員局名録」は会員以外は購入出来ない・・・


つい最近送られてきたJARL NEWS秋号に「JARL会員局名録08-09年度発行のご案内」が掲載されています。

それによると、以下原文の引用ですが、
JARLでは、2008年1月下旬に「2008−2009年版 JARL会員局名録」の発行を予定しています。この局名録には、2007年11月7日現在のJARL会員局の収録に加えて、最新のアマチュア無線資料を満載して発行の予定です。なお、定価・送料等の詳細が決まり次第ご案内いたします。

局名録は、会員のみなさんが開設しているアマチュア無線局相互のコミュニケーションの円滑化をはかるため、2年に一度(偶数年ごと)発行していますが、2005年4月1日から個人情報保護法が完全実施されたことにともない「2006-2007年版」から書店での取り扱いはおこなっておりません。また、「2008−2009年版」からは、JARL会員からのお申し込みによる頒布のみとし、会員及び登録クラブからのお申し込みによる頒布方式に限ることになりました。このため、アマチュア無線機器販売店でのお取り扱いはなくなりましたので、あらかじめご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。

個人情報保護法が日常生活の色々な面で表面化してきますが、これもそのヒトツで、損得あって一概に良いとも悪いとも言えませんが、誰でも入手出来る訳ではなく支障の出る方も出てくると思われます。



コメント:(アーカイブ)

申し込んでいませんが購入はできませんでしょうか。
JA4CUP(会員)
Posted by  有田敬 at 2008.2.29 23:30:55
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発売前に予約すると、送料込み 3,000円で購入できる特典がありました。現在、JARLの会員であれば定価3,400円、送料600円の合計4,000円で購入できます。

以下にJARLのコメントの抜粋を付けておきます。
JARLでは、2008年1月中旬に「2008 - 2009年版 JARL会員局名録」を発行いたしました。この局名録には、2007年11月7日現在のJARL会員局の収録に加えて、最新のアマチュア無線資料を満載しています。
ご購入にはJARL NEWSに綴じ込みの郵便払込取扱票をご利用いただき、定価3,400円、送料600円の合計4,000円をお振込みの上ご注文願います。JARL会員のみの販売です。詳細は、以下のURLにあります。
http://www.jarl.or.jp/Japanese/9_Hanbai/hanbai/Callbook_0809.htm#kounyu
Posted by  BlueMac at 2008.3.1 00:07:18
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2007年9月22日土曜日

東京晴海にあった "東京国際見本市展示場" はいま・・・

都営地下鉄浅草線から大江戸線へ乗り継いで中央区月島の勝どき駅で下車。ユニークなフォルムのトリトンを左に見ながら黎明橋を渡り右手方向にある江間忠ビルへ向かいました。アマチュア無線の国家試験を受験した方で懐かしく思い出す人も未だ居られるかもしれません。


このビルに当時はCQ出版社のショールームもあり、また、430の晴海レピータが稼働していてハムフェアの時に大変混雑していました。このビルは今でも無線従事者の国家試験の場でもあり、それを仕切る日本無線協会があります。たまたま、その協会に知人が居て三年ぶりで訪れました。

往時の会場正門方向を遠望

ここ晴海と言えば、何と言っても東京国際見本市展示場があったところで、未だ記憶の隅に残っている方も居られると思います。幕張メッセや東京ビッグサイトが出来るまでの何十年間かは、ここで、エレクトロニクスショー、ビジネスショー、東京モーターショー、コミックマーケット、ハムフェアなど数々のビッグイベントが行われてきたところです。
 
このたくさんの思い出のある東京国際見本市展示場ですが、1996年3月末で閉鎖され、それからでも十年余が経っています。
三年前に来た時は遠くからその跡地を眺めただけで帰ってきてしまいましたが、今回は、その跡地がどの様になっているのか子細に見てきました。
ご存じのように、当時の展示場は南北方向に幅広い通路(広場?)があり、その両側(東西)に展示館が七棟くらい建っていました。一番手前左側には当時としてはとても斬新なデザインの、半球状の展示館があり晴海会場のシンボルでもあったと思います。

往時の会場正門付近、ゴミカーの行く先はゴミ焼却場

今は西側の一部に大きな煙突が併設された「中央清掃工場」いわゆるゴミ消却場になっていてゴミカーがひっきりなしに出入りしていました。

2016年オリンピックスタジアム予定地の立て看板、行き交う人影は全く無し

それ以外は更地となっていて、今回、その近くを通って初めて知りましたが、2016年東京オリンピック「オリンピックスタジアム予定地」と大きな立て看板がありました。これ程の面積があればどんなスタジアムになるかは別としても十分の広さがあるように思いました。

中央が焼却場、左が煙突の下部、後方の二棟は晴海のトリトン

今も昔もこの晴海地区は交通の便が悪く、当時はとても辛い思いをしましたが、招致が決まれば、地下鉄なりモノレールなり出来るかも?今から期待しています。
それにしても、この広大な更地を、南端にある客船ターミナルから遠望すると、正に「強者どもが夢の跡」の感を強く印象付けられました。

南端の旅客船ターミナルからの遠望、広すぎて全体は写し込めない





追記1
なお、2016年東京オリンピックは実現せず、
2012年、猪瀬直樹都知事の誕生で、2020年に開かれる夏季オリンピックの東京への
招致活動が活発化しています。




追記2
2020年東京オリンピック開催決定!
 
2020年夏季オリンピックおよび
第16回パラリンピック競技大会は、
2013年9月7日にブエノスアイレスで開かれた
第125次IOC総会で東京が開催都市に選ばれました。

2007年9月14日金曜日

プリント基板が剥き出しの "AMラジオキット" を買って

先月、東京ビッグサイトで開催されたハムフェア2007 でAMラジオの組み立てキットを買いました。しかし、他のことに時間をとられ今日になってやっと開封してみました。

ハムフェアは年々その規模が小さくなってきていますが、それでもアマチュア無線機器工業会(JAIA)のブースや物販ブースを始め、一般クラブのブースまで一つ一つ見て回るにはそれ相当の時間を要しました。

一般クラブのブースは、それぞれに個性があり、また、展示しているモノにも一貫性が無く、近くに寄ってみないと何ともわからない展示もありました。また、そんな混然としたところがアキバのジャンク漁りに似て思わぬモノを見つけニッコリなんてこともあります。

今回は格別探しているモノも無くて右に左に巡っていたところ、剥き出しのプリント基板のスピーカからラジオ放送が聴こえ近寄ってみました。

組立キット一式

普通は小さな基盤にギッシリと部品を並べコンパクトに作るのが定石ですが、これは違っていました。
大きめのプリント基盤に回路図そのものを写し取ったような感じで、組み立ても簡単、しかも、回路図にパーツが載せてあるようにも見えて回路構成が一目でわかります。

持ち歩くラジオの製作ではなく、作りながらラジオの仕組みを勉強しようとする教材用ではないかと推測しています。完成した後、この基盤を立てて置けるスタンドも用意されていて、スピーカがこちらを向き、また、自分で作った成果をいつも眺められるようになっています。

完成品

思うことがあり、すぐに価格交渉をして、3,000円で買ってしまいました。"AM RADIO KIT" は、アメリカ・イリノイ州にある "Elenco Electronics, Inc." の製品で、もちろん英文の取扱説明書が付いていました。
  
初心者用の記述で、図解が多く、パーツの紹介、抵抗やコンデンサの値の読み方、半田付けのやり方、回路の説明・動作原理など、親切丁寧な説明に相当のページを割いています。

組み立てが終わった後、RF信号発生器やオシロスコープが使っての調整方法がありますが、テスターだけで調整し、ラジオが聴けるまでを解説していて、なかなか考えられているとの印象です。
私としては、いまさらAMラジオでもないのですが、別の用途に利用したいと考え中で、機会があれば改めて公開したいと思います。

2007年8月31日金曜日

radio Shark 2 で出力20WのコミュニティーFMが受信できた

Griffin Technologyの "radio Shark 2" は、マックでラジオが聴けるUSB接続のFM/AMラジオチューナーです。私はマックに、これを常時接続しているので、スイッチONでデスクトップが現れると同時にラジオ放送が受信出来ます。東京では、FM放送は東京タワーから送信されていて、我が家までは2km足らず、鉄筋の集合住宅ですが、外部アンテナなど全く不要で良好に受信出来ます。
ノーノイズで良好に受信出来るFM局は、


76.1MHz インターFM
77.1MHz 放送大学
80.0MHz 東京FM (ex FM東海)
81.3MHz J-WAVE
82.5MHz NHK東京 FM
  
  
その他、千葉県、埼玉県、神奈川県などのFM局も若干のノイズがありますが受信出来ます。一方、一日中良好に受信できるAM局は、

594kHz NHK東京 第一放送
693kHz NHK東京 第二放送
810kHz AFN Tokyo (ex FEN Tokyo)
954kHz TBSラジオ (ex ラジオ東京)
1134kHz 文化放送
1242kHz ニッポン放送
1422kHz ラジオ日本 (ex ラジオ関東)

夜間になると、大阪や名古屋、九州、東北などの大電力で放送している局はフェーディングを伴いますが聴こえています。AM局の場合、さすがに部屋の中では雑音が多く、窓際に "radio Shark 2" を移動すれば良好に受信出来ました。

AMを受信する時に「radio Shark2」を手に持って回転させると受信音が大きくなったり小さくなったりするのが分かります。これは内蔵のアンテナが指向性を持っているためで、受信する局によって、本体を右とか左に回してみると良好な受信が出来る可能性があります。ただし、外部アンテナを接続するように出来ていません。
  
在京の放送局ばかり聴いていましたが、深夜にユックリと周波数を変えて他の局を受信しようとしていた時に、予期していなかった周波数でポップスが聴こえ、その周波数前後をチューニングし直してみました。

"83.4MHz"なんですね、
チューニングした周波数は・・・直ぐに、そばに置いてあるソニーのラジオ「ICF-SW7600GR」で在京の局を受信してみたところ、いずれとも違う放送内容でした。

それで、"83.4MHz" をキーワードにNETで検索してみました。

コミュニティーFMのヒトツ、「FM世田谷」でした。

東京都の西部、世田谷区用賀から出力20Wで毎日放送しているようです。放送エリアは世田谷区とその隣接区で、我が家からは約10kmほど、放送エリア外ですが、深夜の事でノーノイズに近い受信状態でした。

「コミュニティーFM」って、小電力の放送局としか認識が無く、存在は知っていましたが受信対象にした事もなく、今さらにその存在を認識した次第です。

たまたま受信していたプログラムは、「R246 music highway」で、いわゆるJ-Pop's を途切れなく放送していました。余談ですが、"R246"って、世田谷区を横断している国道246号のことです。

タイムテーブルによると、金曜日の深夜の同時刻には、「オールナイトニッポンより上質に、ラジオ深夜便より情熱的」をモットーにした「あのグラ スーパーナイト ラジオ冒険王」なんてオモシロそぉ〜、今晩早速聴いてみなくては・・・

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「追加情報」

「コミュニティ放送」って調べてみると、日本の放送制度による放送局形態の一つ。市区町村または政令市の行政区内の一部の地域において、地域に密着した情報を提供するための放送である。
全てVHF(超短波)の放送帯(76.0〜90.0MHz)の中の周波数を使用し、市販のFM対応ラジオで聴取できる。電波形式はFMが使われることから、俗に、コミュニティFMとも呼ばれる。

一般のFM放送局に比べ空中線電力が20W以下と小さいため「ミニFM」と混同されることがあるが、まったく別物である。具体的には、コミュニティ放送を行うには放送事業者として電波法による無線局免許が必要で、技術責任者が第2級陸上無線技術士以上の資格保持者である事が必要となるが、
「ミニFM」は、空中線電力が微弱であるためその必要がない。むしろ、ミニFMはかつて現在のコミュニティ放送並みの出力で放送していたところ、コミュニティ放送の制度の整備に伴って出力の上限が抑えられたとある。

東京で免許されている「コミュニティFM放送」を調べてみると、以下の通りですが、昼間、受信を試みたところ、"83.4MHz"の「FM世田谷」以外は受信出来ず、夜間に再度、ソニーのラジオ「ICF-SW7600GR」で電波の存在を確認してみたいと思っています。

銀座
Ginza'RADIOCITY
 JOZZ3AX-FM 84.0MHz 20w
送信場所 中央区銀座6丁目15-1 (電源開発本社ビル)

渋谷
SHIBUYA-FM VOICE
 JOZZ3AJ-FM 78.4MHz 20w
送信場所 渋谷区渋谷1丁目2-5 (アライブ美竹ビル)

世田谷
FM世田谷
 JOZZ3BA-FM 83.4MHz 20w
送信場所 世田谷区用賀4丁目10-1 (世田谷ビジネススクエア)

葛飾
かつエフ
 JOZZ3AP-FM 78.9MHz 20w
送信場所 葛飾区立石5丁目13-1 (葛飾区役所)

江戸川
FM江戸川
 JOZZ3AS-FM 84.3MHz 10w
送信場所 江戸川区船堀3丁目5-7 (船堀駅前TOKIビル)

深川
大江戸放送局
 JOZZ3BF-FM 79.2MHz 10w
送信場所 江東区千田22-5 (キャッスル江東)

多摩
FM多摩G-WING
 JOZZ3AE-FM 77.6MHz 10w
送信場所 多摩市桜ヶ丘4丁目10 (多摩市水道事務所)

武蔵野
むさしのFM
 JOZZ3AG-FM 78.2MHz 20w
送信場所 武蔵野市吉祥寺本町1丁目10-7 (武蔵野商工会館屋上)

西東京
FM西東京
 JOZZ3AU-FM 84.2MHz 20w
送信場所 西東京市芝久保5丁目8-2 (スカイタワー西東京)

調布
調布FM
 JOZZ3AW-FM 83.8MHz 20w
送信場所 調布市小島町2丁目33-1 (文化会館たづくり)

東村山
たまレイクサイドFM
 JOZZ3BG-FM 79.0MHz 10w
送信場所 東村山市諏訪町1丁目2-7

立川
FM844
 JOZZ3BL-FM 84.4MHz 5w
送信場所 立川市曙町2丁目9-1 (菊屋ビル屋上)

2007年8月27日月曜日

ハムフェア2007会場でお会いした、JA1AMHさんとJA3CKFさん

JA1AMH
今年のハムフェアで印象の残ったアイボールはお二人いて、現世のラジオ少年には神様的な存在のJA1AMHさんと大きなプロペラを背負った毎度お馴染みのスタイルのJA3CKFさんです。
 
JA1AMHさんとは、1964年以来四十数年のお付き合いですが、ここ数年はご自身の会社のハムフェアへの出店が無く、会場ではすれ違いだったようです。
久々のアイボールで現況や昔話に暫し時の経つのを忘れました。

JA3CKF
今回は、ご著書がハムフェア直前に発刊され、ラジオ少年には超人気の方だけに午後にはサイン会も予定され、出版社のブース脇に控えめに立って居られました。

また、JA3CKFさんは、時節柄、クリーンなエネルギーと言われる風力発電機を背負い、小型トランシーバーFT-813を胸に毎回会場前でデモンストレーション。

今や風力発電機を背負っている事では超有名、ハムフェアの開催日付けの某全国紙にも大きく取り上げられたとご自身は言っておられました。

ハムフェアが横浜パシフィコで行われた頃からのお付き合いで、赤いキャップにポロシャツ、半ズボンのスタイルは何時も変わらず、今年も移動運用の楽しさを熱く語って頂けました。

2007年8月26日日曜日

ハムフェア2007で突然?発表されたYAESUの "FT-950" とは

八月二十五日、ハムフェア2007の初日、ちょっとしたサプライズがありました。前ぶれも無く?YAESUがHF/50MHzのトランシーバー "FT-950" を出品した事です。

YAESU HF/50MHzトランシーバー "FT-950"
実際にアンテナを繋いであり、実機としての操作が出来るモノも展示され、市場に出回る日も遠くない感触でした。会場でいち早く配布されたカタログから引用すると、

YAESUにしか創れない通信機
そこにはいつも新しい驚きと感動があります
FT-950は、世界中のDX'erから高い評価を受けているFT DX 9000、FT-2000シリーズの
開発コンセプトを継承し、入門者からDX'erまで幅広く、その高い性能を体験することが出来る
ミドルクラスのHFトランシーバーとして開発しました。

HF/50MHz Transceiver FT-950 Series
100Wバージョン FT-950 228,000円(税込)
50Wバージョン FT-950M 228,000円(税込)
10Wバージョン FT-950S 228,000円(税込) (50MHz 20W)

なお、右上の画像をクリックすると約二倍に拡大します。

2007年8月23日木曜日

ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" って、こんなモノ

ICF-SW7600GR
ソニーのBCL用レシーバ(ICF-SW7600GR)専用のLW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" ですが、早速開封してみました。

「アンテナ」と「アンテナコントローラー」、「アンテナモジュール」、「アンテナホルダー」、「アンテナカプラー」 および「取扱説明書」などが整然と収められていました。
段ボール箱の大きさの割に重く、パーツの多くが金属部材であることと、底面に隠すように収められた12m程の同軸ケーブルによるものと思われます。
「アンテナ」は伸縮可能なロッドアンテナです。
三段構造になっていて伸縮時は50cm、伸張時には150cmになります。

AN-12パッケージ

「アンテナホルダー」は金属製の長方形のパーツで二枚一組、同じ形状で十文字にリブがあり縦にも横にも使えるような構造です。

「アンテナコントローラー」は室内(手元)に置き、電源のON/OFFやATTのON/OFFなど「アンテナモジュール」のコントロールに使用しますが、内容物の多くが単三乾電池六本で占められています。

アンテナからのケーブルとラジオへ繋ぐケーブルのジャックが付いています。また、ACアダプタを使用する時のEXT.DC INのジャックもあります。

一番重要な「アンテナモジュール」は、FET RFアンプが内蔵されアンテナ直下に取り付けます。「アンテナカプラー」は、ラジオとアンテナの結合に於いて、ラジオの近傍に置いて使用します。

その他、「アンテナホルダー」を固定する為のビスやワッシャ、スプリングワッシャなども入っています。また、それらと同梱で専用ケーブルが二本ですが同梱されています。

手前左から、取付金具、コントローラー、カップラー、
箱の中は、ケーブル(12m)、モジュール(FET RF Amp)、三段伸縮ロッドアンテナ、マニュアル類

このアンテナを組み立てるのが一苦労でした。
アマチュア無線用のアンテナの多くは、アンテナを支柱に取り付ける部材として、U字型の俗に言うUボルトでアンテナと支柱を固定します。これを用いると短時間で簡単に取り付けられ、しかも確実に固定が出来ます。

しかし、このアンテナはUボルトを使用していません。
長いビスを四本用いて取り付けるため、それぞれの締め加減のバランスを取りつつネジを回す必要がありました。

恐らく、細い柱、太い柱、ベランダの手摺りなど、色々な取付方法を加味してのことでしょう。しかし、高所を含む少々危険も伴いそうな環境での取付になり、慣れない人には辛い作業になりそうです。

私自身は、こんな作業は初めての事でもないので、苦にはなりませんでしたが、片手での作業もあり、細かなナットやワッシャーを地面に落としてしまうのでは?と心配の連続でした。

2007年8月22日水曜日

ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ"AN-12"を買った

今年の年初にソニーの短波放送も聴けるFM/AM/SWラジオ「ICF-SW7600GR」を買いました。永らく愛用していたICF-7600のリタイヤによる買い換えなんですが、いまBCLラジオって呼べるのはこれしかないみたいです。
ICF-SW7600GR

住まいは東京タワーに近く、FM放送は申し分ない受信状況ですが、AM放送は鉄筋構造の集合住宅のせいか?室内では感度が今いち思わしくありません。
AN-12一式
しかも、SW (短波放送)に至っては、雑音ばかりでハッキリ言って実用になりません。

室外にアンテナを設置すれば改善が期待されていましたが、我が家の事情でなかなか実現出来ず、また、余り目立つようなアンテナはご近所の目もあって如何かと思案していました。

それでも、何とかしなくてはと思いつつソニー純正のアンテナのスペックをNetで調べてみました。選択肢は少なく、私の今のニーズに叶うのは、LW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" だけで、その内容を引用すると、

LW/MW/SWワイドレンジアンテナ "AN-12" の主な仕様
●妨害特性に優れたFET RFアンプ採用アクティブアンテナ
●短波、中波、長波の3帯域をカバー
●マンションのベランダ等にも取付け可能な小型、軽量セパレート設計。防滴構造
●アンテナ端子のないラジオ、ラジオカセットにも有効なアンテナカプラー付属

電源:DC9V(別売単3型乾電池×6個/外部電源ジャック定格DC9V)
周波数範囲:0.15〜30MHz (LW/MW/SW)、1.6〜30MHz(SW)
出力インピーダンス:50〜75Ω
同軸ケーブル:12m

<アンテナコントローラー部>
大きさ:幅80×高さ31×奥行140mm
質量:340g(乾電池含む)

<アンテナモジュールとアンテナホルダー部>
大きさ:幅89×高さ660×奥行135mm(アンテナをたたんだ状態)
質量:約1kg(同軸ケーブル含む)

付属品:アンテナカプラー ANC-2
  接続コード(ミニプラグ←→カプラー)、接続コード RK-69A(ミニプラグ←→ミニプラグ)
  
  
他に、適当なモノが見つからず、取りあえずこれを買うことにしました。
別件もあり、秋葉原へ行った折りにヨドバシAkiba館のラジオ売場で在庫を聞きました。
こんなモノを買う人はそうそう居ないはず?「お取り寄せします・・・」って、言われるのがオチとカウンター前で待っていましたが、暫くして、現品を抱えるようにして店員が小走りに戻ってきました。

AN-12のパッケージ
現物は予想したより大きなパッケージで、長手は50cmほどありビックリしました。
アンテナが収まっている訳で当たり前なんですが・・・それでも、欲しいモノがその場でゲット出来たことに満足しました。

現品を見る機会もなく買うことになってしまった訳で、後で分かったことは、アンテナ棒が50cm程度と想像していましたが、実は伸縮型のロッドアンテナで引き延ばすと三段構造で全長が150cmになることでした。それと、単3型乾電池6個で動作しますが、私のように長時間の使用には別にDC9V用のACアダプタを買う必要がありました。



ICF-SW7600GR
コメント(アーカイブ)

AN-12の使用感はどうですか?やはりパイプには付けられませんか?私も購入を検討しています。ラジオは同じく7600GRです。よろしくご教示ください。
Posted by  ビギナー at 2007.9.17 07:43:03
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ビギナーさん、ICF-SW7600GRにおいて、FM放送は東京タワーに近いのでAN-12が無くても申し分ありません。AM放送は鉄筋構造の集合住宅のせいか?室内では感度が今いち思わしくありません。しかも、SWでは、雑音ばかりでハッキリ言って実用になりません。

それで、このAN-12を使用してみましたが、中波においては、夜間の場合は、日本全国の民放局の殆どが大なり小なり受信出来ているようです。もっとも小電力の中継局は除きますが・・・
短波については、Radio Japanのタイムテーブルを見ながらオンエアーしている周波数をテンキーでダイレクトにインプットすると、同じ時刻の放送でも周波数によっては聴こえたり聴こえなかったり色々ですが、まあまあの実力ではないでしょうか。
アンテナの取付ですが、取付金具の縦と横を入れ替える事により、丸棒でも角棒でもベランダの手摺りでも、かなり自由に取付が出来ます。
Posted by  BlueMac at 2007.9.17 23:50:21
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早速のお返事ありがとうございました。参考にさせていただきます。

ブログもよく拝見しています。これからもよろしくお願いいたします。
Posted by  ビギナー at 2007.9.18 21:21:32
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こんにちは。高層マンション在住で、ベランダでは視聴できるAM放送のMBS1179を室内では全く受信できません。こちらを拝見して「ICF-SW7600GR」を購入しましたが、安物のポータプルラジオと同じ雑音ばかりでがっかりしました。AN-12を電気屋さんに依頼をして取付けようと思いますが、視聴できるようになるでしょうか?ACコードを利用したいのですが、窓が閉まらないことから、配線処理を専門家に任せる予定でおります。ご助言の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Posted by  機械音痴 at 2010.12.30 16:39:41
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機械音痴さん、一般的に、現在の高層集合住宅では、長波や中波、短波放送の受信には難があります。

鉄筋構造のため、窓際は別として、室内では電波が遮蔽され受信状況が思わしくありません。
安物のラジオはもちろん、ICF-SW7600GR でも同じ様に雑音ばかりになってしまうことは容易に想像されます。
ベランダで受信出来るのであれば、AN-12 を用いれば室内でも効果が期待出来ると思います。
恐らく AN-12 では、十倍位に電波を増幅して受信機の方へ導いていると推測しています。
取付などは比較的簡単で、ベランダの手摺りなどに素人でも付けることが出来ます。
AN-12 から受信機までのケーブルも付属していて、10mmほどの穴があれば、そこを通して室内に引き込めば良いと思います。
エアコンの配管の隙間とか換気扇の隅とか、ご自分で探されてみては如何でしょうか?工事として業者に頼むほどのことは無いと私は思います。
私の場合の事例として、受信状況や取付方法など、参考までに以下の関連記事をご覧下さい。

関連記事

中波も短波も、BCLには、やはりアンテナに負うところが大きい

Posted by  BlueMac at 2010.12.30 20:04:39
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初めてコメント致します。

ICF-SW7600GRについての情報を集めていたところ当サイトにヒットしました。
この機種の購入を現在検討中です。
アンテナ端子のインピーダンスが気になっていたのでですが記事中に50Ωから75Ωと記載されていのが目に止まりました。
この数値は仕様書からの引用でしょうか?
もしもこの数値が確かならアマチュア無線のHFダイポールとVHFのGPアンテナを流用できるかも知れないと期待しているところです。
記事が古いのでお返事を頂けるか心配ですが気長に待ってます。
Posted by  USED at 2012.1.26 17:41:32
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USEDさん、ご質問にお答えします。

「アンテナ端子のインピーダンスが50Ωから75Ω・・・」の件ですが、これはソニーの "AN-12" の定格に掲載されているモノです。
ただし、この "AN-12" からの出力ケーブルは細いケーブルで先端は3.5φの2極プラグとなっています。
一方、"ICF-SW7600GR" のEXT Ant. は、当然ですが3.5φの2極ジャックで、50Ωとか75Ωを云々するようなスペックではなさそうです。
それに、"ICF-SW7600GR" の定格ではアンテナの入力インピーダンスは明示されていません。
"ICF-SW7600GR" の付属品に 5m位のビニールケーブルがあり、これをロットアンテナにクリップするか、同じく付属のアンテナコネクターにアンテナ線とアース線を繋ぎ、EXT Ant.へ差し込んでも使えます。
ダイポールとVHFのGPでしたら、ロングワイヤー的に片側を使うのが適当だと思います。また、あまり外部アンテナを長くすると強力なラジオ局やテレビ局の抑圧?で、逆に感度が下がったりする事もありそうです。
"ICF-SW7600GR" を窓際に置けば結構感度は良いですし、部屋の奥などで電波の届きにくい場所では "AN-12" が効果を発揮します。
Posted by  BlueMac at 2012.1.27 13:36:00
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お返事ありがとうございました。

AN-12のインピーダンスでしたか?
お話を聞いて納得しました。
アマチュア無線のアンテナが50Ωなので受信機が50Ωならしめたと思ったのですが・・・
とりあえず、コネクターの変換か抵抗でもカマして75Ωにしてやるか考えていたところでした。
でも50Ωでいけるのならコネクターの変換だけで済みそうですね?
 以前からBCLと共にアマチュア無線も楽しんでおります。最近、HF機(IC−731S)が老朽化しており局部発振器の接触不良により受信不能に陥ることがあります。そこで、代わりになる受信機がないかと探しておりました。
最近では、中国製の安価な受信機もあるのですがやはり国産のものが外れがないので良いかもしれないと思い検討に至りました。
Posted by  USED at 2012.1.27 13:59:13
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築15年の鉄筋コンクリートマンション4階に住んでいるんですが室内でラジオ日本の受信ができなくていつもベランダにループアンテナを無理やり出したまま聞いてます。。ソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナAN-12購入を検討中なのですがソニーのLW/MW/SWワイドレンジアンテナ"AN-12を購入することで改善される可能性はありますかね?

Posted by  AKIVA at 2012.4.13 15:29:22
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AKIVAさん、一般論ですが、ベランダに出したループアンテナで聴けているなら、AN-12でもある程度の効果は期待できると思います。AN-12は、鉄筋の室内の奥の方とか、LW/MW/SWなどの電波の届きにくい環境で用いる事により、受信状態の改善を図ることができます。

Posted by  BlueMac at 2012.4.13 20:15:05
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BlueMacさん、ご無沙汰しております。 あれから早速、ネット通販でICF-SW7600GRの並行輸入版を購入しました。当初、HF機の代替えに受信だけでもと思い間に合わせで買ったつもりでしたが、予想以上の出来に驚きました。まず中波については、内蔵バーアンテナで日中でも隣県の電波を了解度4で捉えることができました。 

また、短波放送は隣国の国際放送であれば内蔵ロッドアンテナとAN-71で十分にワッチ出来ました。
但し安定した受信環境を得るには外部アンテナは必須だと思いました。そこでHFのVダイポールアンテナを接続して違いを確認してみようと思い試行錯誤しました。 その結果、MP型からMJ型で受けてピン端子に変換するコネクターを接続しピン端子から3.5ミニプラグに変換するアダプターを接続しアンテナ端子に接続する形をとりました。
何だか物々しい状態になりましたが、パーツ屋にある部品では、この方法でしか在庫がありませんでした。そうそう、肝心な受信感度は、やはりさすがは外部アンテナだけあり、電波が弱かったロシアの声(ペドロパブロフスク・カムチャツキー中継)がとても良好に受信できました。パソコンの録音ソフトに表示された波形をお見せ出来無いのが残念です。あと、アマチュア無線のワッチも十分に耐えうるものがあり大変満足しております。いろいろとアドバイスをいただき有難う御座いました。
Posted by  USED at 2012.4.23 22:43:13
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USEDさん、ICF-SW7600GRとAN-12の組み合わせで良い結果が得られたようで良かったですね。

最近の短波ラジオはかなり性能も良く、受信出来る出来ないはアンテナ次第で決まると言っても良いでしょう。
アマチュア無線用のアンテナを流用するのも手かな?と思いますが、送信しませんからSWRなど気にする必要はありません。 SWL/BCLの場合は、アンテナを特定の波長に共振させるより、広帯域であることが必須です。
私の場合、MW/LWはICF-SW7600GR、SWはTS-2000SXかTS-590Sでワッチしています。
Posted by  BlueMac at 2012.4.24 01:06:08
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お返事有難う御座います。

使用したアンテナは付属のワイヤーアンテナ(AN-71)とアマチュア無線のHF帯(7M・21M・28M)に対応した短縮型のV型ダイポールでした。流石に、7M帯〜21M帯の感度は共振しているだけあり良好でした。
あと3.5M帯くらいまではV型ダイポールでも十分に良い結果を得ることが確認できました。ただ、中波と長波についてはあまり良く有りませんでした。仰るとおり受信に関しては、あまりSWRは気にする必要はなさそうですね。どうしてもインピーダンスだけは信号を上手く拾えるか気になっていましたが、大抵の無線通信機器の場合は50Ωか75Ωの何れかなので深く考える必要もなかったのかなと思いました。
Posted by  USED at 2012.4.24 10:12:07
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 私も買いました。本日。地方在住者なのでアマゾンでかいましたが、アマゾンマーケット(っていうのかな)の業者さんからです。

 今使っているラジオはICF7600DAです。本体がかなりへたっているみたいで、あまり恩恵は感じません。ラジオ本体を買い換える必要があるみたいです。
 自分のブログにも書きましたが、アンテナについている接続端子がミニジャックだけなので、それが不便ですね。あとは簡易型のものだけで、本格型に有効なBNCや裸線もついていたらよかったのにと思います。
 ベランダから室内に引き込む時にサッシでは締められないのもポイント低いです。
 地方在住者のよさを生かして庭にアンテナたてればよかったのかと反省しています。(笑)
 来月か再来月には新しいラジオを買おうと思いますので、真の評価はそれからでしょう。
Posted by  KAZZ at 2012.7.17 03:52:42
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KAZZさん

ICF-SW7600GRには、単線をアンテナ端子へ接続出来る様にした "アンテナコネクター" や、数メートルのビニール線を巻き尺のようにグルグル巻き込んで、使用する時に、引っ張り出して用いる "コンパクトアンテナ" も付属しています。
BNCは、同軸ケーブル用なので、ケーブル自体が太くて固く、BCLラジオでは使い難いし、ワザワザ使うメリットは無いように思います。
"AN-12"は、部屋の奥など、電波が十分に届かない状況を何とか解消するために、屋外に出したアンテナで拾った電波を屋内に引き込む役目をしています。
つまり、鉄筋コンクリートの壁などで遮蔽され、弱くなってしまった電波を、元のレベルくらいに補償することが目的です。
ですから、窓際など、BCLラジオ単体で十分な感度が得られる場合に、これを用いると、ラジオが過大入力となり、受信音が歪んだり、AGCが働いて弱い信号を更に弱くしてしまうこともありそうです。
Posted by  BlueMac at 2012.7.17 12:41:42
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このソニーのアンテナはマンション住民向けですね。しかし、そうなると益々サッシを締めても受信できるBSアンテナなどであるようなものがあったほうがいいでしょう。アンテナケーブルを改造して作れるかもしれませんが。

BNCに対応して欲しいと考えているのは次に買うラジオとしてTECSUNのS2000を考えているからですが、たしかにソニーのアンテナなんだから、ソニーのラジオを買うべきかもしれません。
自分の適していたのはアペックスの以下のアンテナだったかも知れません。
http://item.rakuten.co.jp/apexradio/750691/
自分の状況と受信機を考えてアンテナを選ぶべきで何でもオールマイティなアンテナは無いのです。
Posted by  KAZZ at 2012.7.18 21:58:01
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KAZZさん

説明書にもありますが、"ICF-SW7600GR" のAM EXT ANT端子には、純正アンテナの駆動用電源として直流電圧が出力されています。つまり、アンテナ部に直付けの FET RFアンプへの電源供給が手元から行われているようです。
それ故、付属のアンテナケーブルには、直流と高周波信号が重畳して伝わり、アンテナ側と受信機側それぞれで、RFとDCに分離されるようです。
ですから、純正以外のアンテナを接続した場合、アンテナの構成が、直流的にみて低抵抗の場合は、ショート状態になり "ICF-SW7600GR" の内部回路が損傷することが予想されます。
アペックスの "303-WA2" の商品説明では、混変調や相互変調の心配が無いと強調していますが、それらは、アンテナの問題では無く、受信機の高周波段の性能に関わることで、アンテナの性能を云々することではありません、全くのお門違いですね。
避雷針?の様な 1.8mの金属棒と 1.5mのロッドアンテナ+ FET RFアンプ内蔵の"AN-12"と、どちらが良いか?個々のお考え次第だと思います。
Posted by  BlueMac at 2012.7.19 13:34:16
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関連記事
ソニーのBCL用アンテナ "AN-12" の取付例ですが、

2007年8月18日土曜日

留守録もマウスでクリック、FM/AMラジオチューナー "radio Shark 2" は優れモノ?

Griffin Technologyの "radio Shark 2" は、マックでラジオが聴けるUSB接続のFM/AMラジオチューナーです。
受信中のラジオ番組を自動的にマックのハードディスクにバッファし、放送中に時間を遡って聴き返すことが出来る「タイムシフト」機能が搭載されていて聞き逃した部分を再生することも出来ます。

また、マウスのクリックでラジオ番組を録音したり、留守録が出来る予約録音機能も搭載されています。
録音時にiTunesへのデータ転送も出来るので、マックで再生するだけでなく、iPodへデータを転送して持ち歩きながらのプレイバックも可能です。

いま、思い起こせば1970年代から80年代中頃までは、カセットデッキでFM放送をエアーチェックするのが音楽を愛する若者の定番だったと思います。
  
少しでも良い音を録音するために、FMアンテナの向きを合わせ、FMチューナーもそれなりの性能のモノを求め、カセットデッキは3ヘッド、カセットテープもクロムテープとか、それぞれに試行錯誤の連続でした。

しかし、所詮はアナログ録音で4.75cm/sで走行する4mm幅のテープ、最大録音時間も "C-120" で片道1時間(往復2時間)、常用したのは "C-90" だった。
しかし、そこから聴こえる音にも限界があったように思い出されます。

それから四半世紀が過ぎた今、誰でも、こんなに簡単に留守録が出来てしまうなんて、技術革新のお陰があってこそのこととは言え、タダタダ驚くばかりです。

今はアナログ放送の録音再生ですが、既に一部ではデジタルラジオ放送も始まり、音質も含めてもっともっと進化し続けるかと思うと何ともワクワクする気持ちで一杯です。

なお、オリジナルのスペックシートによると、Technical Requirementsは、
Mac OSX 10.3.9 or higher
G4 or high recommended
USB port

これに対して、私の試行では、TigarをインストールしたiBookG3(800MHz)でも全部の機能は未だ試していませんが、基本的には問題なくラジオが聴けていて、長時間の録音でもしない限りストレスなくリスニングが出来ると思われます。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
以下に、New Releaseを引用しておきます。

"radio Shark 2" は、Macで音楽、ニュース、トーク番組、スポーツなど、ラジオ番組の受信、録音が可能なUSB対応FM / AMラジオチューナーです。ラジオ周波数は、付属のソフトウェアを使ってスライダーやマウスのスクロールホイール、キーボードの数字入力で簡単に設定できます。FM周波数は76.0〜90.0MHz(日本)、または、87.5〜108.0MHz(海外)、AM周波数は530〜1710kHzの範囲でラジオ番組を受信できます。

よく聴くラジオ局は、ラジオ局名、URL、電話番号、ジャンル、アイコンなどの情報とともにお気に入りに追加して素早く呼び出すことができます。その他にもイコライザ機能(プリセット作成可能)により、音楽のジャンルやトークの種類に合わせて音質を変更可能です。

また、受信中のラジオ番組を自動的にバッファし、放送中に時間をさかのぼって聴き返すことができる、タイムシフト機能が搭載されています。これにより、録音同時再生しているラジオ番組を一時停止したり、巻き戻しを行い、聴き逃した場面を再生することが可能です。

さらに、受信したラジオ番組は、AAC、または、AIFF形式でハードディスクに録音保存できます。オプション設定により、録音したラジオ番組を自動的にiTunesのプレイリストに追加できるため、録音終了後すぐにiTunesで再生したり、タイトルやアートワーク、マイレートなどの追加、管理も行えます。録音したラジオ番組は、iTunesからCD-Rなどのメディアに焼いて管理できるほか、iPodに転送すれば、通勤、通学中など外出先でも楽しむことができます。

また、外出など不在時でもラジオ番組の予約録音ができる機能も付いています。予約録音は、ラジオ周波数、日付、開始時間、終了時間で設定できます。毎日、毎週、曜日などによるリピート予約も可能なため、平日月曜〜金曜に毎日放送されているレギュラー番組や週1回の番組などの予約録音が可能です。聞き逃したくないラジオ番組を予約録音しておけば、iTunesなどのサウンドプレイヤーを使って好きな時に聴くことができます。

コンピュータとの接続はUSBケーブル1本で、電源供給もUSB経由で行うためACアダプタやバッテリーは必要ありません。 "radio Shark 2" 本体には美しく光るLEDが付いており、色の状態でラジオ受信中、録音中の動作状況を確認することができます。

製品には、FM / AMラジオの受信、録音などを行う「radio SHARK ソフトウェア」の他、Dashboardでもラジオ局の変更などの操作を行える「radioShark Widget」(Mac OS X v10.4以降)、インターネットラジオをiPodに直接転送可能な「iFill」、Griffin製品やアプリケーション間の連携をカスタマイズできる「proxi」が同梱されています。

【製品特徴】
・MacでFM / AMラジオが聴けるUSB対応FM / AMラジオチューナー
・FM周波数 76.0〜90.0MHz(日本)、87.5〜108.0MHz(海外)で受信可能
・AM周波数 530〜1710kHzで受信可能
・スライダーやテンキー、マウススクロールで簡単に周波数設定が可能
・よく聴くラジオ局を登録してすぐに呼び出せるお気に入り機能
・ジャンルなどに合わせて音質設定が可能なイコライザ機能搭載
・聴き逃した場面をさかのぼって再生できるタイムシフト機能
・受信中のラジオ番組をAAC、AIFFで録音可能
・不在時にラジオ番組を録音できるスケジュール予約機能
・毎日、毎週、曜日など、リピート予約録音も可能
・録音ファイルを直接iTunesのプレイリストに追加可能
・iTunesからiPodに転送すれば外出先で録音したラジオ番組を楽しめる
・ラジオ受信時、録音時の状況を確認できるLED搭載(ブルー/レッド)
・Macにマッチするスマート&スリムデザイン
・radio Shark 2を離れた場所に設置できるUSB延長ケーブル(約100cm)付属
・受信感度が安定するFM用アンテナケーブル付属
・コンパクトで使いやすいインターフェイスの「radio Shark for Mac」付属
・「radioShark Widget」などのボーナスソフトも同梱
・日本語クイックスタート(弊社Webよりデータでダウンロード可能)

【対応OS】
Mac OS X v10.3.9以降

【録音フォーマット】
AAC(64、96、128、160kbpsから選択可能)
AIFF(44.1kHz)

【ラジオ周波数】
FM:76.0〜90.0MHz(日本)、87.5〜108.0MHz(海外)
AM:522〜1710kHz

【付属ソフトウェア】
radioShark ソフトウェア(ユニバーサルバイナリー版)
radioShark Widget(Mac OS X)
iFill
Proxi

本体サイズ:約49(W)×180(H)×100(D)mm
   重さ:約250g

2007年8月17日金曜日

受信周波数と周波数表示が一致しない? FM/AMラジオチューナー "radio Shark 2"

Griffin Technologyの "radio Shark 2" は、マックにUSB接続でラジオが聴けるFM/AMラジオチューナーです。

セットアップも簡単で直ぐにAM/FMラジオの放送を受信出来ました。
  
東京では、FM放送は東京タワーから送信されていて、我が家までは2km足らずの距離、鉄筋の集合住宅ですが部屋の何処でも良好に受信出来ました。

それも、このFM/AMラジオチューナーだけ、外部アンテナなど不要です。受信出来るFM局は、


76.1MHz Inter FM
80.0MHz Tokyo FM (ex FM東海)
81.3MHz J-WAVE
82.5MHz NHK FM

東京で終日良好に受信できるAM局は、
594kHz NHK東京 第一放送
693kHz NHK東京 第二放送
810kHz AFN (ex FEN)
954kHz TBSラジオ (ex ラジオ東京)
1134kHz 文化放送
1242kHz ニッポン放送
1422kHz ラジオ日本 (ex ラジオ関東)

以上のFM/AM局はいずれも電波が強く、特にFM局はラクラク受信出来ます。一方、AM局は、流石に部屋の中では雑音にかき消されそうですが、窓際に "radio Shark 2" を移動すれば良好に受信出来ました。

FMは付属のアンテナを繋いでも大きな変化は見られません。恐らく東京タワーから近いので、電波が強すぎて効果がハッキリ確認出来ないと思われます。しかし、このアンテナはFM専用でAMの受信には役立ちません。

AMを受信する時に "radio Shark 2" を手に持って回転させると受信音が大きくなったり小さくなったりするのでバーアンテナか?と思っていましたが、本体上半分の三角形部分にアンテナ用の銅線がFM用は一回、AM用は十回ほどループ状に巻いてある様です。

それ故、AMの受信では、放送局によって、本体を右とか左に回してみると良好な受信が出来る可能性があります。ただし、外部アンテナを接続するように出来ていません。

余談ですが、深夜にたまたま "1314kHz" に合わせたところ "ラジオ大阪" がフェージングを伴いながらもシッカリと聴こえビックリ、受信環境を整えれば地方局も受信出来ると思われます。

ここまでは良かったのですが、横浜エフエム放送の "84.7MHz" にダイアルを合わせてみると、凄くノイズっぽい受信音。

都内からは距離があるせいか?と思いつつ "0.1MHz" 上の "84.8MHz" にしてみると、何とこちらの方が雑音を抑えてクリアーな受信音に感じられました。

それで、在京のFM局に付いても同じように周波数を変えてみたところ、元々が電波が強すぎて判定が難しく、"0.1MHz" 上の周波数でも同じ様な音質で聴こえ?やはりズレている印象です。

どうも、この "radio Shark 2" はFMの受信周波数帯域を日本向けにローカライズした時のミス?で、受信周波数とその周波数表示が一致せず、"0.1MHz" 分だけ下の周波数を受信しているようです。これって、大チョンボじゃーないですかね?

日本製の小型ラジオの殆どがPLLシンセサイザー方式のデジタルチューニングですが、周波数表示と受信周波数が異なっていたら、それこそ、おお事ですね・・・ "radio Shark 2" もアナログチューニングだったらバレなかったのに?

早速ながらネットで検索すると同じ様な経験をしている方も居られるように読み取れ、どうも、私だけではないようです。
メーカのGriffin Technologyから未だ公式見解が出ていない?ようですが、こんな欠陥製品?を、ほったらかしにしておく積もりなんでしょうか?

2007年8月16日木曜日

マックで聴けるFM/AMラジオチューナー "radio Shark 2" をゲット その2

マックにUSB接続でAM/FMラジオが聴けるGriffin Technologyの "radio Shark 2" ですが、そのパッケージは輸入品に多い透明プラスチックによる密閉型です。これをこじ開けるのは一苦労、今回は固いモノを切るに適した洋バサミで周囲を切り取り落とし何とか取り出しました。


出てきたモノは、ふかヒレの様なFM/AMラジオチューナー本体、ドライバやユーティリティが収められたCD-ROM、それに二つ折りの超簡単な英文の説明書と唯一和文の製品保証書、あとは、60cmほどの外部アンテナと1m延長用のUSBケーブルです。

和文の製品保証書の裏面に、和文の取扱説明書はダウンロードするように記されていました。

早速、eMac(Desktop Mac)で指定のURLへアクセスしたところ画面が殆ど白紙状態にアレアレ?・・・
Mac OS9.2.2では受け付けないようです。

それで、やむなく、起動ディスクを切替てMac OSX(10.4.3)で再度アクセスし、何とかダウンロード画面に辿り着きホッとしました。

ダウンロードは直ぐに終わり、そのままアイコンをダブルクリックすると、データはPDF形式でしたが、ビュアーとしてアクロバットリーダーではなく「プレビュー」が先に立ち上がりました。

オンラインマニュアルなんて、大抵が無味乾燥なテキストデータが延々と続くのが今までの私のイメージでしたが、これにはビックリ。
要所要所にはカラフルな画像入りのマニュアルで、単なる翻訳文ではない親切丁寧な記述に、迷うことなくセットアップ出来そうな予感・・・

早速、iBook G3(Note Mac)へインストールCD-ROMを挿入しました。

eMacのデスクトップにあるオンラインマニュアルの指示に従い、アイコンをクリック。

見慣れたインストール画面が出てから数分、その間にeMacのオンラインマニュアルの画面を横目に見つつ必要事項をクリックして呆気ないほどの時間でインストールは完了。
  
ラジオ本体から出ているUSBケーブルをiBook G3の左脇のUSBコネクタへ差し込み再起動、Mac OSX(10.4.3)で立ち上がりました。

アプリケーションフォルダにある "radio Shark 2" のアイコンをダブルクリックすると、直ぐにFM/AMラジオチューナーの画面がデスクトップに現れました。

チューニングマーカをマウスでドラッグするとデジタル表示の周波数ダイヤルの数字が変わり「82.5」で止めたところ、直ぐに東京タワーから送信の「NHK FM」が聴こえてきて、「やった〜」と独り拍手。

iBookG3のイヤホン端子からMDラジカセに繋いだところ音も良い、並のFM/AMラジオに負けない音質でステレオ感も十分。しかも、予約録音や放送中に時間を遡って聴き返すことの出来るタイムシフトも出来るし、iTunes経由でiPodにもデータを持っていける、これはオモチャじゃない。

それでいて、販売価格はアキバで六千円台から七千円台・・・

2007年8月15日水曜日

マックで聴けるFM/AMラジオチューナー "radio Shark 2" をゲット その1

予約していた "radio Shark 2" をやっと入手しました。マックにUSB接続で聴くことの出来るGriffin Technologyの「FM/AMラジオチューナー」で、前評判ではなかなかの優れモノの様な印象です。

プレス資料ではスペック的に、かなり遊べそうな機能が付いていて、商品名「radio Shark2」、形状が正に「ふかヒレ」みたいなルックスです。

何でこんな形状なのか?はかり知れませんが、マックファンの遊び心を喚起するに十分でしょう。

パッケージは輸入品に多い透明プラスチックによる密閉型で21cm X 15cm位の大きさ。
以前にもLogitechやKensington、MSなど同じ様なパッケージのモノで経験済みですが、このパッケージは前後からの熱溶着で、その接合部分は絶対に剥がせません。
刃物では危険でペンチやニッパーで、こじ開ける様な荒技が必要、一度開封したら元に戻りません。

取りあえず、開封前の姿を撮影しておきました。曲面のある透明プラスチックはストロボの光を(部分的に)カメラの方へ全反射してきて、何度か角度を変えての撮影でした。

この製品のパッケージは全てオリジナル(英語表記)で、前面と背面の合わせて三枚の日本語によるシールが貼られて売られているようです。未だ開けていないので分かりませんが、説明書までオリジナルだと少々面倒かな?っと不安に思っています。

パッケージの右上隅には"PC/Mac" と表記されていますが、日本での販売に於いては"Mac" 専用とアナウスされています。

何故にそうなのか?今は分かりませんが、元々FMの受信周波数はアメリカチャンネルの87.5〜108.0MHzとなっていたのを日本チャンネルの76.0〜90.0MHzにローカライズした時に、"PC(Windows)" 非対応になってしまったのではないかと推測しています。

ネットでちょっとブラウズしてみたところ、非公式ながら"PC(Windows)" 用のドライバ?がどこかにあるような記述もあり、後々調べてみたいと思います。

2007年8月8日水曜日

ラオックスのコンピュータ館へFM/AMラジオチューナー "radio Shark 2" を買いに・・・

秋葉原でコンピュータを扱う店舗では最大級のラオックスのコンピュータ館ですが、九月閉館が告知されていて、残念に思うPCファンも多いことと思います。
立地的にはかなり良い場所で、数百メートル向こうにソフマップの新本館も見える場所です。

土地建物一切が他人に渡るようで、その跡が何になるにせよ私達が知ることが出来るのは数年先の事でしょうか?

春には、マッキントッシュの専門店だった「The Mac Store」もココの三階に移転してきて、その跡はラオックスのアソビットシティとなり、いま思えば店舗の整理統合を模索していたようです。

コンピュータ館としては1990年代初めからここにあって、PCファンが足繁く通い、マック関連の店舗は、その間に何度もこの秋葉原地区のアチコチを移転し続けた経緯もあります。

今日は、マックにUSB接続で聴くことの出来るGriffin Technologyの「FM/AMラジオチューナー」が在庫していれば、即ゲットする積もりで出掛けました。

マックのフロアを二度ほど回ってみても見当たらず、店員に聞いたところ発注しているが未だ入荷が無いとの返事に少々ガッカリ・・・それでも一週間くらいで納品予定と聞いて、取りあえず予約だけはしておきました。

現物を見ていませんがスペック的にはなかなか遊べそうな機能が付いています。商品名は、"radio Shark 2" で、形状が正に「ふかヒレ」です。

ただし、形状と製品の性能に相関関係は全くありませんが、四角な箱に収まっていないところがマック用の周辺機器に必要にして十分な条件です。

しかし、これってPCユーザーには殆ど理解されないところで、一重にマックユーザーが遊び心を持って、自分の世界を作れる領域なんだと私は思います。

radio Shark 2
この "radio Shark 2"、発売元のコトバを借りれば、マックで音楽、ニュース、トーク番組、スポーツなど、ラジオ番組の受信、録音が可能なUSB対応「FM/AMラジオチューナー」です。

ラジオ周波数は、付属のソフトウェアを使ってスライダーやマウスのスクロールホイール、キーボードの数字入力で簡単に設定できます。
FM周波数は76.0〜90.0MHz(日本)、または、87.5〜108.0MHz(海外)、AM周波数は530〜1710kHzの範囲でラジオ番組を受信できます。

よく聴くラジオ局は、ラジオ局名、URL、電話番号、ジャンル、アイコンなどの情報とともにお気に入りに追加して素早く呼び出すことができます。その他にもイコライザ機能(プリセット作成可能)により、音楽のジャンルやトークの種類に合わせて音質を変更可能です。

さらに、受信したラジオ番組は、AAC、または、AIFF形式でハードディスクに録音保存できます。
オプション設定により、録音したラジオ番組を自動的にiTunesのプレイリストに追加できるため、録音終了後すぐにiTunesでラジオ番組を聴くだけでなく、タイトルやアートワーク、マイレートなどの追加、管理も行えます。
また、不在時にラジオ番組の予約録音できる機能も付いています。予約録音は、ラジオ周波数、日付、開始時間、終了時間の他、毎日、毎週、曜日(月曜〜金曜など)などによるリピート予約も可能です。

五月の発売で、今は流通在庫が少ないようですが、今週中には入手出来そうです。使い勝手をアチコチのブログなどで調べるとなかなか優れモノのように思われます。

2007年8月6日月曜日

無線従事者免許証用の写真について適当/不適当の例が示された

総務省の電波利用ホームページに、無線従事者免許証用の写真につい「適当な写真」「不適当な写真」の例がPDF型式で掲載されました。

それによると、無線従事者免許証用の写真について、「無線従事者の免許、訂正、再交付の申請に使用する写真は、無線従事者規則により下記の大きさとなっていますので、以下の「適当な写真例」、「不適当な写真例」を参考に写真を提出してください」と参考事例をたくさんの写真付きで示しています。

数年前に何回目かのパスポートの申請を行った際、申請書の写真を貼付する欄には、脱帽、上半身、背景は無地程度の注意事項しか無かったような気がしていて、こちらは、かなり具体的にOK/NGが分かるような気がします。

しかし、それであれば各省庁とも、免許証の写真の在り方について統一した基準を出せば良いと思うのですが、これも縦割り行政の拙いところでしょうか?

2007年8月3日金曜日

430メガと1200メガ共用のコリニアは入手困難?で

やっと今年の梅雨も終わり、照りつける日差しの中でコリニア・アンテナを架設しました。

訳があって今年の初め頃に撤去していたモノを元の場所へ戻しました。このコリニアはだいぶ前に購入したモノで「430メガと1200メガ共用」のタイプ、今となっては市販品がありません。
  
430メガと1200メガ共用コリニア "U-200"

現在、市販のモノを調べてみると「144メガと430メガ共用」か「144メガと430メガ、1200メガ共用」しかありません。それだけ1200メガの人気がない?ことが分かります。

私自身、144メガにはオンエアーしないので、当時「430メガと1200メガ共用」を買いました。144メガを含めると、自重の増加とアンテナの全長が長くなり、ワタシ的には好みません。

それで今回も年式的には古いモノになりますが「430メガと1200メガ共用」が、再度の登場になりました。本当は1200メガ専用があれば好都合なんですが・・・・

当面はデュプレクサー経由で430メガと1200メガに分波して使うことにしています。430メガは、別にアローラインのGPが既に架設済みなので二波同時送受信をすることになります。

430メガの状況は日々ワッチしているので概ね分かっていますが、1200メガは、だいぶご無沙汰で、都内とは言えウィークデーは閑古鳥が鳴いているかもしれません。

この際、リグ(無線機)を買い換えようかと思って秋葉原の店を回りましたが、1200メガ単独のモノは無くて、既存のオールバンダーに1200メガのオプション・ユニットを組み込む仕様で、予想外に経費が掛かるようです。

アンテナも無線機も気軽には入手が難しく、これでは、この1200メガ帯は、ゆくゆくお上に召し上げられ、他の業務に割り当てられてしまう恐れが無きにしもあらず・・・

2007年8月1日水曜日

ハムフェア2007特別記念局 "8J1A/1" が8月1日に運用を開始

今年も8月25日(土)、26日(日)、東京都江東区有明の東京ビッグサイト西2ホールで、アマチュア無線フェスティバル"ハムフェア2007"が開催されます。

それに合わせて、ハムフェア2007特別記念局 "8J1A/1" が今日8月1日から事前運用を開始しました。
  
私も16時13分に432.960MHzで交信しました。
今日は日本アマチュア無線連盟(JARL)本部からの運用でしたがウィークデーのこともありコールする局も少なく難なく交信出来ました。

JARLからの発表によると、"ハムフェア2007"の会期前の8月1日(水)〜23日(木)の運用予定については、8月1日、18日、19日は東京文京区巣鴨の連盟本部で運用をおこない、他の日は、東京都足立区、稲城市、墨田区、青梅市で移動による運用の予定とか・・・

なお、JARLからの運用予定は以下
8月1日(水)10:00〜16:00 HF帯〜V・UHF帯
8月18日(土)10:00〜13:00 V・UHF帯、13:00〜16:00 HF帯〜V・UHF帯
8月19日(日)10:00〜13:00 HF帯〜V・UHF帯、13:00〜16:00 V・UHF帯

余談ですが、今日8月1日、私自身のアマチュア無線局は開局以来45年目に入りました。プロ・アマを問わず無線局の免許の有効期間は最長でも5年間、私も来年は再免許申請が必要な年になります。



コメント(コメント)

 おひさしぶりです こんにちは。
ハムフェアの季節なんですね、一度は行ってみたい気がしますが、以前よりは情熱が・・・前にも記載が有りましたが最近はEchoLink等の運用ばかりです。ところで平成22年廃止が決定したパーソナル無線だけは実は局免許有効期限が10年です。(制度を作ったが、運用形態が??なんで真面目に免許更新する人が少なく、放置も出来ずおかしな事に10年に延長しました)それでも正規局は最近皆無だと思います。
Posted by  まぐま at 2007.8.2 16:30:12
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そうですね、忘れていました。アドバイスを有り難うございます。
無線局免許状は必要でも、無線従事者免許証は必要ない、まか不思議な無線局ですね。杓子定規な法改正?で、お上のメンツだけ整えている様にも思えますが、私には既に遠い存在です。
Posted by  BlueMac at 2007.8.2 17:21:28
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2007年7月20日金曜日

総務省が1.2GHz帯の周波数割当計画の一部変更案に対する意見募集の結果を公表

1.2GHz帯のアマチュア無線バンドを使用した画像伝送用携帯局の導入について、総務省から公表されました。以下はその要約です。

総務省は、(1.2GHz帯を使用した)画像伝送用携帯局の導入に係る周波数割当計画の一部変更案について、電波監理審議会から原案を適当とする旨の答申を受けました。
また、これに先立ち、周波数割当計画の一部変更案及び電波法関係審査基準の一部改正案に対して、平成19年6月1日か7月2日までの間、意見募集を行ったところ、21件の御意見を頂きました。つきましては、総務省の考え方と併せて公表します。

改正の背景、理由
近年、建築物の眺望撮影、竣工写真撮影、文化財撮影、地震・土砂崩れの被災地の状況把握等に役立てるため、高い高度からの空中撮影ではなく、低い高度からの空中撮影のニーズが高まっています。

このため、低空からの撮影が可能となるよう、カメラや送信機を小型化して、ラジコンヘリコプター等に搭載した1.2GHz帯の実験局により伝送実験が行われてきました。

その結果、画像品質が確保でき、他の無線局への電波干渉も無いことが確認されたことから、今般、実用局として免許するための規定の整備を行うものです。

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日本アマチュア無線連盟の意見
1.2GHz帯を使用した画像伝送用携帯局の導入に必要な整備を行う場合には、次に示す理由により1273MHz から1290MHz の周波数を使用するように電波法関係審査基準で規定して頂たい。

アマチュア無線は様々な電波形式を使用することができます。占有周波数帯幅が数十Hzから10MHzを超えるものまであり電波型式により電力密度は大きく異なります。

様々な電波型式や異なる運用形態による通信を円滑に行うために、アマチュア無線局は、アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」(総務省告示第508号)により運用を行っています。

画像伝送用携帯局とアマチュア無線局のテレビジョンや高速データ伝送の電波は、送信電力密度が同等であり干渉の発生が低いと思われる「テレビジョン、高速データ(占有周波数帯幅9MHz 以上)」の使用区分である1273MHz から1290MHz とするように規定の整備を希望します。

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総務省の考え方
本件無線局の使用周波数については、アマチュア業務の使用区分の状況を踏まえ、これまで実験局向けに割り当ててきた1281.5MHz を引き続き割り当てる予定であり、貴連盟の御指摘事項を満足するものと考えます。

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アマチュア無線バンドの中に二次使用とは言え、業務局の運用を可とする法改正で、当事者としてはあまり気分の良い事ではありません。ただ、現時点でも無免許局の運用が為されている実態があり、法整備によりその運用を健全化しようする物ですが、いずれにしても追認であることに違いありません。

また、これにより無免許による運用が無くなるとも言えず、今後の動向が注目されます。また、一次使用者としてのアマチュア無線局の活性化もしていかないと、今は1.2GHz帯も閑古鳥が鳴いていて、いずれ1.2GHz帯が召し上げられてしまう何てことが、無いようにしないといけないと思います。

2007年7月4日水曜日

ケンウッドから「D-STAR」対応のアマチュア無線用トランシーバーが発売に

アマチュア無線用のデジタル標準方式「D-STAR」に対応し、従来のアナログFM機能も搭載した144/430MHz帯FMモービルトランシーバー2機種がケンウッドから発売になりました。

「D-STAR」は、日本アマチュア無線連盟(JARL)が中心となり規定化したアマチュア無線のデジタル化の標準方式で、従来のアナログ無線通信では実現できなかった新たな楽しみ方を提供しています。

D-STARに対応することで、デジタル化によるクリアで高品位な通話音質で、全国各地に設置された中継器(レピータ)を介して無線機の電波が直接届かない遠隔地との通信ができます。
この中継器(レピータ)はインターネット網により相互に接続されており、北海道と九州といった遠隔地間での通信が可能です。

144/430MHz帯デジタルデュアルバンダー
(送信出力50W) TMW-706S 78,540円
(送信出力20W) TMW-706 73,290円

自局と相手局の間の無線通信経路の途中にインターネット網が介在する通信方式で、技術の進歩や規制緩和のお陰か?こんなことが簡単に出来る時代になった様ですが、アマチュア無線の本質が失われつつあるような気もします。

今までは、アマチュア無線って、自分で電波を発射し、もしかして地球の反対側からでも応答があるのでは?との期待感を持ちつつ試行錯誤しての自己研鑽が原点に有るように思っていたのですが、そんな時代ではないのですかね?

なお、購入するにあたってはケンウッドのインターネットショップ「Kenwood ec direct」へ注文することになるようです。こんな売り方は初めて、これも「D-STAR」の商品化に積極的な某社以外は、そのマーケットサイズを計り兼ねていて製品開発も消極的。正直言って、将来性が見えない段階ではある程度はやもう得ない事かも知れません。

主な特長
D-STARに準拠したDV(デジタルボイス+低速データ)モードに対応
アナログモードで、従来のアナログFM機とも交信可能
144MHz帯、430MHz帯の両バンド切換式に対応したデュアルバンド
118MHz〜999.990MHz(一部周波数帯を除く)をカバーする広帯域レシーバーを標準装備
大型周波数表示でアンバー、グリーン、イエローの3色バックライト対応
512chの大容量メモリ
フロントパネルの分離設置に対応(3.5mケーブル付属)

その他の機能
マイクを標準装備
最大20文字の英文テキスト送信(DVモード)
パソコンを利用した簡易データ通信(DVモード、要PG-5Eオプション)
NMEA準拠のGPS接続可能(DVモード、要PG-5Eオプション)
鉄道無線の受信に便利な空線キャンセラー機能
8段階照明ディマー機能
144/430MHz帯デュプレクサー内蔵
フル/バンド/メモリ/メモリーバンク/バンクリンク/プライオリティの各スキャン対応
9600bpsパケット通信(アナログモード)

主な定格