Translate

2020年4月15日水曜日

シャルラン・レコードって?

昔に集めたステレオのカタログの間にシャルラン・レコードのカタログが一緒に出て来た。
シャルラン・レコード(Charlin DIisques)は、1964年頃、トリオ(後のケンウッド)がレコード事業を手掛けていた頃の直輸入盤だ。
このレコードは、フランスの著名な録音技師アンド・レシャルダンにより企画・演出され、録音されたものである。ディスク大賞、ナショナル・アカデミー大賞など幾多の賞を獲得していて、クリヤーとシャープの音作りには支持者も多いらしい。

当時、日本ではコロムビアやビクターなどの大手があるにも、わざわざフランスからレコードを輸入して如何なものと思った。
しかもクラッシック、毎日、FM放送の音楽番組をエアーチェックしていた頃の自分には全く興味が無かった。先日、気になって「シャルラン」をネットで検索してみたところ未だに根っからのファンがいる様で驚いた。
カタログによると三十タイトル余の30cmLPレコードが掲載されている。
クラシックは演奏時間が長いから二枚組、三枚組もあり、一枚物では2,600円とあった。






AM全盛期のトリオのアマチュア無線機

AM全盛期のトリオのアマチュア無線機(1960年代)
この時代の無線機の多くは完成品と球付きオールキットの併売だった。


9R-59/TX-88Aライン←アマチュア無線局定番のラインナップ
型番_名称_価格
9R-59 通信型受信機 33,000円、球無しオールキット18,500円
SP-5 専用スピーカ 1,950円
CC-6 50Mcクリスタルコンバーター 球無しオールキット  7,900円
TX-88A オールバンド送信機 球無しオールキット21,000円
TX-88 オールバンド送信機 球無しオールキット12,000円←TX-88Aとは全く別機種

オールバンド通信型受信機
型番_名称_価格
JR-60 オールバンド受信機 球無しオールキット  29,900円
JR-200 オールバンド受信機 球無しオールキット 14,500円

受信機用周辺機器
型番_名称_価格
SM-5 プリセレクター・コンバーター 球無しオールキット
CC-2 144Mcクリスタルコンバーター 球無しオールキット 7,900円
VFO-1 オールバンドVFO 球無しオールキット 11,000円

2m&6mバンド送信機
型番_名称_価格
TX-26 2m&6mバンド送信機 球無しオールキット12,000円
VFO-2 2m&6mバンド専用VFO 球無しオールキット 4,990円
2mバンドトランシーバー
TR-2 2mバンドトランシーバー 49,500円
6mバンドトランシーバー
TR-1000 6mトランシーバー27,500円← 50Mc携帯型では一番人気
TR-5000 AM/FMトランシーバー 39,800円← トリオ初の車載機

ディップメーター
型番_名称_価格
DM-6 グリッド・ディップメーター 7,990円

3.5&7Mcトランシーバー
型番_名称_価格
TRH-1 Sky Dream 球無しオールキット 23,300円← トリオ初のHFトランシーバー

SSBライン ← トリオ初のSSB機
型番_名称_価格
TX-388 SSB送信機 59,500円
SP-16 専用スピーカ 3,500円
JR-300S ダブルコンバージョン通信型受信機 64,000円

2020年4月14日火曜日

春日無線工業(TRIO)製の電子計測器リスト

春日無線工業時代のTRIOの電子計測器に関しては、参考する資料が殆ど現存せず発売日を始め具体的な定格や価格などの多くは不明だ。
以下は、春日無線工業(トリオ)発行のカタログ(複数)から引用した。
1950年から1970年頃までに発売されていた製品で、それ以後今日までの製品は含まれない。

以下は、春日無線工業時代から発売、1950年頃?〜
型番_名称_価格
SG-1 6バンドテストオシレーター ST管(6C6-76-12F) 4,800円1954?
CO-301S 1.5MHz/50mV オシロスコープ (トリガー方式)75mmCRT 75,000円
CO-502S 2MHz/30mV オスロスコープ(トリガー方式)130mmCRT 114,700円
CO-505S 5MHz/10mV オスロスコープ(トリガー方式)130mmCRT 152,000円
CO-504 4MHz/25mVオシロスコープ130mmCRT 79,000円
CO-130X 70kHz/10mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 50,700円
CO-130 4.2MHz オシロスコープ130mmCRT 79,000円 1965?
CO-50 100kHz/1V オシロスコープ 50mmCRT 24,500円1955?
CO-75 1.2MHz オシロスコープ 75mmCRT  38,500円 1960?
RS-1 スイープジェネレーター   42,000円 1954?
SG-2 6バンドテストオシレーター MT管(6BA6-6AV6-6X4) 9,500円 SG-1のモデルチェンジ
RS-3 スイープジェネレーター 55,000円
RS-4 3点ピックマーカー付きスイープジェネレータ
WO-1 FM/TV用スイープジェネレーター  29,500円
SG-3 FM/TV用マーカージェネレーター  33,500円
AG-8 CR型オーディオジェネレーター20Hz〜1600kHz 17,800円
AG-10 CR型オーディオジェネレーター10Hz〜200kHz 19,000円
VT-100 オーディオ用真空管電圧計 21,000円
VT-105 オーディオ用真空管電圧計 73,000円
SA-51 サービスシリーズ オーディオオシレーター 13,200円

以下は、トリオ株式会社時代から発売、1960年頃?〜
型番_名称_価格
CO-3K 1.2MHz オシロスコープ 75mmCRT 42,000円 1963?
CO-3KC 1.2MHz オシロスコープ 75mmCRT 21,000円 球無しCRT無しキット
SG-101 VHF-FM信号発生器  202,000円
SG-104 VHF-FM信号発生器   285,000円
SM-102 FMマルチステレオ信号発生器   153,000円
CM-103 高精度微少容量計  491,000円
SA-51 サービスシリーズ オーディオオシレーター 15,000円
SV-50 サービスシリーズ 真空管電圧抵抗計 17,500円
SG-2 6バンドテストオシレータ 13,600円
VT-100A 真空管電圧計(バルボル) 21,000円
VT-101 真空管電圧計(バルボル)  27,500円
RS-6 オシロスコープ内蔵スイープジェネレーター 58,800円
CS-1552 2MHz/30mV 2現象オシロスコープ(トリガー方式) 130mmCRT 111,000円
C0-1530 100kHz/10mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 56,300円

SM-109 FMマルチステレオ信号発生器 53,000円
CS-1553 10MHz/10mV オシロスコープ(トリガー方式) 130mmCRT 85,000円
CS-1554 10MHz/10mV 2現象オシロスコープトリガー方式) 130mmCRT 160,000円
CO-1502 1.5MHz/30mV オシロスコープ 150mm角形CRT 49,900円
CO-1504 10MHz/10mV オシロスコープ 130mmCRT 65,000円
C0-1530A 100kHz/10mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 55,000円
CO-1302 1.5MHz/30mV オシロスコープ  75mmCRT 42,000円1969?
CO-1301 1MHz/50mV オシロスコープ 75mmCRT 27,000円 1970
CO-1301K オシロスコープ  75mmCRT 球付きCRT付きオールキット 22,000円 1970
AG-200 CR型オーディオジェネレーター 20Hz〜200kHz 23,900円
AG-201 CR型オーディオジェネレーター 5Hz〜500kHz 27,800円
AG-250 CR型オーディオジェネレーター 20Hz〜200kHz 57,000円
SG-400 VHF- FM 標準信号発生器117,000円
RS-500 スイープジェネレーター 54,000円
SM-350 FMマルチステレオ信号発生器 199,000円

以下は、トリオ株式会社時代から発売、1970年頃?〜
型番_名称_価格
VT-106/VT-106F 電子電圧計 (バルボル)27,900円
VT-104/VT-104F 電子電圧計(バルボル) 21,000円
AG-202A CR型オーディオジェネレータ 18,500円 1973
VT-108 電子電圧抵抗計 21,500円 1973
SG-402 6バンドテストオシレーター16,000円1973
CO-1303 1MHz/20mVオシロスコープ 75mmCRT 1971?
CO-1303A 1.5MHz/20mVオシロスコープ 75mmCRT 29,500円 1973
PR-601直流安定化電源 25V/1A 23,500円1973
PR-602直流安定化電源 25V/3A 29,500円1973
DM-6 グリッドディップメータ 7,990円1964
DM-800 ディップメータ16,500円 1977
DM-801ディップメータ18,500円
CO-1303D 5MHz/10mVオシロスコープ 75mmCRT 32,000円 1977
C0-1303G  5MHz/10mVオシロスコープ 75mmCRT 38,500円 1978
PR-601A直流安定化電源 25V/1A 33,500円 1977
PR-602A直流安定化電源 25V/3A 39,000円 1977

PR-651 直流安定化電源 18V/1.5A 39,000円
PR-652 安定化電源 18V/3A 49,000円
PR-653  安定化電源 35V/1.5A 45,000円
PR-657 直流安定化電源 35V/3A  90,000円
PR-630 直流安定化電源 ±30V/7A 95,000円

CS-1557 10MHz/10mVオシロスコープ (トリガー方式)130mmCRT 77,000円? 1974?
CS-1351 10MHz/10mVオシロスコープ (トリガー方式) 75mmCRT AC/DC駆動1974?
CO-1505  1.5MHz/20mVオシロスコープ130mmCRT 48,000円
CO-1506  1.5MHz/20mVオシロスコープ 130mmCRT 48,000円
CO-1530A 5MHz/20mV X-Yオシロスコープ 130mmCRT 55,000円
CS-1352 2現象15MHz/2mVオシロスコープ (トリガー方式) 75mmCRT 150,000円 1978
AG-203 CR型オーディオジェネレータ 32,000円 1985

DL-703 デジタルマルチメーター 39,800円 1977

 出典:春日無線工業(トリオ)発行のカタログ(複数)




ケンウッドの計測事業は、1996年、分社化によりその子会社になったが、2002年に他社へ事業譲渡された。その後に設立された新会社により計測事業を継続していたが、十年前の2012年に倒産した。
この時点で、春日無線に繫がる六十余年の計測事業の沿革や歴史も途絶えた。





春日無線(トリオ)の通信型受信機 9R-4Jと9R-42Jの価格?

春日無線工業(後のトリオ)が発売した通信型受信機 9R-4Jと9R-42Jの価格は幾らかだったか?、手元の当時の資料にはこれについて記述が無い、ネット検索でもヒット無し。

発売は1958年(昭和33年)頃、今から六十年前では古稀の方でも当時は小学生で記憶が定かで無いかも知れない。
因みに前のモデル9R-4と9R-42は、この四年前の1954年(29年)に球無オールキット(21,700円)と完成品(32,000円)の両方で発売されている。

外観は似ているが、BFOのツマミが追加されているし、内部では電源回路も変わっている。
一番の変更点は真空管の殆どがMT管に置き換えられたことだ。
どう見ても価格の据置は考え難いが、それにしても、今となっては、何とも決めかねぬ。
なお、後継の9R-59は、1961年に完成品33,000円で発売されている。

追記
9R-4J/42Jは、1958年(昭和33年)中頃に同時発売で、当時のCQ Hamradio誌の製品広告では、球無しオールキッは17,000円であった。前のモデルより安くなっていた。

2020年4月13日月曜日

春日無線工業(トリオ)製のアンプ、ラジオチューナー

ラジオ用の高周波コイルの製造販売で起業した春日無線工業(後のトリオ)は、当時のアマチュア無線家の間では良く知られた通信型受信機 6R-4Sや9R-4/9R-42を立て続けに製品化したたが、時を同じくして、将来の経営の礎になる HiFiラジオチューナーやアンプ、MW/SW2バンドホームラジオなど、いわゆるオーディオ事業に参入した。
それは創業から十年ほど経った頃だが、どの様な製品だったのか?
当時の資料によると型番からして、若く、正しくケンウッドのオーディオの原点になった製品のようだ。

型番_名称_価格
HF-1 可変帯域 HiFiラジオチューナー 完成品 8,330円、球無しキット 5,460円
HF-2 HiFi ラジオチューナー付プリアンプ 完成品 14,700円、球無しキット 8,600円
HF-3 13W 6V6pp メインアンプ 完成品 17,500円、球無し完成品 14,420円
HF-5PM HiFiトライアンプアンプ ジュニヤ(8W) 17,700円 (キットも併売)
HF-6P プリアンプチューナー 完成品 15,400円 (キットも併売)
HF-7 HiFi アンプ 17,700円
HF-8PM トライアンプ 完成品 29,800円(キットも併売)

「トライアンプ」とは、HiFiラジオチューナーとプリアンプとメインアンプを同一ケースに組み込まれた新しい形式のアンプを指す、トリオ独自のネーミングだ。

型番_名称_価格
5M-2 MW/SW2バンドホームラジオ 6,500円 短波放送(NSB)対応
AF-10 FM付きHIFIトライアンプ(10W) 22,900円
AF-20 HIFIトライIアンプ(8W)18,000円
AF-30 HIFIトライIアンプ 29,900円
型番_名称_価格
FM-102 FMチューナー 10,500円
FM-110 チューナージュニア 9,700円 (キットも併売)
FM-100 リアルリステックFMチューナー13,100円
AF-200 AM-FM チューナーチューナー 17,500円
AF-220 AM-FM ステレオチューナー 18,200円
型番_名称_価格
S-45 ステレオステレプタ14,200円
W-45 ステレオアンプ 34,500円

なお、「球」とは、真空管のことだが、立て続けに商品化を進めていたことが分かる。
これまでのアマチュア無線用の通信型受信機の開発スピードに比べ、一気に、これだけのオーディオ製品を発売していることは、今にして思えば驚きだ。

推測だが、型番のプリフィックス「HF」は、 High Fidelity(高忠実度、高再現性)を意味してのことかも知れない。

ヤフオクの検索で、HF-1を見つけた。
ツマミがオリジナルとは異なるが、完成品とは別にキットでの発売もあり、最初のオーナーが付けたかも知れないが本来の姿をイメージ出来る。
これが、春日無線工業(トリオ→ケンウッド)が世に出した最初のオーディオ製品なのだろう。

TRIO AM Tuner  Model HF-1 

出典:春日無線工業(トリオ)のカタログ

---------------------------------------------------------------



以下はネットでの検索(未検証)の結果だが、いわゆる孫引きになるので引用不可。
AF-250 昭和36年(1961年) 完成品7,950円 
AF-252 FM/SW/AM 3バンド 昭和38年(1963年) 9,950円
5M-2 中波/短波2バンドラジオ 昭和31年(1956年)
5M-22 昭和32年(1957年) 完成品6,800円
5M-24 昭和33年(1958年) 完成品 6,800円、キット 4,900円
AF-220 AM/FMステレオチューナー 1959年18,200円
AF-30 ステレオトライアンプ 1959-1960年 29,900円
FM-100 FMチューナ 昭和32年(1957年)
REALISTIC T3B(40LX90)  FMチューナー昭和37年(1962年)
FM-110 FM チューナー ジュニア 昭和33年(1958年)
HF-11 HiFiトライアンプアンプ 昭和35年(1960年3月)14,300円
W-45A プリメインアンプ 35,300円
AF-10トライアンプ 1958年 22,900円 1958年
AF-22 トライアンプ 3バンド対応 18,000円?
5M-2 中波/短波2バンドラジオ 6,500円、キット5,770円
W-24 プリメインアンプ

 




2020年4月12日日曜日

トリオの真空管式アンプやFMチューナー

トリオは、春日無線工業からトリオ株式会社へ社名変更した1960年頃を境に、アンプやチューナーなどいわゆるオーディオ分野に一気に進出し、急速にその品揃えを充実させた。
この頃にはどの家庭にも五球スーパーラジオが普及し、真空管の全盛期だった。
1963年、トリオは同業他社に先駆、オールトランジスタ式のAM-FMオートマチックステレオレシーバーをアメリカで発売し好評を得た。
これ以後、アンプやチューナーのトランジスタ化が一気に進むことになった。
以下は、トリオが1960年代前半にラインナップした真空管式のアンプとFMチューナーだが、その後、次々とモデルチェンジしてトランジスタ化を果した。

トライアンプ(真空管式) 
型番_名称_価格
WX-800 AM/FMマルチステレオ・トライアンプアンプ 59,900円
WX-500 AM/FMマルチステレオ・トライアンプアンプ  53,000円
WX-330 AM/FMマルチステレオ・トライアンプアンプ  42,700円
WX-320 AM/FMマルチステレオ・トライアンプアンプ  39,900円
WX-110 AM/FMマルチステレオ・トライアンプアンプ  34,900円
「トライアンプ」とは、AM/FMチューナーとプリアンプを内蔵したアンプを指す、トリオ独自のネーミングだ。

プリメインアンプ/チューナー(トランジスタ式) 
型番_名称_価格
TW-310  ステレオプリメインアンプ 64,800円
TW-80A ステレオプリメインアンプ 28,7000円
FX-7T FMマルチステレオチューナー43,900円

プリメインアンプ/アダプター(真空管式)
型番_名称_価格
W-81A ステレオプ・リメインアンプ 41,000円
W-41 ステレオ・アンプ(出力40W)  25,500円
W-46 ステレオ・アンプ(出力40W)  28,700円
AD-5  FMマルチステレオアダプター 11,200円

チューナー(真空管式)
型番_名称_価格
FX-6A オートマチックFMマルチステレオ  36.700円
FX-46 オートマチックFMステレオチューナー  23,900円
FX-46K オートマチックFMステレオチューナー(球付きキット) 21,700円
AFX-46 オートマチックAM-FMマルチステレオチューナー  28,800円
AFX-46K オートマチックAM-FMマルチステレオチューナー(球付きキット) 17,900円
FX-5 FMマルチステレオ  19,500円
AFX-3 AM/FMマルチステレオ 27,800円
FX-102K FMマルチステレオ・チューナー・キット 13,000円

FMラジオ/PAアンプ(真空管式)
型番_名称_価格
AF-255 FM/AM/SW3バンドFMラジオ 10,950円
AFX-292 AM-FMマルチステレオラジオ 26,600円
PA-45 パブリックアドレスアンプ 22,500円
PA-50 パブリックアドレスアンプAM/FMチューナー付き 34,600円

レコード・プレーヤー
型番_名称_価格
PC-1200 オートステレオレコード・プレーヤー22,900円
PC-300Hプロフェッショナル・ステレオレコード・プレーヤー43,500円
PC-2010 トライオート・ステレオレコード・プレーヤー35,700円
V-45 ムービング・コイル型カートリッジ 9,900円
V-45E ムービング・コイル型カートリッジ 12,000円


出典:トリオの製品カタログ

2020年4月11日土曜日

トリオ、1960年代のアンプ、FMステレオチューナー

これはトリオの1960年代前半のアンプ、チューナーのラインナップだ。

サプリーム・シリーズ
型番_名称_価格
Supreme 1  マルチ・チャンネル・ステレオ・プリメイン・アンプ 173,000円
Supreme 2  フォト・エレクトロニック・カートリッジ 24,800円
テープデッキ
型番_名称_価格
TT-20 4トラック3ヘッド・ステレオテープデッキ 49,800円

ソリッド・ステート・ステレオアンプ、チューナー
型番_名称_価格
KT-7000 ステレオチューナー Crystal/IC 59,800円
KA-6000 ソリッド・ステート・ステレオ・アンプ (実効出力140W)  67,600円
KA-4000  ソリッド・ステートステレオ・アンプ (実効出力80W) 48,600円
AFX-21 ソリッド・ステート・FMステレオチューナー 28,900円
FX-11T ソリッド・ステート・AM/FMステレオチューナー 24,800円
AFX-31 ソリッド・ステート・FMステレオチューナー 23,000円
TW-61 ソリッド・ステート・ステレオアンプ(実効出力50W) 33,900円
TW-31 ソリッド・ステート・ステレオアンプ(実効出力35W) 23,600円

ソリッド・ステート・AM/FMステレオアンプ
型番_名称_価格
KR-170(出力170W)3FET・4IC 86,000円
TW-880(出力80W) 67,700円
TW-510(出力40W)58,300円
TW-360(出力40W) 48,900円
TW-200(出力30W) 38,800円
プロフェッショナル・ステレオ・レコード・プレーヤー
型番_名称_価格
PC-400 42,900円
PC-350 38,800円
PC-300 32,900円
スピーカー・システム
型番_名称_価格
SH-501 38cm&16cmx2 69,800円
SH-502 30cm&16cmx2 52.900円
SH-503 25cm&16cmx2 42,000円
SC-400 38cm&16cm 43,000円
SC-401 30cm&16cm 32,000円
SC-402 25cm&16cm 26,900円
SC-403 38cm&12cm 21,500円
SC-201 30cm&16cm 26,600円
SC-202 25cm&16cm 21,500円
SC-203 20cm& 8cm 16,200円
SC-204 16cm& 8cm 12,500円
SC-205 12cm& 8cm 9,100円
ステレオ・ホン
型番_名称_価格
HS-1 4,500円
HS-2 2,990円
HS-3 2,000円
 (HS-4 モノラル仕様、アマチュア無線用)
フォノ・モーター
型番_名称_価格
400M ベルトド・ライブ・アイドラ・ダブル・ドライブ30cmターンテーブル 19,800円
PC-400 ステレオプレヤー38,500円
PC-300 ステレオプレヤー 28,500円


ソリッドステート・ステレオ(システムコンポ)
型番_名称_価格
ST-9000(出力50W) 149,800円
ST-8000(出力44W) 129,800円
ST-6000(出力44W) 109,800円
ST-4000(出力44W) 99,800円
ST-3500(出力35W) 89,800円
ST-2100D(30W) 82,900円
モジュラー・ステレオ(ミニコンポ)
型番_名称_価格
MT-75(出力44W) 104,800円
MT-65(出力44W) 94,800円
MT45(出力30W) 86,800円
MT-15D(出力30W) 73,800円


出典:トリオカタログ

以下はネット検索で得られたモノで未検証、いわゆる孫引きになるので引用は不可。
KR-170 ¥86,000(1969年頃)
TW-200 ¥38,800(1969年頃)
TW-360 ¥46,000(1967年頃)
TW-510 ¥59,800(1967年頃)
TW-880 ¥67,700(1969年頃)
TW-200 ¥38,800(1969年頃)
TW-360 ¥46,000(1967年頃)
TW-510 ¥59,800(1967年頃)
TW-880 ¥67,700(1969年頃)
KT-7000 ¥61,000(1970年頃)
KA-6000 ¥68,800(1968年頃)
KA-4000 ¥49,800(1968年頃)
AFX-21T ¥28,900(1967年頃)
FX-11T ¥24,000(1967年頃)
AFX-31 ¥23,000(1968年頃)
TW-61 ¥31,600(1967年頃)
TW-31 ¥22,000(1967年頃)
PC-400 ¥42,900(1969年頃?)
PC-300 ¥32,900(1969年頃?)
PC-350 ¥38,800(1969年頃?)



2020年4月10日金曜日

春日無線工業のクリスタルフィルター?

1955年(昭和30年)頃に、秋葉原のラジオパーツ店で貰った春日無線工業(後のトリオ)が発行の製品紹介のパンフレットを今も大事に持っている。

時々、読み返して、往時を懐かしく思い出す。
そのカタログには、高周波コイルやコイルキットなどを始め、アマチュア無線用受信機6R-4S、9R-4, 9R-42 なども載っている。
それらと並んで、クリスタルフィルター T-23X が載っていたが、正直言ってそれまで、見たことも触ったことも無い代物だった。
通信型受信機 9R-4の中間周波トランス T-11を取り外して、これと取替ようと本気で考えていたのか?

1960年代、9R-59でSSBの復調ではとても苦労した経験があるが、あの局発の安定度ではクリスタルフィルターの帯域内に受信信号を安定に維持出来るのは至難の業だろう。

この T-23Xの仕様は、センター周波数は455kc、選択度は可変とあり、価格は4,000円なにがしとあるが写真などは無し。因みに中間周波トランス T-11は880円だった。
この当時、トリオは何を考えていたのか?計りしれないが、クリスタルフィルターを実装したSSB受信機 JR-300Sの登場まで、それから十年もの時間が必要だった。





トリオのTX-88Aはキットだけ発売された

1960年代に定番だったアマチュア無線機は、トリオ(後のケンウッド)製の受信機(9R-59)と送信機(TX-88A)の組み合わせだった。
しかし、このTX-88Aは何故か?オールキットで発売され完成品は無し。

オールキットでは、電気回路を構成するCRとその他の小物部品や実体配線図・配線用の工程表・回路図などが同梱されたが、それ以外の高価な送信管(UY-807)とその他の真空管は自分で用意する必要があった。
それでも、アマチュア無線を趣味とする人達の多くは元ラジオ少年だったから各人各様に知恵を絞り難無く完成させた様だ。

TX-88A
発売から60年余が経った今日、ヤフオクでも多数の出品が見られるが元を正せば全てキット製品だ。
キットから仕上げたモノは当時のオーナーのスキルが丸見え、しかも、自分なりの改造は日常茶飯事で、回路図通りではないから今日にレストアする時にはしばし手が止まることになる。
シャーシー内部の配線で特徴的な事はビニール線の被覆の色だ。
この頃のトリオでは五色配線を用いて、
赤色はB回路
青色はヒーター回路
黒色は、接地回路
白色、黄色はその他の回路
回路別に色で区別していたが、実際にはキット故に各人各様の自己流もあり、必ずしもこの通りでは無いかも知れない。
それにキットでは、殆どがいわゆるイモ半田だ。
プロならば、リード線もCRのリードもラグ板や真空管のソケットの端子の孔に差し込みリードペンチで一回ひねって抜けない様にしてから半田付けするのが当たり前だが、アマの多くは差し込むだけのチョン付けのイモ半田で動作不良の原因だった。

高が半田付けだが、この辺がプロとのアマの力量の差かも知れない。



春日無線工業、最初のMW/SW 2バンドチューナー

春日無線工業(後のトリオ)が発行していた季刊誌(TRIO RADIO CLUB)第12号(短波特集)に、見知らぬMW/SW 2バンドチューナーが掲載されていた。

製品名はHIgh FidelityTunerとある。
外観の写真は不鮮明だが、既に発売しているアマチュア無線用の3バンドプリセレクター(シグナマックス SM-1とほぼ同じと思われた。

コイルキットはトリオの民放用2バンドKC-2と可変帯域の中間周波トランス T-18。
この当時に普及していた五球スーパーラジオとは一線を画したマニアックなチューナーだが、オマケに?マジックアイ付きだ。
この頃に日本短波放送(NSB)が開局し、家庭の五球スーパーラジオで短波付きが必須になってきた。
そして、このNSBは3.925Mcと6.055Mcで放送を開始した。
このラジオチューナーは、NSBは勿論、短波帯では3.5Mcや7Mcのアマチュア無線バンドや6Mc帯、7Mc帯、9Mc帯などの 国際短波放送バンドの聴取に適し、いわゆるBCLとSWLの両方のニーズをカバーした。
更に短波放送の聴取では混信軽減を意図して中間周波トランスの域幅(-3dB)を±3kcと±12kcに切替て高音域の再生と混信軽減を図ったのは無線機メーカーならでの工夫かも知れない。
型番の明示は無いが、1954年頃に発売予告があったが、短波付きチューナーは評価されず?カタログ化は実現しなかった。本来なれば、これが春日無線工業としては最初のチューナーだったかも?